2019年03月
2019年03月31日
2019年3月31日【新元号相場はあるの!?】株・ドル円一進一退だがこの後は?
【経済周期の悪い時期だが、相場の織り込みも進む】
アメリカ2018年第4四半期GDP確報値は、+2.2%と予想を下振れました。

欧州の指標についても弱いものが多く、世界的に長期金利が一段と低下しました。
米国長期金利(10年物)は2.40%を下回る場面があり、3か月利回りとの逆転現象もみられています。(直近はやや解消)
しかし米国株はそれなりに堅調に推移しています。

既に景気下振れは相場にある程度織り込み済みですし、前回のブログにも書いた通り、イールドカーブの逆転がすぐに株の大暴落につながるわけではありません。

むしろ今年の後半は、2020年の景気回復を見込んだ株価の上昇局面が来ると予想しています。
約3年周期のリズムという意味では、経済の悪い話が出ている今のような時期に買っておく必要があるということですね。

ただし

このまま一本調子に株価が上昇していくわけではありません。10年周期、3年周期の変動はもちろんですが、数か月単位の上下を繰り返しながら株価は推移します。
この点を踏まえて、今週も相場分析と戦略構築をしていきましょう

【日本株の分析です!】
日経平均はレンジ内での動きが続いています。
裁定買い残も約1.4兆円まで回復しており、それなりに国内の現物買いも入っているようです。(レンジ小動きになると日本の金融機関って買ってくるんですよね・・・

日経平均PERは12.3倍と依然 超割安、それ以外の指標(信用評価損率、騰落レシオ、裁定買い残等)は極端な偏りがないため、やはりチャートパターンから今週は見ていくのがよさそうですね。

週足チャートをご覧ください。

現在日経平均は53週線(1年移動平均線)の下に位置し、下向きの26週線に絡んでいます。
さらに13週線が近づいてきたということで、短期的に方向感に乏しい展開になっています。

既に景気減速はかなり織り込んでいるし、2018年初からの外人売りは1年以上続いていいところまで調整したとは言えます。

マザーズ指数も下落トレンドラインを上抜けています。売り一辺倒の相場は昨年末で終了していると見ています。

ただし


チャートパターンからは、①「もう一度下落調整する」か、②「さらにレンジ調整を継続」したあと、上昇局面に入るというのが今の客観的な分析です。

前回までのブログでも紹介した通り、2016年に同様の局面がありました。

上図のA,Bどちらになるのか、決めつけず、その都度、「期待値の高いトレードは何なのか??」を分析をしながらトレードを進めましょう。
【先週の回顧と今週の日本株戦略です!】
今週は短期的に気になる強気材料が3点あります。

とりあえずもう一段の上昇から入るかと見ています。
①中国製造業PMI 3月分(3月31日発表)が50.5(予想49.5)
②新元号発表とともに公的機関の買いが発動するかも??
③米国株は4月は税制上の理由もあり個人の再投資買いが入りやすい。
(ただし自社株買いが決算5週間前から制限されるのはマイナス要因)


週明けは超短期買いで+100円を適宜狙うトレードを考えていますが、レンジ上抜きは時期尚早と見ているため、21,450~21,700レベルではスウィング的な戻り売りを狙っていこうと考えています。

先週のトレードですが、
①【スウィング】TOPIX ETFの空売りをレンジ下限近辺で利食い(+24pt)

②【スウィング】日経ETFを21,100円空売り⇒21,200円で損切り(▲100)

③【短期】CFD 21,200円買い⇒21,300円(+100)、21,240円買い⇒21,340円(+100)
④【スウィング】日経ETF 21,340円空売り⇒20,990円(+350)
と、スウィングではレンジ逆張り、短期では順張りで狙いました。
【ドル円の分析です!】
先週は米国金利がさらに低下する場面がありましたが、米国実質金利はほぼ横ばいでした。

理論価格は 111.10円 と試算しています。
現在米国金利から逆算される「年内利下げ織り込み」は約70%弱となっています。
しかし、ウォッチャー調査(インタビュー)では年内利下げは余り織り込まれていません。
米国GDPが年率+2.0%以上の成長を維持しており、雇用も過去最大水準である以上、すぐに利下げする理由は無いからです。

「利下げ織り込み度」が高くなっているのは、金利低下についていけなかった投資家が慌てて金利低下のポジションを取った(金利上昇のポジションをクローズした)ことによる金利低下のオーバーシュートが原因ではないか

テクニカル・ダメージも大きい事から、すぐに金利上昇には回帰しないでしょうが、金利低下も株式市場が荒れたときなどの一時的にとどまると見ています。

ただしテールリスクとして、トランプ大統領の経済政策(


【ドル円の戦略です!】
戦略は先週からの継続でよいと考えています。

110円から最大108円台までの円高リスクは見ておきながら、小さめのポジションでアウトライトのロングを構築しようと考えています。
また、「リピートIF DONE」の自動買い回転も継続です。
なお先週は作戦通り、ドル円110.0円買い ⇒ 110.50円利食い(+0.50)&自動運用の買い回転でした。

少し気がかりなのは、豪ドル円やそのほかクロス円は、チャートを見る限り円高トレンドが出て来そうな点ですね・・・。

ドル円は1月3日ほど下がらないと見ていますが、豪ドル円などは1月3日安値に対する2番底を狙いに行くかもしれません

【(参考)米国株】
チャートは目先いい形ですが、自社株買い規制期間がどのように効いてくるかわかりません。

作戦は、ショートはしません。中長期的な目線で個別株はかなり利益が乗っているためそのままホールドし、インデックスはCFDで少額に分散して下げをコツコツ買いながら、上がれば適宜利食いを入れていきます。
米国株はじっくりコツコツ投資し短期売買を避ける方が、私にとって良い結果になることが多いです。

本日の内容は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございます。
今週も心にゆとりを持ち、自己研鑽に励んでいきましょう。

2019年03月24日
2019年3月24日【逆イールドで日経先物・ドル円急落!?】今後の相場見通し
ドイツの製造業PMI3月は44.7となり、予想48.0や中立水準50.0を大きく下回りました。

これをきっかけに景気後退が再び意識され、先進国株価は大きく下げています。

また注目すべきは、アメリカ3か月債利回りと10年債利回りが逆転する現象が発生しています。

では、この後株価や為替をどのように見ればよいのか?アメリカのリセッションに備えたポジションを今からとるべきなのか

【日経平均の時間外急落は予想通りだが・・・】
期末需給で粘りはありましたが、結局は先週の予想通り、現物日経平均は130日線21,700円水準が急所となり、夜間先物が急反落となりました。


当ブログをご覧いただき、売りで勝負出来た方はおめでとうございます。
ただ・・・私は今週(3月25日以降~)に先物でも21,700円近辺をつけてから急落するのを想定していたため、現物21,700水準では追加の売りはできませんでした・・・すみません。

夜間CFDで21,250円⇒21,000円までは取っておりますが・・・。
後はTOPIX ETFの空売りをまだ持っているため、今週は安いところで「いったん」買戻しを狙っています。

今後の予想ですが、先週も掲載した2016年のチャートをご覧ください。
下図Aの場面を付けたあと、もう一度週足レベルで下げていく展開がメインシナリオです。

一方で、Bのようにレンジを継続しながら130日線を攻略していった場合、次の上昇局面への移行準備期間となります。
一応メインシナリオとしてこの後1か月強の調整を経て買い場を迎えるとみておきながら、レンジ相場に留まる可能性も頭に入れておきましょう。
【今週の日経平均戦略です!】
今週は、先物を見る限り21,000円(現物21,200円)近辺で始まりそうです。

これは直近安値に近づく水準なので、もう少し下がったところはいったん反発すると見ておく必要があります。
そのため私はいったんTOPIX ETFの空売りを利食おうと思います。

ただその後戻ったとしても、さらに下落すると見ているため、時間的、値段的な分散を効かせたうえで売りをぽつぽつ仕込んで行こうと考えています。

【経済分析=米国リセッションはすぐそこなの!?】
最初に書きましたが、アメリカの3か月利回りと10年利回りが逆転しました。

長短逆イールドは景気後退のサインと言われているため、検証する必要があります。
過去の逆イールド発生場面を2つ見てみましょう。まずは1998年~2001年の場面です。
いずれにせよ、逆イールド発生後すぐには株価が下落トレンドに入るわけではないようです。

次に、2006年以降です。
この場面でも、逆イールド発生後、すぐに株価が下落するどことか、約1年間で大きく上昇しています。

どうやら、逆イールドを形成しただけでは、すぐにリセッションに向けた悲観ポジションをとる必要はないということは言えそうです。

また、過去2回のリセッション場面では、9.11テロやリーマン倒産など、国際的な資金決済にまで影響するような100年に1回の危機が発生したために、相場の調整も大きくなった経緯があります。
もちろんリスクを想定するのは良いのですが、やたらにリーマンショックの再来を懸念するのは違うのではないかな?と考えています。

【今回の景気をどう見る・・!?】
逆イールドが景気後退のシグナルと言われるのは以下のような理由です。
(ざっくりですよ。)
【①】銀行の調達(短期金利)と運用(長期金利)との利鞘が縮小し、銀行が貸し出しを渋る⇒市中の資金循環が悪くなり景気が減速する。
【②】金利上昇により家計や企業の債務返済負担上昇、不動産担保価値減少等でバランスシート悪化。デレバレッジの動きが加速。
今回ですが、米国銀行は実際には1%程度の調達、3%台での貸し付けを実行できており、利鞘の急速な縮小は2018年12月決算においてみられていません。
貸し渋りは、まだ起こる環境ではありません。今後も決算ごとに、銀行ROA等を注視する必要があります。

次に企業のバランスシートです。

2017年末段階では少なくとも2000年や2007年ほど負債/純資産比率は高くなっていません。
私は2018年決算も個別企業単位では見ていますが、自社株買い等で純資産拡大ペースは抑えられているものの、少なくとも2007年のような急激な負債比率拡大は見られていません。

減税もあって、ネット負債/EBITDA比率は2018年にも悪化しておらず、レバレッジをすぐに縮小すべきような状況にはないと見ています。
ただし、これら指標は時間をかけて悪化していく可能性があるため、引き続き注視していく必要があります。

【ドル円の見通しと作戦です!】
リセッションとアメリカの利下げがこの後すぐに来るわけではないと考えると、ドル円の見方は先週と変わらずでよいと考えています。

理論価格110.9円。
110円前後はサポート帯があるため、粘る可能性が高いですが、株価がさらに下落すると、ドル円も108円台を想定しておく必要がありそうです。


万が一108円近辺にある週足のサポートを割れるような劇的な動きとなった場合は作戦変更ですが・・・・

先週は110.50円のアウトライト買いを110.80円で利食いし、その後110.0円で再び購入しています。
今週ですが、しばらく軟調な動きが継続すると見ているため、アウトライトの買い玉は小幅で利食いをしようと考えています。
「リピートIF DONE」の自動売買は継続です。含み損が若干出ていますが、少額なので気にせず、淡々と継続し回転売買でカバーしようと考えています。

今回の内容は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございます。

今週も、焦らず、謙虚に、清く善く生きていきましょう。

2019年03月17日
2019年3月17日【日本株・ドル円再び嵐は来る!?来ない!?】今週の相場予想
【今は需給要因やサイクルを重視】
アメリカの「新築住宅販売件数」「鉱工業生産指数2月」は予想を下振れました。

また、「ニューヨーク連銀製造業景気指数3月」は予想10.0に対して結果3.7と、衝撃的な低水準となりました。

しかしアメリカ株は堅調に推移しています。

やはりある程度の景気減速は織り込み済みのため、今は需給環境や株価そのもののリズムを見て相場を考える必要がありますね。


経済サイクルの観点からも、相場のサイクルの観点からも、今は2016年に似ています。
2016年当時も、経済指標は年後半まで悪かったですが、アメリカ株は2月に底を打った後、大きく戻っています。

S&P500は押し目から反発して高値を更新しており、ボラティリティも小さくなっています。
テクニカル的にも200日線を上抜き強気ゾーンにいるため、アルゴリズムやリスクパリティの売りも出にくい状況です。
ただしボーイング機墜落の件はやや気にしています。。。

この件はまた別の機会に・・・

【今週の米国株戦略です】
今週以降の戦略としては、やはりタイミングが難しい売りを狙うよりは、押し目を待って買っていくほうがアメリカ株は優位性が高いと考えています。

先週は、押したところでダウのインデックスをCFDで買い下がり、週末には+200ドル、+300ドルで少し利食いをしています。残りは長期ホールド玉とします。
(ボーイングの件は怖い)
年末年始に追加買いした個別銘柄ですが、アップル、Facebook、スターバックスは結構上がってきました。よかった~

【日経平均は2番天井をつけに行くか!?】
日経平均も2016年5月ごろの相場に似ています。経済周期・チャート共に、です。

先に2016年の相場を復習しておきましょう。下の図をご覧ください。

今の相場は、A の2016年5月に近い動きになると予想しています。
オレンジの130日≒26週≒約半年 移動平均に抑えられる状況が続き、もう一度この先1,2か月で売り込まれる展開があるのではないか

もしそうなれば、絶好の買い場が再び到来します


一方で、上図のBのように、130日移動平均を超えて、レンジを形成しながら徐々に130日線をサポートにする相場となれば、急落は無いということになります。
今のところ、Aの可能性が高いと見ているため、注意してみていきます。

【日経は目先は需給良さそうですが・・・】

日経平均は3月中は需給的に良いかな?と見ています。
配当取り動きが出やすい上に、配当プレミアムは今年過去最高水準の190円分(日経平均1株あたり)あります。

この多くが再投資に向かうため、日経平均は配当落分をすぐに埋め戻す(先物は限月間ギャップを埋め戻す)動きになりやすいです。
「190円も需給要因で上がるなら、先物ショートは持ち越し辛いなぁ」という買戻しも入りやすいです。

今週から3月末にかけて、持合い傾向から 21350円を上抜ければ、前回高値6月限 21650円~現物日経高値 21850円水準で2番天井を狙いに行く展開になるかもしれません。
ただし

その後の展開としては先ほど書いた通り、やはり130日線近辺で転換していく可能性が高いと見ています。
【今週の日本株戦略です】
先週ですが、TOPIXのETFを現物1602水準で空売りしました。。しかし下がらないなあ・・。

日経平均で21350円のレンジを上抜いてくるようであれば、我慢して様子を見るか、場合によってはTOPIXの空売りを一部損切るかもしれません。

ただし、その後は分析通り、もう一度売りでトライできる場面があると見ているので、引き続き130日線近辺まで戻りが先行すれば売り目線で見ています。

デイトレで買いは・・・やるかもしれないですが、今のところ考えていません。

【信用評価損率が低水準だが・・】
「信用評価損率が▲10%水準なので、これ以上相場は下がらない」という方がいらっしゃいましたので、私の考えも書いておきますね。


確かに、2016年2月と同様に、2018年12月は信用評価損率▲25%で大底を付けたといえそうです。
現在は▲10%で引き続き低調な水準が続いています。
ただし、2016年2月から11月にかけて信用評価損率は▲5%~▲18%程度で長期間停滞しており、2016年6月には、2月の大底に対して2番底をつける下落が起こりました。
今年も、信用評価損率が▲10%というだけでは、この後の急落が否定されるわけではありません。
信用評価損率は、補完的な材料として使用することをお勧めしますよ。

【ドル円の戦略です】
先週からさらにアメリカの実質金利が低下しました。
経済指標下振れを受けてアメリカの債券利回りが素直に低下したことに加え、FRBが緩和的スタンスをとっていることが安心材料となり期待インフレ率の低下は限定的です。
アメリカ株には良い環境ですが、ドル円下押し材料となっています。
理論価格は111.9円と試算しています。

ただし戦略は変えず、です。
すでに利下げまで織り込んでいるアメリカ金利の相場は、ここからさらに低下しても一時的にとどまると見ています。
下がったところは110円台から108円台まで想定しつつ、買っていこうと思います。
すでに「リピートIF DONE」で買い回転の戦略を再稼働しています。
今回の内容は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございます。

今週も焦らず、おごらず、ゆったりと行きましょう。

2019年03月10日
2019年3月10日【日本は景気後退!?米国雇用悪化!?】今後の相場見通し
【景気減速が鮮明化?】
日本の景気先行指数は予想を超える悪化となりました。

また、週末に発表されたアメリカ雇用統計では非農業部門雇用者数が+20,000人と、予想を大きく下回る数値となりました。

ただし、雇用統計に関しては、以下の点からもあながち悪いとは言い切れません。
①直近3か月平均では+200,000人を超える増加。
②労働参加率は5年ぶりの高水準63.2%で変わらず。しかも失業率3.8%に低下
③平均時給は前月比で+0.4%と高い伸び
④U6不完全雇用率は7.3%に低下
もう少し様子を見る必要があります。
【景気減速はかなり織り込み済み!?】
いずれにせよ、経済指標の悪い数字が増えてきたのは間違いありません。
ただし、以前から何度も書いていることですが、マーケットは景気減速を先に織り込んで動きます。
昨年10月は、「景気は良いが株価が急落している。」という状況でしたが、今年に入って、「景気が悪いから株が落ちている」という感覚・報道になってきました。
ここまでくると、織り込みもいいところまで来たかな?という感じです。
下図をご覧ください。

2013年以降の日本株に対する外人投資家の現物・先物のネットポジションです。
外人投資家は、2018年初から、1年超にわたって株の残高を落としています。今はなんと、アベノミクス開始時くらいにまでポジションが落ちています。
過去の周期を見ると、2015年から2016年にかけても1年間超売り越した後、2017年は買い越しています。
今回も、リズムとしてはあと数か月以内に売り越しトレンドは限界に達するのでは?と見ています。
PER、PBR等で見ても、景気悪化を織り込みすぎているように思えます。
【株価の展開予想】
何度も同じチャートを出して恐縮ですが、日経週足です。
現在は約3年周期の在庫循環の悪い時期に来ていて、株価が景気悪化を織り込んでいく最後の数か月にあると見ています。
この後第二波動の買い場がくるのかどうか。来たとしたら週足のストキャスティクスがそれを教えてくれます。

あくまで予想ではありますが、相場のパターン的にはこれが最も可能性の高い値動きと見ています。
【先週の反省と今週のトレード戦略です】

結局日経平均は、私の年始からの予想がほぼ的中し、3月上旬の日柄で21800円近辺で転換しました
先週のトレードですが、日経平均は、21600円と21450円の売りを21500円で買い戻してしまった後、「多少踏み上げられてよいから、21800円は予想上限なので、さすがに目をつぶって売ろう。」ということで少し売りました。
が、、わずか+300円で利食いしてしまいました・・・私メンタルが弱いです。すみません
また、TOPIX ETFを1610で先週売っていましたが、翌日の上げは我慢し、その後弱りを見て1614、1603.5で売りを追加しました。
売り玉は金曜日の引けに確定しました。
日経平均は高値からちょうど1000円調整しており、一気に落ちるにはいいところまで来たと考えたためです。こちらはまずまず良いトレードかな?と思います。
今週ですが、大局的には調整局面なのは確かだと思いますが、短期的には上下しながら下げていくと考えていくため、難しい相場になりそうです。
場合によっては前の高値近辺(先物21600円、現物21800円)まで戻る可能性がありますが、基本的には大き目に戻った場合は売りをコツコツと仕込んで良いと見ています。
今の場面は2016年の4月~6月に似ていると見ており、イメージトレーニングしておくとよさそうです。

【ドル円戦略です】

ユーロ圏の景気見通し下方修正や、アメリカの指標下振れを受けて、素直にアメリカ金利が低下しました。
日本株が売られて、日本の5年期待インフレは0.1%まで再低下しています。
日米実質金利差による理論価格は112.90円と試算しています。
株価が軟調な展開となれば、ここからさらに110円や108円台も可能性が出てきます。
ただし下げるところは少しずつ買っていきたいと考えていますよ。
【米国株】
雇用統計後に押したところでダウCFDで買いから入り、+100ドル、+200ドルまで利食いしています。
深押しした場面では引き続き押し目買いを狙っていきます。
ただしこれは長期ポジションの積み上げなので、下がっても耐えられる範囲でリスクは抑えめに、長期ホールド目線です。
今週の内容は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございます。
今週も心のゆとりを忘れず、日々清らかに研鑽して生きて行きましょう。
日本の景気先行指数は予想を超える悪化となりました。


また、週末に発表されたアメリカ雇用統計では非農業部門雇用者数が+20,000人と、予想を大きく下回る数値となりました。


ただし、雇用統計に関しては、以下の点からもあながち悪いとは言い切れません。

①直近3か月平均では+200,000人を超える増加。
②労働参加率は5年ぶりの高水準63.2%で変わらず。しかも失業率3.8%に低下
③平均時給は前月比で+0.4%と高い伸び
④U6不完全雇用率は7.3%に低下
もう少し様子を見る必要があります。

【景気減速はかなり織り込み済み!?】
いずれにせよ、経済指標の悪い数字が増えてきたのは間違いありません。

ただし、以前から何度も書いていることですが、マーケットは景気減速を先に織り込んで動きます。
昨年10月は、「景気は良いが株価が急落している。」という状況でしたが、今年に入って、「景気が悪いから株が落ちている」という感覚・報道になってきました。
ここまでくると、織り込みもいいところまで来たかな?という感じです。
下図をご覧ください。

2013年以降の日本株に対する外人投資家の現物・先物のネットポジションです。
外人投資家は、2018年初から、1年超にわたって株の残高を落としています。今はなんと、アベノミクス開始時くらいにまでポジションが落ちています。
過去の周期を見ると、2015年から2016年にかけても1年間超売り越した後、2017年は買い越しています。
今回も、リズムとしてはあと数か月以内に売り越しトレンドは限界に達するのでは?と見ています。
PER、PBR等で見ても、景気悪化を織り込みすぎているように思えます。
【株価の展開予想】
何度も同じチャートを出して恐縮ですが、日経週足です。
現在は約3年周期の在庫循環の悪い時期に来ていて、株価が景気悪化を織り込んでいく最後の数か月にあると見ています。

この後第二波動の買い場がくるのかどうか。来たとしたら週足のストキャスティクスがそれを教えてくれます。


あくまで予想ではありますが、相場のパターン的にはこれが最も可能性の高い値動きと見ています。
【先週の反省と今週のトレード戦略です】

結局日経平均は、私の年始からの予想がほぼ的中し、3月上旬の日柄で21800円近辺で転換しました

先週のトレードですが、日経平均は、21600円と21450円の売りを21500円で買い戻してしまった後、「多少踏み上げられてよいから、21800円は予想上限なので、さすがに目をつぶって売ろう。」ということで少し売りました。

が、、わずか+300円で利食いしてしまいました・・・私メンタルが弱いです。すみません

また、TOPIX ETFを1610で先週売っていましたが、翌日の上げは我慢し、その後弱りを見て1614、1603.5で売りを追加しました。

売り玉は金曜日の引けに確定しました。

日経平均は高値からちょうど1000円調整しており、一気に落ちるにはいいところまで来たと考えたためです。こちらはまずまず良いトレードかな?と思います。

今週ですが、大局的には調整局面なのは確かだと思いますが、短期的には上下しながら下げていくと考えていくため、難しい相場になりそうです。

場合によっては前の高値近辺(先物21600円、現物21800円)まで戻る可能性がありますが、基本的には大き目に戻った場合は売りをコツコツと仕込んで良いと見ています。
今の場面は2016年の4月~6月に似ていると見ており、イメージトレーニングしておくとよさそうです。


【ドル円戦略です】

ユーロ圏の景気見通し下方修正や、アメリカの指標下振れを受けて、素直にアメリカ金利が低下しました。

日本株が売られて、日本の5年期待インフレは0.1%まで再低下しています。

日米実質金利差による理論価格は112.90円と試算しています。
株価が軟調な展開となれば、ここからさらに110円や108円台も可能性が出てきます。
ただし下げるところは少しずつ買っていきたいと考えていますよ。

【米国株】
雇用統計後に押したところでダウCFDで買いから入り、+100ドル、+200ドルまで利食いしています。
深押しした場面では引き続き押し目買いを狙っていきます。
ただしこれは長期ポジションの積み上げなので、下がっても耐えられる範囲でリスクは抑えめに、長期ホールド目線です。
今週の内容は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございます。
今週も心のゆとりを忘れず、日々清らかに研鑽して生きて行きましょう。

2019年03月03日
2019年3月3日【ドル円強し!】日経SQに向けた買戻し主導?
【ドル円上昇に意外感無し?】
アメリカのISM製造業景気指数は予想を下回りました。
また、アメリカミシガン大学消費者信頼感指数確報値も、予想を下回りました。
しかし、アメリカ金利は上昇し、ドル円も上昇しています。
前回のブログでも書いた通りですが、今は3,4年周期の在庫循環のうちで悪い時期に差し掛かっており、経済指標は下振れやすいです。
ただし、マーケットはそれを先に織り込むため、一巡後は次の景気回復を見越して先に株や金利は上がる傾向にあります。
金利については一致指数に近いですけどね。
今回金利は下がりすぎ、債券買いポジションが溜まりすぎていたため、悪材料出尽くしで金利上昇に転じたとみています。

日米実質金利差は、アメリカ金利上昇を理由に拡大しました。
ドル円理論価格は114.6円と試算しています。
1月21日の記事に、ドル円の分析手法について詳しく書いていますが、現代のドル円相場において最も重要なファンダメンタルズは日米実質金利差です。
日々の材料を分析するにあたっては、日米実質金利差の方向性に大きな影響を与えるかどうか?をまずは考える必要があります。
これがファンダメンタルズ分析です。
今回は、著名なアナリストたちも、ほぼ全員大円高予想でした。
しかし大局的な経済や金融政策に言及するものは少なく、小さなニュースや材料をたくさん取り上げるばかりで、とても近視眼的な見方のものが多かったように思います。
アナリストやコラムニストは、人気者になるのが仕事です。「大円高!」「大暴落!」「トランプ危機!」「リーマンショック再来!」とか書いたほうが、クリック数を稼げます。
確かに短期的な材料でも相場は動きますが、大局的なファンダメンタルズを忘れると、相場が本来の方向を取り戻し、大きな相場になったときに大敗しかねなません。
私たち投資家は、しっかりと自分で考え、メディアに乗せられないようにする必要がありますね。私自身も、毎回ブログを書きながら、しっかりと肝に銘じています。
【ドル円戦略】
大局的な見方は変えていません。
週足を見てみましょう。

また年内株が荒れる場面はあると思いますが、ドル円については円売りポジションも溜まっていないため、大幅下落は起こりにくいと考えています。
また、すぐにアメリカ経済がリセッションに陥るとは考えられず、経済循環の悪い時期を抜け出せば、いずれ(年末くらい?)利上げが再検討されると見ています。
次に日足です。

短期的には、112円は重くなりやすいです。去年の夏場のように、上をみつつも短期ではもみ合いになりやすいため、注意が必要です。
【ドル円私の戦略】
先週は、108円台の中期買いポジションをキープしてスワップポイントを得つつ、少量の買いポジションで+30ポイントのトレードを3回やりました。
今週ですが、引き続き中期買いをキープしつつ、押したところは少しずつ買っていき、適宜+30ポイントくらいで利益確定するトレードを検討しています。
【日経強いなあ】
これも前回のブログで書いた通りですが・・・
21,500~21,800円の戻り目途に到達しましたが、下げません。
早くから売り上がっていた個人の買戻しがSQ前に殺到していると見ています。
週足を見てみましょう。

26週線や52週線が下向きになっており、やはりこの辺りではいったん戻り上昇が終了する可能性が高いとまずは見ておく必要があります。
ただし、SQ絡みの上振れもあり得ますので、22,000円くらいまで行っても文句は言えません。
また、2016年と異なり為替が底堅いのと、ボラティリティが低下していることもあり、上げ止まった後もすぐには大荒れにならず、上下1,000円程度(20,750~22,000くらい?)のボックスになりやすいと見ています。
日足↓

【日経私の戦略】
先週ですが、予想以上に強い動きで、スウィングの売り21,600円、21,450円は、21,500円で買戻しました・・・・。
で、ネチネチと短期買いで+100円のトレードを3回やりました。
あ、しまった!TOPIX ETFの空売り1610ポイントを買い戻していません

今週ですが、、これ以上はあまり買いでついて行きたくないですね。
SQ週なので、やはり国内個人の買戻しは優勢になると思いますが、安値から約3000円
、日柄2か月超、週足26週線近辺ということで、上では売りも出てくるでしょう。
売りは少しずつ、弱りを見ながら長い時間軸で狙っていく戦略とします。
TOPIX空売りについては、途中で短期のヘッジ買いも入れながらコストダウンを図り、次の売りで使えるようにします。
因みに日経の大局観としては、今年中盤以降はさらに上昇するとみています
今週の内容は以上です。最後までお読みいただきありがとうございます。
今週も急がず焦らず、謙虚に善く生きていきましょう。
アメリカのISM製造業景気指数は予想を下回りました。

また、アメリカミシガン大学消費者信頼感指数確報値も、予想を下回りました。
しかし、アメリカ金利は上昇し、ドル円も上昇しています。

前回のブログでも書いた通りですが、今は3,4年周期の在庫循環のうちで悪い時期に差し掛かっており、経済指標は下振れやすいです。

ただし、マーケットはそれを先に織り込むため、一巡後は次の景気回復を見越して先に株や金利は上がる傾向にあります。

金利については一致指数に近いですけどね。
今回金利は下がりすぎ、債券買いポジションが溜まりすぎていたため、悪材料出尽くしで金利上昇に転じたとみています。


日米実質金利差は、アメリカ金利上昇を理由に拡大しました。
ドル円理論価格は114.6円と試算しています。
1月21日の記事に、ドル円の分析手法について詳しく書いていますが、現代のドル円相場において最も重要なファンダメンタルズは日米実質金利差です。

日々の材料を分析するにあたっては、日米実質金利差の方向性に大きな影響を与えるかどうか?をまずは考える必要があります。
これがファンダメンタルズ分析です。

今回は、著名なアナリストたちも、ほぼ全員大円高予想でした。
しかし大局的な経済や金融政策に言及するものは少なく、小さなニュースや材料をたくさん取り上げるばかりで、とても近視眼的な見方のものが多かったように思います。
アナリストやコラムニストは、人気者になるのが仕事です。「大円高!」「大暴落!」「トランプ危機!」「リーマンショック再来!」とか書いたほうが、クリック数を稼げます。
確かに短期的な材料でも相場は動きますが、大局的なファンダメンタルズを忘れると、相場が本来の方向を取り戻し、大きな相場になったときに大敗しかねなません。
私たち投資家は、しっかりと自分で考え、メディアに乗せられないようにする必要がありますね。私自身も、毎回ブログを書きながら、しっかりと肝に銘じています。

【ドル円戦略】
大局的な見方は変えていません。
週足を見てみましょう。

また年内株が荒れる場面はあると思いますが、ドル円については円売りポジションも溜まっていないため、大幅下落は起こりにくいと考えています。
また、すぐにアメリカ経済がリセッションに陥るとは考えられず、経済循環の悪い時期を抜け出せば、いずれ(年末くらい?)利上げが再検討されると見ています。
次に日足です。

短期的には、112円は重くなりやすいです。去年の夏場のように、上をみつつも短期ではもみ合いになりやすいため、注意が必要です。
【ドル円私の戦略】
先週は、108円台の中期買いポジションをキープしてスワップポイントを得つつ、少量の買いポジションで+30ポイントのトレードを3回やりました。
今週ですが、引き続き中期買いをキープしつつ、押したところは少しずつ買っていき、適宜+30ポイントくらいで利益確定するトレードを検討しています。
【日経強いなあ】
これも前回のブログで書いた通りですが・・・
21,500~21,800円の戻り目途に到達しましたが、下げません。
早くから売り上がっていた個人の買戻しがSQ前に殺到していると見ています。
週足を見てみましょう。

26週線や52週線が下向きになっており、やはりこの辺りではいったん戻り上昇が終了する可能性が高いとまずは見ておく必要があります。
ただし、SQ絡みの上振れもあり得ますので、22,000円くらいまで行っても文句は言えません。
また、2016年と異なり為替が底堅いのと、ボラティリティが低下していることもあり、上げ止まった後もすぐには大荒れにならず、上下1,000円程度(20,750~22,000くらい?)のボックスになりやすいと見ています。
日足↓

【日経私の戦略】
先週ですが、予想以上に強い動きで、スウィングの売り21,600円、21,450円は、21,500円で買戻しました・・・・。

で、ネチネチと短期買いで+100円のトレードを3回やりました。
あ、しまった!TOPIX ETFの空売り1610ポイントを買い戻していません


今週ですが、、これ以上はあまり買いでついて行きたくないですね。
SQ週なので、やはり国内個人の買戻しは優勢になると思いますが、安値から約3000円
、日柄2か月超、週足26週線近辺ということで、上では売りも出てくるでしょう。

売りは少しずつ、弱りを見ながら長い時間軸で狙っていく戦略とします。

TOPIX空売りについては、途中で短期のヘッジ買いも入れながらコストダウンを図り、次の売りで使えるようにします。
因みに日経の大局観としては、今年中盤以降はさらに上昇するとみています

今週の内容は以上です。最後までお読みいただきありがとうございます。
今週も急がず焦らず、謙虚に善く生きていきましょう。
