2019年05月

2019年05月25日

【日本株やドル円ははまだ下がる?】日経平均の下値目途など


【日本株はもう終わりなの?】


日本株の個別銘柄は通常ではあり得ないバリュエーションまで売り込まれています。

日本の経済の先行きに対する懸念は確かにあるのだと思います。
(また、日本株は中東マネーの影響も非常に大きいです。)

四半期GDPの内容をみても、内需の弱さが再確認されました。
さらに日本は米中貿易摩擦の影響をアメリカよりも大きく受けると試算されています。

ただし

株価はすでに景気の下押しをかなり先行して織り込んでいるのも確かです。

今のところ、大局的な相場の見方は変えていません。

20-1


2018年は1年を通じて株価はA、B、C調整を行ったとカウントしています。
(テクニカルな要因でBが切りあがっていますが、TOPIXは切り下がっています。)

現在は第2波動の調整にあり、このあと2番をつけることで景気下振れを織り込むと見ています。また、景気悪化を織り込んだ後は買戻しが進むと考えています。


今のところ、週足では26週線21,000円近辺で何とか踏ん張っていますが、まだこの位置は2番ではない可能性が高く、もう一段下がる警戒が必要と見ています。


約3年周期の悪い経済サイクルが「あく抜け」するためには、最後に「投げ売り」のような激しい相場が発生する場合が多いです。


資金管理を徹底すれば、その後の「絶好の買い場」で買うことができますので、今は無理をしないほうが良いと考えています。我慢も相場です。

平準化して長期的な積み立てを行ったり、自動売買で許容リスク内で買い回転させる分には問題は無いのですが、強気の買い仕込みはまだ控えたいところです。


万が一ここから早々に大上昇相場になるのであれば、当ブログでも分析を紹介しますが、今のところその兆候はありません。


【下値目途は?】

予想通り下げた場合の目標値です。
フィボナッチリトレースメントや、過去の高安値等から、

第一目標値は20,200円、第二目標値は19,600円どころと見ています。

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投げ売り相場では日足25日線乖離率▲7%超まで売り込まれる場合が非常に多いです。

それを考えると、第二目標19,600円は十分に覚悟しておきたいです。



【日柄分析です】

5月は連休があったので、日柄カウントを営業日ベースでやり直します。
日経平均は「9日間」「1か月=22、23営業日」「2か月=35~50営業日」くらいの日柄で局面転換することが多いです。

これはとても大事なので、私も常に意識するようにしています。
次の注目日柄は以下です。

日柄①:5月(今週)末から6月1週
日柄②:①の1か月後=6月末から7月初
そして今のところ値動き想定は以下を考えています。今週見極めます。

パターン①:「このまま下抜けて日柄①で安値を狙うパターン」 パターン②:「日柄①にむけ戻りを試した後、日柄②に向け安値トライのパターン」


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【今週の日本株戦略です】

上記のとおり、今週末から6月初の重要日柄に向けてどのように動くのかを見たいわけです。

買いに関しては自動売買に任せ、裁量では短期の売りを検討したいところです。ただし予想通り下落した場合の真の狙いは買い場での仕込みです


①先に下に行く場合:
ザラ場足で直近の陽線に対して「かぶせ陰線」をつけるなど、下抜け反応があれば少し売っていこうかと見ています。

ただ25日線乖離率▲7%超まで突っ込めば逆張りで買い下がりです。


②戻り先行の場合:
直近下落に対する38.2%戻し21,370円、50%戻し21,540円、61.8%戻し21,750円。

38.2%戻しあたりから売り上がる分には大負けは無いので、逆張りのショートを検討したいです。



★先週のトレード★

①アウトライトのトレード無し
②リピートIF DONE 買100円刻み、売200円刻み
⇒合計15回くらい確定しました。



【ドル円】

引き続き株価に左右される展開が続くと見ています。

短期で見ればやはりもう一段の下振れに警戒したいため、私も慎重に運用しています。

株の買い場ではドル円も中長期的な買い場になると見ています。

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米国長期金利は大幅に下がっていますが、アメリカの期待インフレ率が低下したことで、日米実質金利差は縮小していません。

本当にアメリカが利下げサイクルに転換するというなら中期的な戦略を再考する必要がありますが、慎重ながら、今のところアメリカの金融政策転換は無いとの前提で動いています。


短期的なリスクオフマーケットが落ち着けば、日本の期待インフレの回復と、米国名目金利の回復によりドル円も回復していくと引き続き見ています。


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★先週のトレード★

中期的な買いは110.50円で一部を利益確定し、109.50円からまた少し買戻しをし始めています。

中期玉はレバレッジ2倍強のポジションで、平均約定単価は110円第半ばくらい、スワップ金利を合わせると107円台後半が損益分岐点です。

ただし一部を利益確定したり再投資したりを繰り返しており、区間収益も相応にでているので、焦らずトータル収益性を意識して投資したいです。



USDJPY
①先々週の買い玉 110.00円 ⇒ 110.20円(+20ppt)
⇒ 110.50(+50ppt)

②先々週の買い玉 109.50円 ⇒ 109.70円(+20ppt)
⇒ 110.20円(+70ppt)

③買い 109.50 中期玉として少し追加

④リピートIF DONE 淡々と継続


【米国株】

引き続き、下がれば中期的な再投資を分割して少しずつ進めたいです。
個別では、Facebookは下がったところで追加投資を検討します。

そのほか米国企業分析や私のポートフォリオ戦略については別の機会に紹介しようと思います。


★先週のトレード★

ダウCFD
①買い 25,500pt 
先週、間違って中期玉を利食ってしまったので、平準化した積み立てのつもりで再投資をしています。半分は今週、短期で利益確定するかもしれません。

②リピートIF DONE
ダウCFD 仕掛けは50pt刻み、確定は100pt刻みで淡々と継続しています。
先週は15回くらい利確しました。先週はやや低調な結果です。



本日の内容は以上です。いつもお読みいただきありがとうございます。

今週も焦らず、謙虚に、清らかな心で行きましょう。



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keroinvestment at 18:13|PermalinkComments(0)日経平均分析 | ドル円分析

2019年05月19日

【油断もダメだが過度な悲観も危険!?】日米株の投資戦略



【 米中通商摩擦問題は・・・?】

相変わらず米中通商協議の解決は見えません。市場関係者も長期化は前提で見ています。


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新たに通商協議の点で話題になりそうなのは、以下ですね。
近いうちに市場がもう一段危機感を高める場面は、あると思います。

①アメリカが中国のファーウェイ社に課した制裁に対して、中国が報復制裁にでるかも?

②アメリカが中国からの全輸入品に対して関税を実行するかも?

怖いですね・・・。


ただし

アメリカ株の「投資家」は悲観になりすぎてもダメです


以下の事を再確認しましょう。

①中国からの輸入額はアメリカGDPの2.4%で、中国の対米輸出額は中国GDPの4.0%に過ぎません。

②今回の関税ではアメリカ個人消費が急悪化するほどインフレが進む可能性はかなり低いです。

③現状のアメリカ企業や個人のバランスシートは健全です。負債額は大きいですが、純資産比率では高くないです。

貿易戦争の懸念はありますが、企業や個人が急激に負債圧縮に向かうほど、資産価値が目減りしたり、収益が悪化する話ではありません。



確かに、株価は短期的に材料や需給で大きく動きます。6月末までにもう一段の株安はあるでしょう。

ただし私たち「投資家」にとって、短期勢がファンダメンタルズを無視して投げ売ったところはチャンスです。

短期の値動きに右往左往せず、相場や経済の本質を追求し、資金管理を徹底し、割安な再投資機会を狙いたいです。私自身も常に肝に銘じています。



【今後の日本株は??】

基本的に日本株の長期的な見通しは年始からのシナリオを変えていません。


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週足は、年始からの上昇第1波動が終了し、調整の第2波動に入っていると見ています。


今は2,3年周期の経済循環の悪い時期にありますが、これを第2波動安値で売りが出尽くすことにより株価の織り込みが完了すると見ています。

図の下側、週足スローストキャスティクスが20を割り込む場面では買い下がって行ってよいと考えています。


日経平均やTOPIXは外国人投資家が主体の、世界経済に対する「ヘッジツール」、「投機ツール」になっています。日柄による買い・売りのリズムが非常にきれいに繰り返されます。


今回もフィボナッチ61.8%戻し 22,350円、重要日柄4月25日の前後で見事相場が反転しました。

まさに現代の日本株は「相場のうねり」を狙う「相場師」にはピッタリの市場です。

(毎回短期の値動きをピッタリ当てるのは難しいので、予想はアテにしすぎないでくださいね。)





次に日足です。

正直に言うと、今週は予想が難しいです。逆に言えば、明らかなチャンスは来なさそうです。

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今のところは、6月末までにもう一段米中通商摩擦激化を織り込む投げ売り相場が来るのではないかと見ています。

①のように、あと2、3週間はもみ合いながらやや戻りを試す展開をメインシナリオと考えています。

②はリスクシナリオで、可能性は低いです。


過去の似たような場面を見てみましょう。

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これから戻りBの高値に向かう可能性を考えたいです。

じりじりと戻していくため、売りも買いもやりづらい・・・。Bの戻り高値で変に強気になって買わないように注意しましょう。


次に②リスクシナリオです。


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9日線を奪還できず、更に急落してしまうケースです。

これは売りで取りたい人も多いと思うのですが、私の場合はショートはほどほどにします。

それよりは、25日線乖離率▲7%超からの「突っ込み買い下がり」に注力したいです。




【日本株の戦略】

今週はじりじり戻す展開だとは思うのですが、買いは「リピート IF DONE」 の自動売買に任せます。

アウトライトの売買ですが、21,500円近辺まで戻った場合は一旦短期で売ってみたいところです。

また、21,200円から上の範囲では、短期的に売りサイドの「リピートIF DONE」も稼働してみます。

株は長期的には買い方が有利なため、自動売買は基本的には買いサイドのみでやっています。


「リピート IF DONE」は、昨年の年末のように一時的に含み損が積みあがって怖いことがありますが、事前にリスク量と期待利益が試算できるため、資金管理ができていれば大丈夫です。


私の設定ですと、米国株CFDも合わせて1年に2,000回以上利益確定しており、長期で見ると平均年率60%以上の利益が出せています。これでも十分保守的な設定です。

証拠金が1,000万円未満の方でも、GMO証券だと10分の1単位でできますよ。手動設定が必要ですが。




★先週のトレード★

①アウトライトのトレード無し
②リピートIF DONE 買い100円刻み
売り 200円刻み(21,200~22,000円で設定)

⇒合計 10回くらい確定しました。



【ドル円です】

基本的に前回までと見方は変えていません。

現在の下げはリスクオフによる円ショートポジションの巻き戻しという需給要因です。

先々週▲9万1千枚超の円ショートポジションは、先週火曜日時点で▲6万2千枚程度まで減少しています。

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中期的な見方としては、米国の今年の利下げサイクル入りへの期待が裏切られることで、米国金利に大幅な巻き戻しが発生するとの見方は継続します。

本当に経済背景が変わってしまった場合は改めて当ブログでレポートしますが、今のところその兆候はありません。


短期的には株価と同じ方向性で動いているため、株価の売り尽くしサインが出たタイミングで、ドル円も買い場を迎えると見ています。


また、前回ブログでご紹介した通り、米国株の底打ちから半年くらい遅れて米国金利やドル円、日本株が上昇に転じるという周期性月末あります。

それを考えると、やはり6月25日の重要日柄には注目したいです。


★先週のトレード★

USDJPY
①買い 109.50 ⇒ 109.70(+20pips)これを2回
②買い 109.20 ⇒ 109.70(+50pips)
③中期買い玉は持ち越し。先週は追加玉無し
④リピート IF DONE 淡々と継続




【米国株】

基本観は前述の通りです。
安いところがあれば、中長期的な再投資もやりたいですね。


★先週のトレード★

ダウCFD
①買い 25,450 ⇒ 25,610(+160pt)
②中期買い玉は指数、個別共に持ち越し
③リピート IF DONE  ダウCFD 50pt 刻みで淡々と継続
⇒先週は40回ほど確定しました




今週の内容は以上です。いつもお読みいただきありがとうございます。

今週も謙虚に、心清らかに、落ち着いていきましょう。





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keroinvestment at 15:07|PermalinkComments(0)日経平均分析 | ドル円分析

2019年05月12日

【米中通商摩擦高まる!】株価やドル円の周期に注目


【材料は後講釈??】

先週は米国の中国製品2,000億ドルへの関税が25%に引き上げられ、通商摩擦激化への懸念で株価は急落しました。

ただし、このような材料の有無にかかわらず、以前から当ブログでは4月25日前後の重要日柄以降は転換の可能性を考えておく必要があると申しあげていました。


またTOPIXは今のところ、年始にお出しした予想チャートの通りの展開になっていますね。
現在はエリオット波動の2番を探りに行く展開になっていると見ています。


ブログ用1


株価は短期的には材料に反応して動いているようですが、材料は後講釈になることが多いです。

常に「材料が出たとこ勝負」でトレードするのは、よほど上手な方でない限り、ギャンブルに近くなってしまいがちです。
(チャートを使った短期売買は私も有効性高いと思いますが)

私は短期売買のプロではないので、「経済環境」や「周期性」に対する分析を主眼に置き、割安な時にしっかり買って、できるだけホールドし、日柄や値幅を考えながらゆったり利食いすることを心がけています。
(もちろん短期売買も組み合わせてやりまよ。)


「神がかり的な短期トレードで大儲け」には期待せず、謙虚に続けていきたいです。おじさんが好きな言葉は「急がば回れ」ですね。



【日本株はどうなの?】

現在日本株は現在独自の材料が乏しく、世界的な経済見通しが不透明ななかで、外国人の投機ツールやヘッジツールになっています。

裁定買い残も1兆円規模、バリュエーションはTOPIXで約14倍、外人のポジションはアベノミクス開始前に近づく低調ぶりと、すでに相当売り込まれています。

Brexitの時と似ていますね。

今回も材料自体は不透明ですが、織り込みが進み、売りが出尽くすとやはり買い場になると思います。

Brexitにせよ米中通商摩擦にせよ、時間をかけて交渉は続くことから、ここから不可逆的に経済ファンダメンタルズが悪化の一途をたどるとは言えません。

短期的には悪い相場になる可能性が高いですが、この5月末から6月前半くらいが、景気悪化を織り込む最終局面だと見ています。

言い換えれば、6月前半くらいに絶好の買い場が来るのではないかということです。

もう少し先だと思いますが、売られすぎのシグナルが出たら、中期の買い玉を仕込んで行きたいところです。

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【来週の日本株戦略です】

来週初の反応はどうでしょうか?対中国関税の課税範囲が拡大するという報道をすでにNY時間中に織り込んでいるとすれば、もう少し戻り優勢になるかな?と思います。

日経平均の21,000円を下抜けるには相応のエネルギーが必要なため、しばらくは抜けずもみ合いながら戻りを試す可能性が高いですが、戻りがあれば短期では売り目線で見ていきたいです。

ただ売るならTOPIXの方がよさそうですね。

一方、来週に下げが先行して大きく突っ込むような相場になれば、中期玉も仕込み始めていいかな?と考えています。


★先週のトレード★
①TOPIXダブル ETF 空売り 指数1596水準 ⇒ 1575 (+21)
②日経CFD リピートIF DONE 淡々と継続
先週は10回以上利確しました。





【ドル円は重要ラインをした抜け・・・】

ドル円の中期的なファンダメンタルズ認識は変わりません。
ただし先週は重要なポイントを下抜けたため、短期的には下値警戒です。

2,3年の経済循環の中で、米国金利の下げとまりは近いと考えています。金利もリスクオン・リスクオフに左右されるので、おそらくは日本株と同じ、6月前半が重要日柄になると見ています。

換言すれば、ここからもう一段の下落リスクはあると見ておきつつも、下げた後の買い場を想定したいところです。

108円台前半くらいまで下がっても余裕で買い増しできるくらいのポジション量で臨みたいところです。

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現在のドル円は米国の年内利下げを40%以上織り込み、日本の5年期待インフレ率を年間+0.1%しか織り込んでいません。

修正局面が来ると上昇余地は非常に大きいと見ています。


★先週のトレード★

少しずつ買い下がりを継続しました。
半玉を短期で利食い、残しは中期玉として保有継続しています。

中期玉のレバレッジは2倍~3倍程度です。

平均値は110円台ですが、スワップ金利を入れると損益分岐は107円台になりそうです。



USDJPY
①買い 110.00円 ⇒ 110.20円(+20pps)のこりホールド
②買い 109.50円 ⇒ 109.70円(+20pps)のこりホールド
③リピートIF DONE 淡々と継続



【米国株】

やはり下がったところでの現物ETFやCFD買い増しに的を絞っていきたいです。
資金管理を徹底したうえでシンプルな作戦で臨みます。

★先週のトレード★

ダウCFD
①買い25,500pt ⇒ 25,800pt (+300pt)
②買い25,500pt ⇒ 25,750pt (+250pt)残りホールド
③リピートIF DONE 淡々と継続
⇒SP500のCFDでやっていましたが、値幅感覚がいまいちわからないので、ポジションクローズしダウCFD 50pt刻みに変更しました。

1週間で50回くらい、数えられないくらい利確しました・・・。
かなりハイペースですが、証拠金は十分に積んであるので一応同じペースで継続します。



【意識したい周期性】

2,3年の経済循環の中で相場も循環します。

米国株が最も先行し、約半年後に米国金利、ドル円、日本株(TOPIX)がボトムをつけるパターンが多いです。

参考に2016年の動きをお出ししますが、今年もおおよそ似た展開になると見ています。

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株は先行指数なので米国株は景気悪化を早く織り込み底打ちします。

金利は一致指数に近く、実際に景気が悪化したタイミングで底となります。

ドル円は金利に相関性が高いため、米国金利と同じタイミングで底となりやすいです。

日本株は、外国人が主要プレーヤーのため、優先度的に後から資金が入りやすいです。また為替との相関性も高いため、米国金利やドル円と似たタイミングで底をつけやすいです。


何となく意識しておくとよいかもしれませんね。



本日の内容は以上です。
いつもお読みいただきありがとうございます。

今週も焦らず、心穏やかに謙虚にいきましょう。




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keroinvestment at 14:54|Permalink今週の戦略 | 日経平均分析

2019年05月05日

2019年5月5日【GW明け相場】気になるドル円と日本株の行方??


【ドル円は分岐点】

前回のブログでも書いた通りですが、今週以降のドル円は気になっています。

日足三角持合いの下限は110.70近辺にあります。

また、300日線や100日線も同じ位置にあり、この近辺が終値で維持できるかどうかを見たいわけです。

下抜けてしまうと、短期的にはもう一段調整が進みそうです。

トランプ大統領の対中国関税上乗せ発言で波乱が広がっていますが、株価が更に調整するようであれば、ドル円もした抜けし、調整が長引く可能性を考えておきたいです。

一方、今晩のNYクローズで大き目の陽線となり、きちんとサポートされれば、Ascending Triangle完成する可能性がぐっと高まります。トライアングルが完成して上抜ければ114円が見えてきます。

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長期では109円台がサポートになりそうですが、そこまで押さない可能性が高いと見ています。

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【短期的にはポジション調整も?】

短期的には円ショートポジションが結構溜まっており、ドル円もすぐに上に行きづらい状況です。


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直近では投機筋の通貨先物 円ショートポジションは 9.9万枚溜まっています。
過去の水準と比較しても、割と高水準なのが分かります。

ただし、これが必ず値幅調整を伴ってすぐにポジション解消に向かうわけではないため、気にしすぎるのもよくありません。

何かきっかけ次第ではポジション解消で円高に向かうリスクは意識しておく必要があるということです。今回のトランプ発言ですね。

北朝鮮がミサイル?実験を再開したという話もあり、地政学的リスクも後付け的な材料となる可能性もあります。

また来週はアメリカの指標は少なく、欧州系の指標は多いです。欧州の指標はまだ低調な状況が続いているため、金利低下方向に全市場が反応しやすく、その意味では注意が必要です。


それから、これも前回ブログに書いた通りですが、株価は先行して回復していますが、金利が下げ止まって上昇に向かうには半年くらい後になることが多いです。

既に株価は大きく反発していますが、世界的な金利低下圧力はもうしばらくかかるかもしれません。(すでに底を打った可能性ももちろんありますね。)



【ドル円の中期的な見方】

日本時間5月2日のFOMCで、パウエルFRB議長の発言からは利下げ示唆がなく金利上昇で直後は反応しましたが、

ISM景気指数は製造業、非製造業ともに予想を下回った事に加え、ペンス副大統領やクドローNEC委員長が利下げ誘導発言をした事を受け、金利はやや低下基調となっています。


注目すべきは、FF金利先物が織り込む利下げ確率ですが、今年の6月会合での利下げ織り込みは 22.5%まで上昇しています。(9月まででは約40%!!)

それだけ利下げを織り込んだうえでのドル円理論価格は111.30円水準です。


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流石に6月会合での利下げは無いと思います。

経済指標は、確かにPCEコアデフレーターは年率+1.6%と低調でしたし、ISM景気指数も予想を下回っていますが・・・

何より+3.2%という高いGDP成長率を維持していることや、企業のEPSがプラス成長を継続していることからも、到底利下げをしなければならない経済状況ではありません。

2015年~2016年の停滞期よりも今はずいぶん堅調な状況です。


また、1997年~1998年のアジア通貨危機を受けて、FRBはアメリカ経済がリセッションに陥る前に緊急利下げを行いましたが、これが2000年のITバブルを生んだ政策の失敗とされた過去もあり、安易に経済が良いときに利下げはできない事情があります。


引き続き、過剰な利下げ織り込みが解消する過程で、中期的には米金利とドル円が上昇する余地が大きいと見ています。




【ドル円の戦略です!!】

今週ですが、前回の戦略通り、本日110.50円で買いました。

が、株価が更に調整に入っていく可能性があり、ドル円も下抜ける可能性もあるため、110.80円で半分利益確定し、残り半分は中期玉の一部としてホールドします。



上記の分析根拠となった事実(経済環境)に大きな変化がない限り、すぐにドル円を売ることはしないつもりです。

ポジションに余裕を持ったうえで中期的な買い下がりをゆっくりと行い、反発したところで一部ポジションを利食いながらホールドしていくという単純な戦略です。

アウトライトではポイントとなる場所で買いを実行し、リピート IF DONE での自動運用は継続します。


★先週からのトレード★
USDJPY
①買い  111.10 ⇒ 111.35(+25pps)
②買い  110.50 ⇒ 110.80(+30pps)
③ 中期買い玉はホールド
④リピート IF DONE   買い回転 数回約定しました




【日本株は・・・】

正直、日柄的には4月末で上昇終了で調整局面入りをイメージしていましたが、今回のトランプ発言をきっかけに、やはり調整する可能性は高そうです。


ただ国内投資家のポジションは軽いです。下がったら買いたい投資家がたくさんいます。
今年は強気サイクルと見ていることもあり、昨年ほどの暴落の可能性はかなり低いと見ています。


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もし明日以降調整局面入りとなった場合、典型的なパターンやそのほか状況から考えると、2017年の4月や9月のような1か月程度で1,000円~1,500円程度の調整を今のところイメージしています。

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適宜リバウンドはあり、なかなかショートでも気持ちよくとるのは難しいかもしれません。
ショートはあくまで短期で狙い、しっかり調整したところで買い仕込みを考えたいところです。

いずれにせよ、日本市場の動きを見つつ判断します。



【さらに大きな時間軸で】

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昨年1年間は、海外投資家のポジションが減少傾向となり、裁定買い残高も1兆円を割り込みました。

大きなリセッションが近いうちには来ないと見ているため、サイクル的には今年は強気で見ています。

大体強気サイクルは1年半程度、高値は26,000円~28,000円くらいを今のところ予想しています。

ただし、年間の高安値はだいたい4,000円~6,000円ですし、大口投資家は利益が出ると必ず利益確定をしてきます。
つまり株価は上がったり下がったりしながら動くので、やはり押し目を狙って買うのが効率よい方法と言えます。

私は昨年末は勇気をもって買い下がったのは正解でしたが、日本株に関しては最初の2か月の上昇でほとんど利益確定してしまいました。

ただ焦らず、中期的な買いは押し目を待ちたいところです。



【私の戦略ですが・・・】

明日の引けを見てから判断はしたいですね。TOPIXがしっかり直近レンジを下抜けてくれば、短期ではショート回転を検討したいです。

一方、上記のとおり日柄や値幅を考慮して安いところで中期的な買いを仕込んで行くことを考えています。
短期のリバウンド狙いはリピートIF DONE を継続すれば良いかなと考えています。


★先週のトレード★
ショートはやりませんでした・・・
日経CFD 
①買い 22,200円 ⇒ 22,300円(+100円)
        ⇒ 22,400円(+200円)
②リピートIF DONE(を手動注文で)100円刻みで継続
5回約定しました。



今回の内容は以上です。最後までお読みいただきありがとうございます。

今週も焦らず冷静にいきましょう。




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keroinvestment at 20:31|PermalinkComments(0)日経平均分析 | ドル円分析