2019年01月
2019年01月26日
2019/1/26【使える!簡単!】日経平均トレード手法と今週の戦略
今週は日経平均株価の典型的なパターンと、簡単に使えるトレード手法を紹介します。

週足 ⇒ 日足 の順で見ていきます。
(1)週足の買い場

週足ではどこで買えばよいでしょうか??
見れば明らかですよね。
週足スローストキャスティクスが、終値で25や20を割り込んだ時を転換と見ればよいです。
私の場合、K=15, D = 3 指数平滑 の指標設定にして以下のように考えています。
① 60MA、200MAの両方の上にある時は、終値で25を割り込んだところから買い下がり
② 60MA、200MAの間にある時は、終値で20を割り込んだところから買い下がり
③ 60MA、200MAの下にある時は、終値で15を割り込んだところから買い下がり
ただし、アメリカのリセッション時(2四半期連続GDPマイナス成長)には、逆張りの買いはやりません。(2008年1月~)
2018年12月には、20,000円近辺から、買い下がりのサインが出ました。
私は18900円までゆっくりと買い下がりました。
週足で転換となった場合、その後ボトムから最低で+10%の上昇が見込めます。
このような背景からも、現在は週足のエリオット波動上昇第1波と分析しているわけです。
(2)日足の重要転換サイン
年5,6回出る、日足の重要サインです。正直、トレードはこの場面だけでも良いくらいです。


2018年前半ですが、重要サインが出ていますね。
【1】25日値線かい離率▲7%超
2月の暴落後、25日線乖離率が▲7%超に拡大したところは、基本的に買い下がってよい場面です。
信用評価損率▲12%超、騰落レシオ 80%未満であればなお良いですね。
⇒転換サインが出た後は暴落から乱高下、またはボックスに転換すると考える場面です。
【2】週足転換サイン
3月23日は先ほどの週足サイン発生です。週足60MAの上なので、週足終値で25未満は買い下がりです。
⇒週足転換サインが出た後は、最低+10%は上昇します。(リセッション期を除く)
【3】上昇3か月目の転換
ボリンジャーバンド▲2σにタッチしてから、3か月にまたがり上昇し高値更新した場合は、次に下落またはボックス相場への転換と見ます。
ここでは、3月後半から、5月中旬まで、3か月にまたがり上昇しています。
少しずつ売り上がってもよいことが多いですが、9日線を日足終値で割り込んでから売りで勝負するのもいいですね。
因みに、2018年後半は、前半と全く同じサインが3回出ています!! 簡単でしょ!?

日足の重要サインは、ぜひ覚えておきましょう!!
(3)日足順張りのサイン
さて、そのうえで、順張りの基本サインも活用すれば、トレードチャンスはさらに広がります。
① 5日線、9日線を終値で終値で超えれば買い
② 5日線、9日線を終値で割れば売り
③ 細かい持合いはやらない
これだけ!笑
もちろんダマシも多少はありますが、かなり有効です。
週足、日足重要サインと合わせて使えば、ダマシもかなり回避できます。

【今週の戦略です!】
(1)日経平均
19,000円台の買いの残り(2回利食い済み)はホールド中です。先週は20,730円で「つなぎの売り」1回目をやりました。
次は21,000円水準で2回目のつなぎ売りをやる予定。(これでポジションはスクウェア)
2月1日(金)以降、上値を更新する場合、日足重要サイン「上昇3か月目の転換」となるので、少しずつ売り上がります!!
もし、それまでに、もしくはその後9日線を終値で割ってしまった場合は、その時点で売りに転換する予定。
ターゲットはまだ変えず。2月中に21,500円前後とみています。

(2)米国株
1月3日アップルショック直前に買ったアップル株は、ようやく買値を上回りました

まあ2016年に買ったものと簿価通算すればまだまだ余裕はありますが・・・
Facebook株は、一時2016年の買い値120ドル台まで下げましたが、再上昇しています。これは145ドルくらいで追加投資しています。目指せ5年で300ドル。
インデックス(SP500、DOW30、Nasdaq100)は、年末の下げでビビりましたが、安値で買い増し、長期ホールド作戦を変えず。(短期で右往左往しない!これが長期投資では一番大事!)
が、週末にほんの一部利食ってしまいました。すみません。

(3)ドル円
今のところ見方は変えていません。今年107円台で踏みとどまれば、夏場以降114円まで上昇、年末上抜けもあり得ると見ています。詳しくは前回の記事をご覧ください。
しばらくは107.5円から110.5円のレンジ内での動きを想定し、逆張り。
先週は買いの「リピートIF DONE」 がかなり頑張ってくれました。

今回は以上です。
今週も、焦らず、謙虚に、善く生きることを心がけましょう。

2019年01月20日
2019/1/21【ドル円・2019年見通しと今週戦略】なぜ実質金利が重要か
今回はドル円の2019年見通しと、私の分析手法について書きます。
【まずはドル円のファンダメンタルズについて】
図1をご覧ください。

日米実質金利差と、ドル円との関係です。
実質金利とは
「5年物物価連動国債利回り」=「名目金利」-「5年期待インフレ率」で算出しております。
長期的に日米実質金利差とドル円とは連動しています。
近年資本の移動の自由が高まり、実質金利の高い通貨に資本移動が起こりやすいためです。
また、ドル円の投資フローは巨大で、貿易フローの影響力が相対的に低下したことから、ますます実質金利差が重要になっています。
図2をご覧ください

日本の5年期待インフレ率の推移です。
2014年までのアベノミクス期待や消費増税の影響で、期待インフレ率が上昇し、日本の実質金利は低下しました。そのためドル円は大きく上昇しました。
2015年以降は日本の期待インフレ率低下とともに、日本の実質金利が上昇し円高になっています。
図3をご覧ください

2016年にドル円は100円まで円高になりましたが、その後は115円まで円安になっています。
この間、日本の期待インフレ率は低調なままでしたが、アメリカが利上げしたため、実質金利差が拡大し、ドル高になりました。
要するに、2016年以降、ドル円が上昇しづらいのはトランプ劇場のせいではありません!!むしろ安倍首相のせいです!!

【2019年見通しです】
107円台は肝になると考えています。
ここで持ちこたえれば、月足の三角持合いが継続し、年末に上抜ける可能性があります。

フィボナッチからは、上抜いた場合の目途は121円~124円水準です。
日米実質金利差から言うと、現在115円くらいがフェアバリューと私は考えています。

ドル円が100円をしっかり割れていくためには、以下の要因が必要ですが、実際には可能性が低いと考えています。
(1)アメリカがリセッションに陥り利下げに転換する
(2)日本の期待インフレ率がさらに低下し、デフレを織り込む
しかし、私は前回の記事で申し上げた通り、2019年のアメリカリセッションは無いと考えています。
株価は「在庫循環」、「投資循環」の小さな波や、「需給環境の偶然の重なり」で大きく下げており、今回はリセッションを伴わない下落と見ています。
今年は数か月後にまた株が安い場面があると考えますが、年後半に株価回復とともに、日本の期待インフレ率は 0.30%程度の回復が見込め、アメリカの実質金利も0.20%程度の上昇は期待できると考えています。
そうなれば、ドル円も100円よりは、120円方向のほうが、可能性が高いと分析しています。
可能性は低いものの、もし上記のファンダメンタルズの根拠が覆れば、作戦を変更すれば良いわけです。
【今週の戦略です】
(1)ドル円
107円台(特に日足終値安値107.50レベル)はサポートされやすいが、日足チャートはまだ弱いため、110~110.50は抵抗強し。
①基本は上下逆張り。110.0~110.50はアウトライトで少額ショート。利食いは欲張らない。

②あとは買いから入る『リピートIF DONE』15pip設定で少額自動運用。
今のような方向感の出にくいときはこれで十分です。


(2)日経平均
前回の分析通り、週足上昇第1派の途中との考え。戻り高値は2月21,500くらいか??
ただし途中で値幅調整もあるか??
同じ背景の2016年2月~4月の値幅・日柄を参考に。
①週末結構強かったので、安易な逆張りショートは避ける。
19,000円台の買い玉をホールドしたまま、あくまで「つなぎ売り」を21,000円近辺からゆっくり実行。
②21,000円以上の水準で、弱気な日足が示現したのを見てから、少しずつアウトライトの売り。
9日線を終値で割れて来たら追撃。
③可能性は低いが、2月まで9日線を終値で割れずにじり上げ、10月からの半値戻り21,700円水準もありうるとの見方で資金管理を行う。
(3)米国株
長期玉のみで対応。Facebookは追加投資済み。
ところで1月3日にわざわざ海外証券口座でアップル株を買って、その30分後に「アップルショック」を食らったのは私だけでしょうか・・・??

少額長期投資だからいいけど・・・・
では、今週もゆったりと、我を張らず、謙虚に研鑽につとめていきましょう~

2019年01月14日
2019/1/14【何でこんなに下がったの?】2019年日経平均見通しと今週の戦略
「何でこんなに株が下がったんですか?」
という質問?をたくさんいただいたので、記事を書いています。
「相場は生き物なので、暴落の理由はわかりません」が結論ですが、重要なのは、このような下落があることを想定の上で、資金管理と投資のプランを立てて臨む事だと私は考えています。
(2016年にも同じような相場が発生しました。)
投資家にとって重要なこと(自戒を込めて)
1.下落に耐えられる資金(すぐに使わないお金)で長期的なリターンを追求する!
2.短期のトレードも余剰資金でなるべく機械的な判断で行えるように訓練する!
3.マスコミの誇大宣伝に左右されない。数字で分析する(冷静を保つ)!
4.儲かっても有頂天にならない!損してもくよくよしない!
常に謙虚に研鑽して生きる。
【本題の相場分析=日本株】
【図1】をご覧ください。

TOPIXの週足チャートです。
(日経平均より波動がはっきりしているのでTOPIXで確認)
2018年の1月に上昇5波動を形成した後、下落波動A⇒B⇒Cをつけ、再び上昇波動へ
入る場面かな?と考えています。
C派の安値を付けたと考えた理由としては以下の3点です。
(1)日経平均が週足終値でオシレータのポイントを付けた
(2)日経平均日足が25日線乖離率▲11%、騰落レシオ70%、信用評価損率▲25%という
『陰の極』を示唆するパターンを形成して急反発した
(3)今回の下落は、深刻な景気後退を伴うものではなく、下のような需給要因が偶然重なった(これが質問に対するまともな回答になります。)
①アメリカのファンド解約売り(今年は特に多かった)
②2018年まで猶予されていた海外籍ファンドの10年分納税資金捻出売り
③ボラティリティ拡大によるリスク・パリティの自動売り
④年末の薄商いで投資家が買ってこない
ただし月足では5波動形成後のB派の可能性があり、今年~来年にかけて高値を更新できるかは疑問です。。

【今週の戦略=私のアイデア】
※推奨するものではありません。
【図3】をご覧ください。

(1)日経平均
まだまだ弱い位置にいます。週足戻り上昇の場面と見ていますが、適宜鋭い戻り売りは出ると思います。
また2月に戻り高値を付けた後、3月~5月くらいに第2派の安値を付ける可能性が高いとみています。
① 長期投資 = 長期投資は無し
② 中短期スウィング
・直近の建玉
20,000円~19,000円まで買い下がった玉の一部をもう少しホールド予定(2回利食い済み)
・今週の見方
9日線を終値で下回ったら、新規で打診売り予定。上が先行した場合、11月高値からの半値戻し20,750円から21,000円ゾーンで逆張りの打診売り予定。
⇒戻り上昇局面のため、売りの深追いはしない。
(2)米国株
① 長期投資
淡々と指数CFDの少額積み立てを継続(ルールを決めて少額買い下がり)
個別ではFacebook へ追加投資予定。
② 中短期
今週はやらない予定。
(3)ドル円
1月~3月に108円をターゲットに中短期売りを狙っていましたが、1月3日に瞬間到達してしまったので、売りは終了。
108円~105円まで指値で買った玉も全玉終了。あとは 『リピートIF DONE』で少額を自動運転予定。
しばらくはレンジ相場を予想。110円水準は短期で戻り売りを検討。
(4)ポンド円
EU離脱でゴタゴタしすぎているのでしばらくやらない予定。
では、今週も気楽に、謙虚に、前向きにいきましょう~
。
という質問?をたくさんいただいたので、記事を書いています。
「相場は生き物なので、暴落の理由はわかりません」が結論ですが、重要なのは、このような下落があることを想定の上で、資金管理と投資のプランを立てて臨む事だと私は考えています。

(2016年にも同じような相場が発生しました。)
投資家にとって重要なこと(自戒を込めて)
1.下落に耐えられる資金(すぐに使わないお金)で長期的なリターンを追求する!
2.短期のトレードも余剰資金でなるべく機械的な判断で行えるように訓練する!
3.マスコミの誇大宣伝に左右されない。数字で分析する(冷静を保つ)!
4.儲かっても有頂天にならない!損してもくよくよしない!
常に謙虚に研鑽して生きる。

【本題の相場分析=日本株】
【図1】をご覧ください。

TOPIXの週足チャートです。
(日経平均より波動がはっきりしているのでTOPIXで確認)
2018年の1月に上昇5波動を形成した後、下落波動A⇒B⇒Cをつけ、再び上昇波動へ
入る場面かな?と考えています。
C派の安値を付けたと考えた理由としては以下の3点です。
(1)日経平均が週足終値でオシレータのポイントを付けた
(2)日経平均日足が25日線乖離率▲11%、騰落レシオ70%、信用評価損率▲25%という
『陰の極』を示唆するパターンを形成して急反発した
(3)今回の下落は、深刻な景気後退を伴うものではなく、下のような需給要因が偶然重なった(これが質問に対するまともな回答になります。)
①アメリカのファンド解約売り(今年は特に多かった)
②2018年まで猶予されていた海外籍ファンドの10年分納税資金捻出売り
③ボラティリティ拡大によるリスク・パリティの自動売り
④年末の薄商いで投資家が買ってこない
ただし月足では5波動形成後のB派の可能性があり、今年~来年にかけて高値を更新できるかは疑問です。。

【今週の戦略=私のアイデア】
※推奨するものではありません。
【図3】をご覧ください。

(1)日経平均
まだまだ弱い位置にいます。週足戻り上昇の場面と見ていますが、適宜鋭い戻り売りは出ると思います。
また2月に戻り高値を付けた後、3月~5月くらいに第2派の安値を付ける可能性が高いとみています。
① 長期投資 = 長期投資は無し
② 中短期スウィング
・直近の建玉
20,000円~19,000円まで買い下がった玉の一部をもう少しホールド予定(2回利食い済み)
・今週の見方
9日線を終値で下回ったら、新規で打診売り予定。上が先行した場合、11月高値からの半値戻し20,750円から21,000円ゾーンで逆張りの打診売り予定。
⇒戻り上昇局面のため、売りの深追いはしない。
(2)米国株
① 長期投資
淡々と指数CFDの少額積み立てを継続(ルールを決めて少額買い下がり)
個別ではFacebook へ追加投資予定。
② 中短期
今週はやらない予定。
(3)ドル円
1月~3月に108円をターゲットに中短期売りを狙っていましたが、1月3日に瞬間到達してしまったので、売りは終了。
108円~105円まで指値で買った玉も全玉終了。あとは 『リピートIF DONE』で少額を自動運転予定。
しばらくはレンジ相場を予想。110円水準は短期で戻り売りを検討。
(4)ポンド円
EU離脱でゴタゴタしすぎているのでしばらくやらない予定。
では、今週も気楽に、謙虚に、前向きにいきましょう~
