2020年11月29日

【天井打ったのか?】ゴールド急落が意味するもの?


こんにちは。ケロルです。



ゴールドの急落が気になっているので、分析しています。


今週もよろしくお願いします。



ゴールドと実質金利の関係性を考える!


アメリカの実質金利と相関してきたゴールドですが、ここのところ短期的な相関性が崩れ、急落しています。


下のチャートは、2019年末からのゴールド実質金利を示しています。

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ここでゴールド下落の原因を探ってみましょう。


可能性は大きく2つです。


前回のブログで詳しく書いていますが、現在がA場面なのか、★のような場面なのか、というのが重要です。


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現在がAのように、景気循環が回復に向かいつつも、まだまだ金融緩和の途中で、これから実質金利がどんどん下がっていく場面であれば、


ゴールドの調整は「一時的」ということになり、週足ストキャスティクスも売られすぎを示しているので、ゴールドは今が「買い場」ということになります。


一方、チャートの場面だった場合・・・つまり大天井のレンジ圏に入っている場合です。


約2年弱の天井圏のレンジをやった後に、量的緩和の縮小が行われ、ゴールドは大暴落しました。


当時のゴールド価格と、実質金利との関係性も見ておきましょう。


先にゴールドが天井を付け、その後も実質金利は低下が続きましたが・・・・

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2013年の実質金利急上昇を受け、ゴールドは暴落しています。


今回も、コロナショックの影響はリーマンショックよりも短いものとなれば、2年後くらいの量的緩和縮小を織り込み、


既にゴールドが大天井を打って高値圏のレンジに入った可能性は十分にあります。


また、今後アメリカの大統領が誰になっても、国債増発による財政出動が予想されます。


その規模は1兆ドル超となる見込みですが、FRBはそれらを全額すぐには買えないでしょう。

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FRBは資産バブルを起こさないように、ゆっくりとしたペースで市中から国債を買っていくと思われますが、


そうなると債券が供給過多となり、名目金利も実質金利も、上昇してしまうリスクはあります。


そのようなリスクも、ゴールドの投資家が意識し始めているのかもしれません。



ということで戦略は・・・


ゴールドが仮に天井圏の大きなレンジに入っているとしても、このまま一気に下落するわけではないと思います。


金融緩和の縮小はまだ当分先だからです。


長期の積み立てとして、今25オンスほど持っていますが、だいぶん平均コストが低いので、このまま長期積み立て自体は継続したいです。


ただし、高値を更新できないリスクは高まってきていると思いますので、スウィングで買いで勝負する場合は、反発局面で早めの利食いを意識したいです。


また、実質金利と乖離して下がっている場面なので、ショートも怖いです。

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ショートはやるとしてもごく短期で考えたいですね。




目先の日経平均・・・!?


日経平均強いですね。無敵でしょうか。。


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歴史的な水準に到達していますが、まだ安易に売っていくのは避けたいです。


少し短期になりますが、だいたい過去しっかりした上昇トレンドは35~45営業日程度です。

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この後もう少し上昇したら上下が始まり、12月中旬に高値を付けてレンジになるのが、最も可能性の高いパターンです。


来年のリスクは、途上国の財政危機だと思いますが、大きく見ればコロナからの回復サイクルがまだ継続するため、、来年も調整したところは買いなのかなあ・・・。


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2018年初から2020年3月まで、約2年間の調整サイクルも終わったことなので、上昇サイクルも意外に息が長くなるかもしれません。


来年のパターン分析はまだ後日じっくりやりたいと思います。



本日の内容は以上です。


いつもお読みいただき、本当にありがとうございます。


今週も無理せず人生を楽しんで行きましょう~。




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keroinvestment at 10:38|PermalinkComments(0)日経平均分析 | マクロ経済

2020年11月22日

【米国金利がカギ!?】次なるチャンスと投資戦略


こんにちは。ケロルです。



先週は景気循環と株価指数との関係性を中心にお話しました。


今週は少しほかのプロダクトに話を広げたいと思います。


今週もよろしくお願いします。



世界の市場動向を握る米国金利


景気循環はすでに回復期に入っていますが、以前から申し上げている通り、米国金利の上昇はゆっくりになっています。

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バイデン氏、トランプ氏のどちらが大統領になったとしても大規模な追加財政が見込まれ、景気に回復も加われば、金利は上昇すると予想するのが普通ですが、


多くの人が金利上昇を予想し、そこに備えた米国債先物のショートポジションをとっていたので、逆に金利上昇が抑えられたのだと思います。


この点も以前のブログでの予想通りでしたね。


また、大統領がなかなか決まらないことに加え、コロナ感染者が急増しロックダウンする地域が再び出てきたことも金利上昇の妨げになっています。


短期的には株価指数も年末~2021年1~3月期は調整しやすいと考えています。




とはいえ、日米の景気循環は最悪期を脱し、元の小さな在庫循環に収束していく方向です。


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また前回・前々回のブログでも詳しく書いた通り、今回の在庫循環では、大きく「好況期」に振れることは難しく、金融引き締めへの転換もすぐにはないだろう、と考えています。


それではここから、いろいろな市場を見ていきますよ。



景気回復局面と金利のパターン


2008年リーマンショック以降の米国金利です。


無題


A、B、Cの3回、在庫循環の回復サイクルがあり今回が4回目ですが・・・2009年のリセッションからの回復局面で、それぞれ以下のように推移しました。


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A  2010年は量的緩和が継続されました。

B 2013年は、量的緩和の縮小が検討され始めました。

C 2016年後半は、トランプラリー後利上げが再開されました。
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今回はどうでしょうか・・・?


おそらくAのように、政策変更が伴わない景気回復局面であり、まだ積極的に量的緩和が継続すると、まずは考えたほうがよさそうです。


というか、長い10年サイクルの中で、短い3,4年サイクルごとにA、B、Cと徐々に金融政策が引締められていくのが普通です。



それでは、A、B、C各場面におけるそのほかのマーケットも見ていきましょう。


景気循環に敏感な 金融株。8306三菱UFJです。


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うーん、金融政策の引き締めを行ったB、C では大きく上昇していますが、


Aではパフォーマンスはいまいちですね。


歴史的にも安すぎるバリュエーションかつリーマン後よりも政府が株式を支えることに真剣なので、長期投資では買い場なのかもしれません。(私も少しずつ買っています。


ただし本格的に銀行株が大上昇するのは、金融引き締めを伴う好況期であり、今回も目先すぐには大上昇には至らず、、B、Cほど上昇はしないとみています。



同じく景気循環に敏感な製造業株。6448 ブラザー工業。



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明確に3,4年の在庫循環と連動した動きになっています。


こちらもサイクル的に、買い場なのかもしれません。


ただ金融株と同様に、金融政策の引き締めを伴うB、Cの時の方が大きな上昇が期待できるようです。


ここまで軽くまとめると


バリュー株(=循環株。金融、製造業など)は長期的にはとても安いので買ってもよい、むしろここまで上がりすぎた銘柄よりは、上昇余地が大きいと思います。


長期的なポートフォリオには入れたらよいと思います。


ただし、まだ短期間でバリュー株がガンガン爆上げする相場でもない、という感覚を抱いています。



次にゴールドです。

こちらもA、B、Cの場面で考えています。


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もし現在がAのような政策変更なし、の景気回復局面なのであれば、ゴールドは期待インフレ率の上昇により、まだ上昇の余地があるといえます。


ただ後ほど述べますが、ゴールドの上昇を期待する人が多いので、逆にリスクシナリオも考えておく必要はありそうです。



ドル円も見ておきますね。


米ドルの実質金利が低下する局面ではゴールドが上がり、米ドルが下がります。


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つまりゴールドとドル円は逆相関で動きやすいということです。


今回は景気回復局面が継続したとしても、Aに近い状況とみているため、少しずつだらだら下げる可能性は高いです。


実質金利差も、米国金利をFRBがコントロールし、日本のインフレ率も上がらない以上、大きく円安ドル高方向にはいかないでしょうね。。


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ではリスクシナリオは?



以上の分析は、2021年が「3,4年サイクルの好循環期であること」や、「景気回復でも政策引き締めがないこと」を前提にしてきました。


可能性は低いですが、もし前提が異なってきた場合も考えておきます。



リスクシナリオ(可能性低めだが・・)

(1)2021年株式のバブル化、2021年後半に量的緩和縮小示唆。

株式が2021年バブル化する可能性はそれなりにあると思います。指数や成長株は長期のポートフォリオに入れておくべきだと思います。


株式がバブル化した場合、政策は引き締めに動くはずなので、短期的にはゴールドや長期債券はとても危険です。


景気が下振れするとアメリカ政府はすぐに緩和にかじを切るため、長期的にはゴールドや長期債券は持っておくのは良いことで、短期的な時価変動に耐えられるポーションにとどめるのが大切です。


ドル円は底堅く推移しますが、通貨はいずれにせよ長期ポートフォリオとしてはあまりお勧めしません。


(2)先進国で急激なインフレ、悪い金利上昇

正直これはかなり可能性低いと思います。


私は1990年前後のインフレ時代をディーラーとして経験していないので知りませんが、実際にこうなるとかなり難しいですね。


それはその時の「実質金利」がどうなっているかを見る必要がありますね。


名目金利が上がっても、インフレ勘案後の実質金利が変わらないまたは下がっている状況であれば、株やゴールドを選好すべきですし、


名目金利がインフレ率以上に高くなるのであれば、債券を買えばよいです。


なお今回のリスクシナリオには、この後またすぐにリセッションに陥るシナリオや、先進国の財政懸念が深刻化するものは入れませんでした。


そのあたりは次回以降に検証していきます。


先のことは分からないけど、イメージトレーニングしておくことは重要ですね。



本日のまとめ:

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・2021年のメインシナリオは、A「景気回復+政策引き締めなし」。


・バリュー株最強相場にはならないが、長期目線ではバリュー株も買える。


・メインシナリオではゴールドはまだ買える、ドル円は軟調継続しやすいが、リスクシナリオも一応イメージしておく。

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では、次回のブログではまた株価指数の短期パターンや戦略を考えていきましょう。



本日の内容は以上です。


いつもお読みいただき、本当にありがとうございます。


今週も無理せず人生を楽しんで行きましょう~。




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keroinvestment at 15:04|PermalinkComments(0)日経平均分析 | マクロ経済

2020年11月15日

【相場はいつまで上昇?】サイクルから戦略を考える!


こんにちは。ケロルです。



日経平均は過去3年弱のレンジを突破し、26000円に迫る勢いです。


相場はまだ上昇するのか?本日は景気サイクル、ポジションを中心に、様々なプロダクトを見ていきます。


今週もよろしくお願いします。



市場は日本株にアンダーウェイトだった・・・



先週の日本株は ファイザーの新型コロナウイルスワクチンの治験が 良好だったニュースを背景に 暴騰しました。

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過去の2万円から24000円の レンジを大きくぬけ26000円に迫る勢いです。


先週のブログでも、現在景気サイクルは回復期に さしかかっていることから、中期的には支えられる可能性が高く、


日足の「基準線」を割れない限りネットポジションは買いに傾けておき、新規玉も買いで回転すると申し上げてきました。


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ここまで一気に上昇するのは正直予想外でしたが、買いにポジションを傾けていたため、結果的にはうまくいきました。


なお前回のブログでは中期的な相場についてかなり詳しい分析をしているので、まだお読みでない方はぜひご覧ください。





このタイミングで大幅上昇した背景としては、やはり投資家が日本株を買えていなかったことが大きいです。


2020年11月のQUICK社アンケートによると、機関投資家が日本株を「オーバーウェイト」と答えた機関は25%

「アンダーウェイト」と答えた機関は22%でした。


ようやく強気派が弱気派を上回ってきたところですが、歴史的に株価のピークはオーバーウェイトが50%超~60%となったところです。


まだ日本株の投資家ポジションは歴史的に見れば積みあがっていないみたいですね。。。


海外投資家は今年になって現物株を5.4兆円、先物を4.2兆円売り越しています。


また、長期的に海外投資家の現物株保有は、アベノミクス前の水準に戻っています。

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買い支えているのは言うまでもなく日銀・・・

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大きく株価は上がりましたが、ポジションの観点からも、まだ中期的な大天井とは見ていません。



景気循環や政策の観点


これは先週のブログで詳しく書いたので、今週はさらっと流しますが、

OECD景気先行指数の10月分が更新されたので見ておきたいです。


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日米の景気先行指数は「回復期」、つまり回復方向に勢いづいています。


ただし、日米に関しては長期の景気先行指数の平均値を超えて、「好況期」に向かうにはまだ時間がかかる可能性が高そうです。


なお景気先行指数のなかでもより先行性の高い中国は、すでに「好況期」に突入しています。

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2018年初からの在庫循環も一巡したことで、力強さを増しています。


いずれにしても、現段階では以下と考えています。


(1)景気先行指数は明らかな回復基調を示しているが、


(2)日米の金融政策が明らかな引き締め方向に転じるほど、今回の回復サイクル(~21年末位を想定)で景気が過熱する可能性は低い




徐々に予想EPSの上方修正も入るか?


ちなみに現状は日経平均PERは23倍程度となっており、かなり高い水準です。

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ただこれは、日米のマネタリーベースとの相関性を見ると説明がつきそうです。


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また、景気先行指数の回復が進んだ後は、中央銀行がマネタリーベースの増加幅を抑えてくることでPERは頭打ちになりやすいのですが、


企業の予想一株利益(フォワードEPS)が上方修正されていくことで、業績主導の株価上昇になることが多いです。


これが来年起こるであろうことだと思います。



短期・中期の相場見通しと戦略


私も日経平均が上抜けた後は、26,000円近辺を意識していたので、短期的にはいいところまで来たな、と思っているのですが、、


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2016年のトランプラリーの時のように、下記チャートAまたはBのような状況を予想しています。


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このまま上下1,000円強のレンジを形成していくか、それとももう一段上がった後に調整となるのか、いずれかのパターンが濃厚だと考えています。


ただいずれにせよ、トレードの作戦としては今のものを維持してよいと考えています。


ロングは少しずつ減らしていますが、

①ネットロングは継続し

②基準線割れからはヘッジを入れていきながら、

③調整局面では押し目買いも狙います。



リピートIF DONEではまだ買い回転のみです。



なお中期的には、2022年初くらいまでの相場を想定しつつ、来年2021年1-3月期は値幅調整を予想しています。

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ドル円・ゴールドは景気循環と実質金利を見る!


ドル円についてお問い合わせが多かったので私の意見(ポジショントークですよ)を書いておきます。


通貨、特にドル円は実質金利差に影響を受けると申し上げてきました。


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現在のドル円の理論価格は85円程度であるため、ドル円も下げ余地はあるのですが・・・


景気先行指数の回復傾向が鮮明なため、アメリカの実質金利が下がりにくい状況になってきたことや、


現状の投機筋ポジションが「ドル売り」「円買い」の方向に偏っていることから、なかなか下がりづらい状況です。


したがって、安易なポジションは持たないほうが良いと考えています。


株、特に株価指数の場合は、長期的には買いが有利なため、リスク管理をしておけば何とかなりますが、


通貨の場合、長期投資という概念はあまり有効ではないため、時間軸の短いトレードか、気にならない量でポートフォリオ分散、リピートI FDONEするという程度でしょう。



また、ゴールドもドルの実質金利に連動しています。


今後は上記の通り、実質金利はまだ急上昇する局面ではないですが、低下もしづらくなってきていることから、ゴールドも上値は重くなりやすいと思います。


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ただ長期的には、マネタリーベース増加の恩恵を受けられ、どこかで急激なインフレーションになった場合のヘッジとしてもかなり有効なので、


引き続き長期の積み立てでポートフォリオには加えておきたいと思います。





本日の内容は以上です。


いつもお読みいただき、本当にありがとうございます。


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keroinvestment at 11:22|PermalinkComments(0)日経平均分析 | マクロ経済

2020年11月07日

【大統領選より重要なこと】マクロ環境を見直そう!


こんにちは。ケロルです。



大統領選挙の結果に対して世間がざわついていますね。


ただ相場と政治とはすこしお互い距離を置いて考えていきたいです。


今週もよろしくお願いします。



ショートカバーがはいったみたい


株式市場は大統領選挙直前から大幅にショートカバーが入って上昇しました。


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米国株の現物株にはロングが非常にたくさん入っていたのですが、


短期的には十分な下落ヘッジも入っていたのでしょうね・・・


日経平均については更に買いポジションが軽かったことから、あまり下がりもせずにそのまま上がりました。
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では、このまま24,000円をサポートにして上昇が継続するのか?


今後の相場を見るためには、しっかりとファンダメンタルズを考える必要があります。


ただ、みなさん大統領選挙の状況について気になっていると思いますので、少しだけ私の見方を書いておきますね。



大統領選挙は民主党の不正があったの?(雑談ベース)


結論から言うと、中期的な相場で利益を上げていくスタイルを取る本ブログでは、あまり気にするべきではないと考えています。


もちろん短期的な波乱要因にはなると思いますが・・・いくら考えても仕方ありません。


様々な「Youtuber」や「(自称)預言者」、「ニュースキャスター」たちは自分の利益のためにポジショントークをしているだけです。


私(カエル)は政治に対して疎いので、中立です。

(私、東大法学部「政治コース」卒なのですが・・・(自虐))



気を取り直して中立的な目線から行くと、


少なくとも選挙結果が裁判になる可能性は極めて高いです。


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特にウィスコンシン州とミシガン州で不正集計があったという証拠ぽい物が出ているらしい・・・


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後は再集計の結果と、最高裁判所がどのように認定するかです。


バイデン氏がそのまま大統領になる可能性は相応に高いですし、不正が認定されてトランプ氏が逆転する可能性も十分にあります。


バイデン氏が正式に大統領となった場合、「緩和」と「引締め」両方の政策を掲げているため、政策の順序によっては市場が落胆する可能性はありますね。。。


また目先的には大統領が決まるのに時間がかかるため、財政出動が遅れる可能性もあります。


ただ再度申し上げますが、相場は短期的には大統領選の話題で動いているように見えて、根本はプレーヤーのポジション繰りや、金融政策や経済環境で動いています。


大統領がどちらになっても、決まるのが多少遅れても、大幅な財政出動は行われます。


私たちは短期的な予測不能の値動きに対しては、適切な「ヘッジ」や「リスク管理」で対応し、

あくまで金融・財政政策、景気循環、チャート、ポジションなどを総合的に駆使した中期的な戦略で臨みたいところです。



いつもの通り3つの観点から!


ケロルが考える相場の分析で重要な3つの要素をもう一度考えます。

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1.景気循環

2.金融政策・財政政策

3.ポジション、チャート

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1.景気循環については、現在日米ともに回復期に入っています。


今日はアメリカで見ますね。

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ただ、ここで注意するべきは、まだアメリカも「好況期」=「中期トレンドの上側」には遠いという事です。


私は、この後すぐに好況期に行くとは思いません。。


今回のコロナショックは、感染症自体は短期的な事象ですし、リーマンショックのようにバブル崩壊ではありません。


ただ勝ち組セクターと負け組セクターの分断が大きく、FRBが気にしている全体的な景気指標の回復にはかなり時間がかかると見ています。


リーマンショック後は、2009年に回復期に入った後も、2012年中までには、ほとんど「好況期」まで戻れませんでした。。


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今回も、このように好況期手前か、片足を突っ込んだくらいで一旦ヘタれてしまう可能性が高いと思います。



このことを踏まえ、2.金融政策に関して過去を見てみましょう。


過去の利上げ局面を図で表しています。

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だいたい、利上げ期間と景気先行指数循環の「好況期」は一致します。


実際に良い指標が出てきてから、利上げが行われるわけです。


1999年の利上げ局面は好況期でした

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2005年後半~2007年にかけての利上げ局面も、好況期でした。

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2013年の「好況期」には、利上げは行われませんでした。

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これはなぜかというと・・・失業率がまだ5%超だったためです。

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ただし、2013年の「好況期」には「QE3のテーパリング」という重要な金融政策の変更があり、実質金利の急上昇と、ゴールドの大暴落が発生しました。

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つまり、「好況期」には何らかの金融政策の引き締めが行われてきたわけです。



少し複雑になってきたのでここまでまとめです。

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1.大統領選挙は気にしすぎない。多少結果確定が遅れても、どちらの大統領になっても、大幅な追加財政は見込める。


2.2020年9月現在、日米景気先行指数は「回復期」だが、「好況期」には遠い。


3.歴史的に、「好況期」には利上げやQE縮小が行われてきたが、今回は近いうちに政策変更は無さそう。


4.株価のバリュエーションは高いが、中期的には株式相場もゴールドもそれなりに支えられる可能性が高い。



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チャートと戦略!



上記の通り、中期的にはまだ株価やゴールド、債券市場は支えられる可能性が高いと申し上げました。


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24,000円台で3回抑えられたあと、4回目のトライですから、抜けるかもしれません。。。


先に25,000円や、年末~年初に26,000円も無くはないです。


ただ3月のボトムから、まともな値幅調整は無く、レンジ調整のみの相場だったため、今後上値が止まった後に値幅調整が入る可能性は考えておくべきです。



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過去、日経平均でブレイクアウトの高値を買ってうまくいったことはほとんどないですからね。。。


とはいえ、ここから急転直下再び景気循環が後退局面に入るリスクも小さ上に、金融政策、財政政策共に期待できるので、


基本はポジションをロングに傾けたままにし、調整が始まって再び日足基準線を割り込む場面ではヘッジショートをしていく戦略です


速い人だと9日線も使うと良いかもしれませんね。


リピートIF DONEでも、基準線を割るまでは100円幅で買い回転のみです。


リピートIF DONEは、年前半の損失を何とか取り戻せそうです。


S&P500も基本的にはなじ戦略です。


来週以降、私の直感的にはショートカバー一巡で少しまた売られるのでは?とは見ていますが、基準線を使って慎重ながらネットでは買いを続けようと思います。


今回の調整局面はうまくヘッジでしのぎながら、押し目買いもできたので利益になりました。


なお、ドル円についてもご意見をいただいているため、次回は為替市場とゴールドなども見ていきたいです。



本日の内容は以上です。


いつもお読みいただき、本当にありがとうございます。


今週も無理せず人生を楽しんで行きましょう~。




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keroinvestment at 23:30|PermalinkComments(0)日経平均分析 | マクロ経済

2020年11月01日

【大統領選後の相場】選挙後は本当に株価上昇?


こんにちは。ケロルです。



本日は、現在の相場を動かしている要因は何か、そして大統領選後の動きについて考えたいです。


今週もよろしくお願いします。



1.波乱の11月相場?


先週の株式相場は結構荒れました。


S&P500は高値から▲10%くらい調整しました。

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この要因は主に3つです。

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①欧米のコロナ感染急拡大

②新規の財政出動はしばらく決定しなさそう

③大統領選挙が予想外の結果になるかも

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いずれにせよ、この時期の調整をずっと当ブログでは申し上げていたので、意外では全くないのですが・・・・これら順番に考えていきましょう。


①コロナ影響

欧州での新規感染者数が急増しています。


特にフランスはすごいですね・・・
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その結果、ドイツではバーや飲食店、娯楽施設を1か月間閉鎖


フランスは1か月間の再ロックダウン


これらの経済影響を懸念して欧州株を中心に、世界的に株価が下落しました。


ただし、市場にとってはコロナは「未知のもの」ではないため、2020年初よりも投資家も落ち着いた行動をするはずです。


更に今回は3月よりも感染者数の割に死亡者数が少ない事もあり、各国、経済影響にも配慮しながら制限をかけていくはずです。

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またECBが追加の金融政策を示唆していることも、株式相場にとっては大きな後押しになります。


いずれにせよ、ここから更に「未知の」コロナ影響や死者の急増が発生しない限り、コロナは「ポジション調整の一材料」と見ておきたいと思います。



②③アメリカの追加財政と大統領選挙

先週のブログにも書いた通り、大統領がすぐに決まらないという懸念が高まっているようです。


RCPの集計によると、獲得選挙人はトランプ氏が226 バイデン氏 312


トラファルガーグループ集計によると、トランプ氏288バイデン氏 250


どちらが勝ってもおかしくないのですが、トランプ氏が投票で勝った場合は、バイデン氏はすんなりと敗北宣言する可能性が高いため、


結局はトランプ氏再選が最も相場にとって良いシナリオだと思います。


トランプ氏が11月3日に僅差で敗れた場合が一番厄介です。


また、選挙結果がゴタゴタとなり年内に追加財政政策が決まらなかった場合は、確かに市場の不安は高まる可能性が高いです。


ただその結果、12月のFOMCで何らかのハト派政策・声明が出る可能性も高く、安易に株式市場に対して悲観一辺倒でもダメな気がします。



2.ここからの相場展開?


上記の通り、コロナ影響はもはや「未知」ではなく、大統領選挙や財政政策でゴタゴタがあった場合も金融政策(量的緩和)の発動があるため、


「中期的には」株式市場も支えられていくと見ています。


中期的な景気循環からも、株価が回復期に入っていると考えています。


(日経平均の長期リズム)
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(日本の景気先行指数)
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ただし短期的な調整はまだ続く可能性が高いのでは?と個人的に感じています。


理由の一つは、大統領選後の追加財政や不透明感後退に期待した米国株の買いがまだまだ大量に入っている事です。


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短期的には日足オシレーターが売られすぎを付けたので、反発しやすいです。


ただし大統領選挙を挟んでいったん戻ったところは、戻り売りも出やすいポジション状況に思えます。

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もう一つ、日経平均を見ておきます。


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短期的なリズム的に、近いうちに日経平均にもしっかりとした調整が発生する可能性が高いと感じています。


投資家のポジションが小さく、日銀の買い入れもあるのであまり大きく下がりませんが・・・


そろそろリズム的に、週足のストーストキャスティクスが売られすぎまで調整する場面がある気がしています。


一方、万一ここから24,000円~24,500円とかの上値を先行して試すようであれば、2021年1-3月期の調整が大きくなる気がします。




3.トレードの作戦は?


日足ではS&P500も日経平均も、基準線を下回っています。

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S&P500に関しては約10%近く調整しており、短期ストキャスティクスも売られすぎなので、「短期リバウンド狙い」+ 「中期的な追加買い」も少しだけ入れていますが・・・


基準線より下で推移していることから、従来のルール通り、ヘッジのショートも断続的に入れています。


日経平均も同じです。

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リピートIF DONEをされている方は、基準線より下では、売り買いダブルが良いと思います。

また玉の間隔はだいたい1%くらい、日経平均で200円、S&P500だと30ポイントの設定でちょうど良いかな?と考えていますよ。


一方で、基準線より上では、間隔を狭めて、買いのみのリピートに戻せばよいでしょう。



本日の内容は以上です。


いつもお読みいただき、本当にありがとうございます。


今週も無理せず人生を楽しんで行きましょう~。




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keroinvestment at 15:20|PermalinkComments(0)日経平均分析 | マクロ経済