2021年05月16日

116回 株価急落!今後どうなる?


こんにちは。ケロルです。


日経平均株価は急落でしたね。今後の株価の展開を本日は考えます。




先に本日の要点:


1.2021年の相場は、2017年ほどは強くならないかも。ただし2015年の様な暴落ではなく、2013年の様な調整を挟みながら底堅く推移する展開も想定しておきたい。


2.相場を当てるのは難しいけど、リピートIF DONEも活用しながら欲張らずに稼ごう。




2013年、2015年、2017年度のパターンか・・・


現在日本は景気先行指数の循環では「好況期」にあります。


この点は年始から想定していた通りでしたね。

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また、景気循環を踏まえ、今年の値動きのパターンとして、2013年、2015年、2017年を参考としていました。


また、年間値幅が今年は7,000円くらいになるのではないか?という見方のもと、


先週のブログでは2017年の様なパターンになるのでは?と申し上げました。


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しかし、先週は2017年の相場には見られなかったような、結構な急落が発生しました。


高値から日経平均は▲10%超の下落となり、2017年途中の調整率を上回っています。


1年間上昇して高値を付けた後ですので、少し心配ですね。

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2015年はどうだったでしょうか?


なんとなくチャートの形だけで言えば似ている気もするのですが・・・

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このパターンですと、もう少し高値圏でもみ合ってから「フラッシュ・クラッシュ」と呼ばれる暴落が発生しています。


ただし現在はこの時とは状況が違うと考えています。


当時の「アメリカ親分」=S&P500株価指数を見てみましょう。


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2015年はすでに利上げが始まっており、その影響ですでにS&P500は上昇が止まっていました。


2021年5月現在のS&P500は、依然としてコツコツと上昇トレンドをけいぞくしていますので、この時とはチャートがずいぶん違いますね。。。


そういう意味では、2013年のチャートは似ています。


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ちょうど今と同じように、FRBによるテイパリング(量的緩和の縮小)が議論されているときでした。


当時のロバート・バーナンキ議長がテイパリングの年内開始を示唆すると、市場はそれを嫌気し、実質金利が約100bpの急上昇、s&P500は約▲7%程度下落しました。


テイパー・タントラムと呼ばれています。


ではこの時日経平均はというと・・・


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アベノミクス初期の期待で上昇が急だった分、調整が大きくなり▲20%超の下落となりました。


日経平均の方がS&P500よりもずいぶん大きな調整となったわけです。



現在の相場はどうでしょうか??


以前も申し上げていたのですが、日本の方がアメリカより弱くなりやすい理由があります。


日本のマネタリーベース増加幅はほぼ0になっています。


日銀総資産と株価



先進国各国で比較すると、アメリカのマネタリーベースが穏やかに増加し続けている一方、日本と中国が頭打ちになっています。


世界の中央銀行総資産



日本の株価は中国の影響も受けやすいため、やはりアメリカよりも株価が弱含みやすいと考えておいたほうがよさそうです。


こう考えると・・・以下のような感じでしょうか??


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・2017年ほど日経平均株価は強くない可能性が高まってきた。


・2015年の様なフラッシュクラッシュが起こるような環境でもまだなさそう。


・強いて言えば、2013年の様に、調整しながらも年末まで底堅い展開になるのでは?


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ここで久々にリピートIF DONEのおさらいです。




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リピートIF DONEを株価CFDでやることをおススメしていますが、ルールをおさらいです。


余裕を持った証拠金で行い、時間をかけてじっくり収益化していくことが大切です。


欲張らずに、控えめのリスクで行えば、誰でも利益を最終的には出すことができますよ。



【基本ルール】

①基準線より上側では、100円刻みで買い回転


②基準線より下側では、200円刻みで売り買いダブル回転


③基準線を下から上にまたいだ時は、買いを1枚追加


④大きく上昇して売り玉が大きく踏み上げられたら、必要証拠金を軽くするために、

適宜買い玉の利益と相殺して売り玉を減らす。


=========



株価は年初の水準まで下がってしまいましたが、リピートIF DONEでは大体私の場合、すでに年始の証拠金に対して+15%以上の利益になっています。


ちなみにリピートIF DONEは欲張らなくても十分に利回りの高い運用ができるので、複利で玉を増やしていくような運用をするのではなく、


利益が出たら出金して現金に換えておいたほうが精神衛生上も良いですよ。


途中ボラティリティが上昇し、証拠金余力が少なくなった時に、利益分の現金を再び入金するという使い方もできます。


おススメは、証拠金1,000万円に対して、年間200~300万円の利益を期待するくらいかな?
と思います。


証拠金は最低200万円くらいからチャレンジできます。


とにかく油断せず着実にやっていきましょう。



本日の内容は以上です。



いつもお読みいただき、本当にありがとうございます。


今週も感謝を忘れず、人生を楽しみましょう~





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2021年05月02日

115回 実質金利を考える!ドル円・ゴールド相場


こんにちは。ケロルです。


前回は日経平均株価の年間値幅をもとに、今年の株価のシナリオを書きました。





今回は、ドル円・ゴールドについても少し考えていきたいです。



先に本日の要点:


1.ドル円が大きく動き要因は「米ドル要因」よりも「円要因」。「円のパワー」が不足しているため、アベノミクス初期のような大きな動きは期待できない。



2.ゴールドは米ドルの実質金利と引き続き高い相関。インフレ率よりも、実質金利を重視した投資を考えたい。長期積み立ては有効だが、途中テーパリング織り込む過程できつい場面がありそう。




景気循環は好況期。2017年に近い?


先週の株価分析では、今年の相場は2017年の好況期と似ているのではないか?と申し上げました。

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また、日経平均株価は通常年間で25%程度動くので、2021年は7000円くらいの値幅になると考えています。


もし年末にかけて秋以降に上昇する相場になった場合は、日経平均高値 34,000円くらいが見えてきます。




では、ドル円やゴールドの相場はどのようになっていくのか?を考えたいです。


前提として、現在は景気先行指数の循環が「好況期」になっています。


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2017年も、同様に2016年12月から好況期に入っており、似たような状況でした。


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まずはドル円です。


2013年以降週足で見ると、好況期に入ってからは大して上がっていません。


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景気が良い時は円安にもなりやすいが、基軸通貨のドルからユーロや新興国通貨への投資が増えるため、ドル安になりやすいという要因もあります。


ただそれ以上に、私は「日本円の要因」がドル円相場にとって最も重要だと考えています。


アベノミクス初期の2013年~2015年は「円安」の力=「期待インフレ率の上昇」によりドル円は大きく上昇しましたが・・・・


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上の図の通り、日本の期待インフレ率は0%~0.3%くらいで長期的に低迷しています。


ドル円というのは、歴史的に「米ドルの力」よりも「日本円の力」により強く影響されてきました。


円高のパワーも、円安のパワーも、ここ数年は小さいため、100~110円程度の狭い範囲での動きが継続しているわけです。


海外投資家も含め、アベノミクス初期の円安はとても強く記憶に残っています。


ただその記憶に引きずられてはいけません。


過去の推移を見てもわかる通り、日本円のパワーがないとドル円は大きく動かないため、あまり極端なことを言う人のことを聞かないほうが良いかもしれませんね。



一応、日米実質金利差とドル円の関係を確認しておきます。


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結構相関性が歴史的に高いのですが、最近は相関性が低下しています。


実質金利差の観点からは円高に振れてもおかしくないのに、それほど円高に行っていません。


やはり、「日本円のパワー」が円安・円高両方向に足りていないわけです。



では今後のドル円はどうなるのか?


まず重要な「円のパワー」については、大きく変わらない、つまりドル円も爆発的には上下しない、と考えています。


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数年単位の話をすると、日本は増税や高齢化による経済停滞によるデフレ圧力が強く、それに金融政策で対抗している構造です。


財政政策と金融政策が拮抗しているため、大きく期待インフレ率が変化する可能性は低いです。


したがってドル円は引き続き「円のパワー」不足です。


一方で、長期的には、円高に行きにくくなった気がしています。


残念ながら、日本経済は諸外国と比べ、相対的に緩やかな衰退傾向にあると思います。


日本円建ての大型ビジネス投資など、徐々に「日本国内のお金の使い道」がなくなってきているわけです。


そのため日本円の需要が相対的に減少していくことで、長期的には日本円はじりじりと弱くなっていくのだろうと考えています。



一方で米ドルの力ですが・・・


アメリカの経済指標は堅調ですね。消費は強く、消費者物価指数も+2.6%まで来ています。


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元FRB議長で、現在財務長官のジャネット・イエレン氏は、昨日「FEDは利上げをしないといけなくなるかもしれない。」と述べたことで、金利は一瞬上昇しました。


ただその後、予想対比大幅に雇用統計が悪い結果になったことを受け、金融緩和が継続する観測が強まり、株価は上昇、金利は低下しました。


確かに非農業部門雇用者数は+26.6万人と、予想の+97.8万人を大幅に下回る結果だったのですが・・・


景気が悪くて雇用が回復していないという事ではなく、パートタイマーが手厚い失業保険を受けられるので、復職を自ら拒んでいることが原因だという事です。
(モラルハザードですね。。)


いずれにせよ実態を見れば、アメリカは消費も急速に回復、消費者物価指数も上昇しており、マクロ環境の回復がかなり進んでいるという認識です。


FRBも今回の雇用統計は悲観的に捉えてはいないと思います。。。


一旦雇用統計を受けてテーパリングが遠のいたと考える参加者は多いと思うのですが、近いうちに、またテーパリング観測が強まる場面があるのではないか?と私は考えています。




アメリカの実質金利を見ると、まだテーパリングは本格的に織り込んでいないですね・・・


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2013年にテーパリングの議論をし始めたときは、実質金利が+2.0%近く一気に上昇しましたが、今回は穏やかな動きになっています。


名目金利が挙げどまっていることに加え、期待インフレ率も上昇していることもあるでしょう。


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ただし、上記でも述べた通り、近いうちにテーパリング議論が再燃する展開が予想されます。


アメリカの金融政策というのは、「実質金利」を意識して行われますので、今後はやはり景気回復とともに実質金利の上昇方向に警戒をしたほうが良いというのが私の考えです。


そのため、ドル円の金利差要因では、やはり円高に振れにくい環境がしばらく続きそうです。



次にゴールドです。


ゴールドは雇用統計下振れを受けて大きく反発しました。


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調整期間が長かったので、買いポジションが軽くなっていたという要因もありそうですね。


今後の動向ですが・・・ゴールドがアメリカの実質金利(上下反転)と相関して動いていることに注目すべきです。


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上記のドル円のところで申し上げた通り、アメリカの実質金利は、やはりこれ以上現在の低水準を続けることが難しくなってくると考えています。


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そうなると、ゴールドは2013年ほどではないにせよ、危ない場面があるのではないか?と考えています。


しばらくは戻りを試す場面が続くかもしれませんが、現在は私も、上昇する場面で買い玉を少し利益確定してポジションを軽くしようとしています。


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とはいえ、長期での積み立ては一定の資産分散効果が期待できるので、大きく下がる場面では少しずつポジションを復元するつもりです。


なお、「ここからインフレが加速するためゴールドが異次元上昇する!」というポジショントークをされる方が非常に多いのですが・・・・


私は異次元上昇の可能性はあまり高くないと考えています。


インフレが加速すれば、債券が売られて名目金利も大きく上昇します。


「名目金利」ー「インフレ率」=「実質金利」ですから、インフレが加速したからと言って、名目金利が上がってしまえば、実質金利は下がらないわけです。


むしろ、インフレ率が上昇する場面ではFRBもマネタリーベースを引き締め方向に動かすため、ゴールドには不利に働きやすいです。


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とはいえ、長期的に見れば、今後もマネタリーベースはリーマンショック前よりはかなり速いペースで増えていくのは間違いないため、


長期のゴールド保有は「一定の分がある」と私は考えていますよ。





本日の内容は以上です。



いつもお読みいただき、本当にありがとうございます。


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keroinvestment at 21:50|PermalinkComments(0)

2021年04月25日

第114回 日経平均年間値幅と季節需給!


こんにちは。ケロルです。


先週は平川さんの話まとめと、私のファンダメンタルズに対する今の見方を詳しくお話ししました。




今週は、再びチャートも見ながら今後の値動きや戦略を考えていきたいです。



先に本日の要点:


1.2021年の日経平均値幅は7000円くらいか。2017年の様に夏場は停滞し、秋に一気に上昇する展開をとりあえず予想。


2.需給的には年金の株リバランス売りは一服か、ただし4月買い越した外人が5月に売り越しに傾く可能性が高い。


3.戦略は今まで通り継続する。スウィングトレードはまだ買い中心の方がよさそう。






日経平均の2021年値幅は7000円くらいか??


なんだかんだ言って、日経平均の値幅は毎年平均で25%くらいありますよね

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今年2021年の年始レベルは27000円くらいでしたので、大体年間の値幅は7,000円くらいかな?と見ています。


もし年始の27000円割れの水準が今年の安値だったとしたら、高値は34000円という事になりますね。


仮に2月につけた30700円が高値だった場合、24000円くらいの安値もあり得るわけですが・・・


現在の景気先行指数が「好況期」にあることも考え、2017年の様な秋に一気に伸びるような相場の方がイメージはしっくりくる気がしますね。


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2017年は夏場まで非常に値幅が小さかったため、「もう一生株価は動かないのでは?」とみんなが思っていました。


が、秋に大上昇し、結局年間では5000円くらい動きました。年始の19500円から25%くらい動いたわけですね。


動かなくなった場合は、そのあといずれ大きく動くことになり、結局は年間値幅7000円くらい行くのではないか?


というのが私の見方ではあります。


一方で、2015年パターンも考えられますよ。

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この年は年央にかけて安値から+25%近く上昇して高値を付け、そのあと夏場に大暴落しました。


2021年も、場合によっては年央までに高値を付け、そのあと今年の安値を付けに行くような大暴落が7-9月期に発生する可能性も「無くは無い」と思っています。


ただ・・・暴落前の天井圏ではボラティリティが徐々に大きくなってくるものですが、今のところボラティリティの優位な上昇は見られないため、


すぐに暴落の可能性は低く、また夏場以降も、この2015年の様な動きになる可能性もやや低いのではないか?という気がします。



まあ年始の段階では、1-3月期に24500円くらいまで調整するのではないか?と考えていたのですが、


そのシナリオがなくなったため、次点として2017年の様なシナリオ(夏まで小動き、秋に爆発)をメインとしたいです。


ま、下のチャートを見ると、下がってもおかしくない気はするのですけど・・・。

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日経平均がS&P500よりも弱い理由は?


直近の動きも見ておきますね。


アメリカのS&P500は史上最高値近辺にいますが、日経平均はやや調整含みな動きになっています。


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TOPIXも基準線を下回って推移しており、日本株全体がやや弱いという感じです。


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もちろんこれはファンダメンタルズ的な要因はあるでしょうね。


アメリカは製造業PMIや新築住宅販売などの指標がとても強く、


また先週はキャピタルゲイン税40%への引き上げは反対多数で難しいだろうという観測もありました。(ゴールドマンは「28%への増税で決着するだろう」との予想。)


一方で日本は、景気先行指数では一応「好況期」にありますが、株を買うヘッドラインには乏しいですね。


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また、日本はコロナウイルスのヴァクシン接種が遅れており、緊急事態宣言が再発動される
事もマイナスに働いているかもしれません。


そもそも日本はアメリカのように消費マインドが高くないので、コロナ経済からの復活も難しいのかもしれないですしね。


とはいえ、ファンダメンタルズが株式相場に与える影響については、ほとんどの場合多数派が間違うため、あくまで参考程度に考えておきましょう。



今気になっているのは、季節的な需給の状況です。


「日本株現物」の投資部門別売買状況を見てみましょう。

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主に年金が大きく売り越していましたね。


年金は株価が上がって、株式が全体ポートフォリオに占める割合が大きくなった場合、株式を売却してリバランスを実施します。


これはある程度機械的に発生するフローであり、かつ1-3月期に売却が行われることが多いです。


ただ直近では若干のプラスになっていますね。リバランスがほぼ終わった可能性もあります。


ちなみに円ドル為替ヘッジ付きの米国債は、GPIF(年金)の運用ルールでは「日本国債としてカウントする」ことになっています。


とても政治的な臭いがするルールですね(笑)


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おそらく直近、米国金利の上昇が続いていたため、GPIFも結構米国債のウェイト(日本国債のウェイトとして勘案)を増やしてきたのだと思います。


その意味でも株売り、債券買いのリバランスはそろそろ一段落したのではないか?と見ています。



なので、年金による株式の売り圧力が後退してくる、つまり株価が下がりにくくなる可能性がありますよね。


ただ年金や日銀は高値を追って株式を買うことはないため、よほど債券が値上がりしない限り、年金による大幅な株のリバランス買いもここからはない気がしています。



一方、海外投資家ですが、今年の4月は例年通り買い越しています。


通常、4月と11月が大きく外国人が日本株を大きく買い越しする傾向にあります。


そして5月は反動で売り越しになることが多いです。


例外として2017年4月は、「北朝鮮の記念日にミサイルが発射されるかもしれない」、という事で外国人が日本株を売り越したため、逆に5月に大きな買い越しとなりましたが、


ほかの年は基本的に外国人は日本株を「4月買い」「5月売り」にしていることがこの10年間はほとんどです。


ここまでで季節的な需給についてまとめて考えると、年金の売り圧力はなくなってきそうだが、外国人がどれくらい5月に売り越しになるか次第、といったところです。



という事で戦略なのですが、やはり日足基準線を使った作戦は継続したいです。


現在基準線の下に位置していますね。


私は29100円でスウィング・ショート⇒28900円、28500円で3分の1ずつ決済し、残り3分の1は持ち越しています。


上記の通り、まだ大きく崩れる可能性は低いと考えているため、スウィングのショートも早めに決済しています。
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基準線を終値ベースで再び超えた場合、ショートは終了、少しスウィングの買いも検討したいところです。


まだ積極的なショートはしない、と申し上げましたが、基準線割れでのヘッジはやはり入れておくべきだというのは変わりません。


転換点というのは、往々にして後にならないとわからないものですからね。


とにかく油断せず着実にやっていきましょう。



本日の内容は以上です。



いつもお読みいただき、本当にありがとうございます。


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2021年04月17日

第113回 (平川さん話まとめ)ファンダメンタルズ特集


こんにちは。ケロルです。


Twitterでは、よく平川さん(現 東海東京証券アナリスト)から聞いた話を呟いていますが、


まとめた情報が欲しいという意見が多かったので、今日は平川さんの話に私の意見も付け加えて、ファンダメンタルズ分析をまとめますね。



先に本日の要点:


1.今年はバブルの終盤か。年末に向けて更なる高値がありそう。


2.4-6月期には中銀の流動性供給、バリュエーションの観点から調整がはいりやすいと見る。


3.金利は株価の大天井から半年程度遅れてピークを付ける。米国10年金利は2022年に2.5%もありうる。




だいたい私と同じ意見ですね。


ちなみに平川さんの予想は、2021年の日経平均のレンジ 27,000円弱~35,000円とのこと。



今年の全体相場がさらに上昇するとみる要因


まず、アメリカの巨額の景気対策が続いています。


リーマンショック時はGDP対比9.6%でしたが、今回はなんと29.3%!です。

アメリカ経済対策



そのうち、給付金のおかげで小売りやレジャーの活動が活発になっていますが、貯蓄に回っている分もたくさんあるようです。


貯蓄に回った分は、将来の消費下支え効果につながると考えられ、景気回復の期間が長くなる要因になりえます。

給付金


また、企業収益(1株当たり利益)の上方修正もまだ継続しています。

業績予想修正



そして、2000年のITバブルと比較した場合の相関性で考えると、現在は下記図の紫四角の部分、バブル相場の最後の半年~1年くらいに似ています。


2000年のITバブル相場:
ITバブル



現在:
KIMG1994



この点についても、当ブログで申し上げてきた、景気循環のリズムと平仄があっていますね。


ちょうど日本やアメリカの景気先行指数が好況期に入ったところですので、


あと半年~1年くらいが強気相場、そのあと大きく崩れるという私のメインシナリオにもあっています。


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一方で、平川さんは4-6月期に一時的にしっかりとした調整が入ると予想していますね。


その根拠としては、主に「中央銀行の流動性供給ペース原則」や「すでに市場が強気になっていること」を挙げています。


この点については私も異存はありませんね。


中央銀行の流動性供給ペース


FRBは引き続きマネタリーベースを増加させています。


財政出動で米国債が大量発行されているため、FRBが大量に米国債を買い続けないと、急激な金利上昇に見舞われてしまうからでしょう。


アメリカマネタリーベース



ただし、中国の流動性供給はすでにピークアウトしているようです。

中国資金調達額


中国のCaixin社が公表しているPMIもピークアウトしていますが、これはアメリカのISM製造業指数にも2,3か月先行するため、


今後中国の流動性供給低下や、指標の伸び悩みを受け、遅れてほかの国の先行指標や株価が頭打ちになる可能性は高いです。



今度は日銀に目を移すと、日銀の総資産3か月前対比はほぼ0、・・・つまり日銀は資産買い入れペースを大幅に落としているわけです。


日経平均がS&P500よりもパフォーマンスが優れない理由はここにもあるようです。

日銀総資産と株価



その結果、中国・日本・欧州・アメリカの4つの中央銀行総資産は頭打ちになっています。


世界の中央銀行総資産



それをうけ、世界12か国マネーサプライについても、頭打ち状態。

マネーサプライ



さらに以下に示す通り、市場センチメントはすでに強気に傾いています。


調整なしにさらにポジションが積みあがる余地は小さいかもしれませんね。



日本の投資家が日本株を「オーバーウェイト」しているという回答が多くなりました。


日経平均ブルベアレシオ



アメリカについても、個人投資家を筆頭にかなり強気に傾いています。


米国投資家センチメント




バリュエーションについても、かなり割高ですね・・・


S&P500の12か月先予想PERは22.5~23倍と、ITバブル時以来の水準です。


また債券利回りー株式利回り の「イールドスプレッド」についても、株式がリーマンショック前以来の割高水準になっています。


予想PERとイールドスプレッド



PERが割高であっても、予想EPS(一株利益)が上方修正されることで、株価の上昇余地はあるのでしょうが、、


いずれにせよ2000年のITバブル時と似ており、バブルの最終局面に近いのではないかと思われます。


下図の紫の四角部分です。

ITバブルその2




最後に金利です。


部金利に先行するCRB基礎素材指数はまだピークアウトしていません。


アメリカの10年債利回りはしばらくは落ち着いているでしょうが、まだ上昇余地があると思われます。

CRB基礎素材価格と10年利回り



銅先物価格の水準との相関性を考えると、アメリカ10年債利回りは2.5%くらいまで今回サイクルで上昇する可能性がありそうです。


銅先物価格と金利


なお、金利は株価に6か月~10か月程度おくれてピークを付けます。


仮に2022年1-3月期に株価が大天井を迎えたとしても、金利やドル円が本格的に下落するのはそのさらに半年後程度あとになる可能性が高いです。


長期債券については、株価の崩壊が始まってから買い始めても十分そうですね。



さて、みなさまどうでしたか??


総じて、今回の「平川さんまとめ」は当ブログの見解とかなり近いものがありました。


一方で、当ブログと違う意見であっても、しっかりとした根拠のあるものであれば、どんどん紹介していきますよ。


ただし、相場のファンダメンタルズ分析と、実際の投資戦略は別です


この点は私自身が投資家、トレーダーの立場から自身のリスクのもとで考えたいと思います。



本日の内容は以上です。



いつもお読みいただき、本当にありがとうございます。


今週も感謝を忘れず、人生を楽しみましょう~





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2021年04月10日

第112回【強気相場はいつ終わる??】


こんにちは。ケロルです。


先週末は勤め先の銀行で大型システムリリースの監督をしていたのでブログが書けませんでした。。



幸い無事に終わりましたので、一安心です。


今週も相場分析という名のポジショントークをしていきますので、よろしくお願いします



強気相場はいつ終わるの??


株式市場は相変わらず堅調ですね。


次のテーマとして、「この強気相場はいつ終わるの??」と気にされている方も多いと思います。


そこで今週は、強気相場終盤で気を付けておく点について考えたいです。



強い指標にポジティブに反応する相場


3月のアメリカ雇用統計が先週発表されましたが、予想対比強い結果でしたね。


雇用の回復ペースが上昇しています。

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また、株価とも相関性の高いISM製造業景気指数もかなりよいですね。

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ただ重要なのは、これに対して株式市場は上昇で反応している点です。



これは景気先行指数が好循環にある時の特徴ですね。


まだアメリカの景気先行指数は2月分までしか発表されていませんが、そろそろ「好況期」に来ているはずです。

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日本はすでに「好況期」に入っています。

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またS&P500のVIXがコロナショック後初めて20を割り込んできました。


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チャートを見ても、S&P500は非常に堅調な動きとなっていますね・・・。


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したがって、「いつかは強気相場が終わる」のは当たり前なのですが、今から逆張りでショートを積み上げるようなことは避けたいです。



では強気相場の終焉をどう見るの?


強気相場の終盤に近付くと、少しずつその兆しが見えてきます。


(1)まずは、良い経済指標が発表されたり、金利が上昇した際に、株価がネガティブな反応を示すことです。


景気が良くなれば、「量的緩和が縮小するかも」、「利上げするかも」という懸念は当然なのですが、


このような心配で株価がネガティブな反応を示すようであれば、株式の買いポジションがかなり溜まってきた証拠でもあり、


暴落のエネルギーが溜まってきたという事も言えるのだと思います。



(2)もっとわかりやすいのは、株価のフラッシュクラッシュです。


最近ですと、2015年8月や2018年2月がありましたね。


2015年8月

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2018年2月

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株価のフラッシュクラッシュは景気先行指数の「好況期」から「後退期」に入るタイミングであり、私たち投資家は頭を切り替えないといけません。


ただし、注意したいのは・・・実体経済の指標はこの時まだ良いのです。


また、金利はフラッシュクラッシュ時にあまり下がりません。


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株価は景気の先行指数であり、金利は一致指数です。


2018年の場合、8か月株価が金利に先行しました。


ちなみにフラッシュクラッシュが発生したときは、


「景気は悪くないから大丈夫だ」「ただのテクニカルな下落だ」「アルゴリズムのせいで暴落になっただけで経済は問題ない」


とか言われますが、フラッシュクラッシュが起こった際は、「景気は大丈夫」ではなくて、「景気に先行して株価が崩れ始めた」と認識しておきたいです。




(3)時間軸としては、好況期は6か月~1年くらいになることが多いです。


日本の景気先行指数は2021年2月に「好況期」に入りましたが、来年の1-3月期には「後退期」に入り、大きく崩れるというのが私のメインシナリオです。


ただし、それまでに需給の弱い時期、今年の7-9月期あたりにも注意を払いたいところです。



後退期が始まったときの対処の仕方


フラッシュ・クラッシュのような激しい下落が起こって「好況期」から「後退期」にシフトした場合の対処はどうしたらよいでしょうか?


みなさまだいたいお分かりだと思いますが、当ブログで常に申し上げている通りです。


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基準線を終値で割り込んできたタイミングでは、ヘッジの売りを行います。


需給が弱くなる7-9月期や、来年1-3月期では、基準線割れで攻めのショートを仕掛けてみても良いでしょうね。


基準線割れが発生した時点ではどこまで下がるかはわかりません。


すぐに基準線を回復した場合はヘッジが無駄になるわけですが、スウィングの場合はそこで買いなおせば多少の損切で済みますし、


リピートIF DONEではかなり回転が効くのでトータルでは利益になります。


また、もしフラッシュクラッシュが起こった場合、あまりにも動きが速いため、途中で売買するのは結構難しいと思います。


慌てて途中でショートしたりするのではなく、突っ込んだところはむしろリバウンド狙い買ったほうが早いです。


25日線乖離率が▲5%を超えたら、500刻みで1枚ずつ買い下がってみよう、とかあらかじめ自分の予算にあった控えめな計画を立てておくとよいですね。


フラッシュクラッシュは下落相場の入り口ですから、AーB-C波動のA波動となることがほとんどです。


だいたいA波動は1-2か月、そのあとB波動の上昇が来ることが多いです。


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ここで油断して、より大きなC波動の存在を忘れてはいけませんね。



ただ今のお話はまだ先のことになるので、まだしばらくは上昇が継続することをメインシナリオと考えて戦略を立てたほうがよさそうですね。



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2016年2月~2018年2月のように、2年間の好循環期中、ずっとS&P500が上昇し続けるような相場もあり得ます。


そのあと、突然前触れもなくフラッシュクラッシュが起こるわけですから、最低限の買い玉をホールドすることで上昇トレンドの恩恵を受けつつ、


やはり今年の7-9月期や、来年の1-3月期は突然のクラッシュに備えて、高値で慌てて新規買いをしない、基準線割れでヘッジは行う、という事を意識したいです。


スウィングで買いを追加するのは、基準線を割った後再び戻した時に限定です。



さて、ここでまとめておきますね。


(1)目先は上昇トレンドが続いているので、下手な逆張りショートは行わない。

買い玉を最低限ホールドし、上昇トレンドの恩恵を受けられるようにしたい。



(2)需給の弱い7-9月期や、来年の1-3月期は大きな転換期になりやすいので注意する



(3)基準線割れではヘッジを怠らない。需給の弱い時期と重なる場合は攻めのショートもよさそう。



(4)フラッシュクラッシュが起こったら転換点だとみるべき!下手に途中から動くよりも突っ込んだところを指値で買い下がったほうが早い。



(5)上昇が続いたとしても、慌てて高値を追って買わないこと!

新規のスウィング買いは基準線を下から上に回復したタイミングでおこなう。






本日の内容は以上です。


いつもお読みいただき、本当にありがとうございます。


今週も感謝を忘れず、人生を楽しみましょう~





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keroinvestment at 20:39|PermalinkComments(0)