2019年06月

2019年06月30日

【米中協議通過でリスクオンか!?】重要日柄も重なる日本株・ドル円



【米中協議は悪くない結果に】


G20と並行して行われた米中首脳会談のあと、アメリカのトランプ大統領は以下を発表しました。


「出来レース」感は否めませんが、3.については市場にとってはやや「ポジティブサプライズ」だと思います。


1.米中の通称交渉を再開する


2.中国からの輸入品 3,000億ドルに対する追加関税は「当面の間」留保する。


3.米国企業から中国ファーウェイ社への部品供給を「安全保障に問題ない範囲で」認める。


4.中国は米国農産物の輸入を拡大する。


22-7



ただし、材料は「きっかけ」に過ぎません。

相場の根底にある「ファンダメンタルズ」=「経済・企業収益」や、「相場のリズム」をまずは見極める必要があります。


そこで私は、短期的な材料の有無にかかわらず、以前の記事から、「この6月末から7月第1週の重要日柄で、日本株は調整相場から、買戻し相場に転換する可能性が高い」と申し上げてきました。


また先週のブログでは、G20次第で、
「重要日柄で素直に上に抜けるか」、「一旦下を叩いてから反騰するか」、というシナリオをお出ししていました。


今回のG20の結果、やはり重要日柄で素直に上の可能性が高いです。


日足
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週足では、エリオット波動第2派が完成した可能性が高いです。

日経は浅く下げ止まりましたが、TOPIXは6月に週足終値でスロー・ストキャスティクスが20未満まで売られています。


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この後の大体の動きとしては、上図のイメージです。

もしエリオット波動第3波に入っているとすれば、3の目標値は日経平均で24,120円です。


しかし、夏場はもみ合いになりやすく、目先は上昇しても4月高値前後、22,300~22,500円くらいと見ています。

徐々に下値が切りあがるイメージです。



【今週の日本株戦略です】

理由は下にも書きますが、私は先週、少し日経平均とS&P500の中期玉、日本の個別銘柄を買い増ししました。


ただしこれは、今回のG20が仮に悪い結果で下がったとしても、中期的にはさらに買い下がってもよい、という判断の下で買った玉です。



今週は、先週購入した中期玉を引っ張りながら、短期でも買いサイドで狙っていきたいと思います。

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ターゲットは4月高値ですが、時間がかかるかもしれません。

また、7月初のETF分配金捻出売りのフローが6,000億円程度入り、日経平均で▲300円程度の潜在的な売り圧力になるため、あくまで一時的な需給要因とは言え、少し注意です。


途中で相場の流れや私の見方が変われば、Twitterや本ブログでも紹介しようと思います。

米国株は中期玉を比較的たくさん持っているので、引き続きホールド対応です。



★先週のトレード★

①日経CFD  買い 21,150円⇒ホールド予定

②リピート IF DONE 自動売買を淡々と継続
⇒先週は10回ほど利確しました。


個別銘柄も数銘柄買い増ししています。個別銘柄の分析はこちらには書ききれませんので、「投資家ケロル」のTwitterをファロウしていただければ幸いです。



【本日のお勉強です=3年の景気循環パターン】


2016年を例に、3年の景気循環での典型的な市場の動きについて見ておきます。

今回も、多かれ少なかれ、似たパターンとみていますよ。

(パターン)
①理由不明の暴落(テクニカル要因?)
②暴落の戻り
③景気不安の暴落
④中央銀行が緩和姿勢
⑤米国株2番底
⑥米金利・日本株底入れ
⑦じり戻し
⑧全面リスクオン


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これを、2018年からの相場に当てはめてみます。


2018年初から始まり、2016年とだいたい同じパターンです。
既に、「⑤米国株2番底」まで付けています。

今回のG20が「⑥米金利・日本株底入れ」になるのか、見ているわけです。

年末までに「⑧全面リスクオン」の場面が来る可能性があります。

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(パターン)
①理由不明の暴落(VIXショック2018年2月)
②暴落の戻り
③景気不安の暴落(2018年末)
④中央銀行が緩和姿勢(2019年初パウエル・プット)
⑤米国株2番底(2019年6月初)

今ここ!

⑥米金利・日本株底入れ(2019年7月来るか?)
⑦じり戻し
⑧全面リスクオン



【ドル円です】

ドル円も、中長期的な見方は変わっていません。

正直私も不安でしたが・・・先週の重要日柄で、見事に反騰しています。

この後、アメリカの早期リセッション期待は裏切られ、米国金利が徐々に戻りを試す中で、ドル円はゆっくりと回復できると見ています。


ただし、米国債は世界経済のヘッジとして買われているので、経済指標に底入れ感が出てくるまでは、米金利は上がりづらいのも確かです。


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以前のブログにて、ファンダメンタルズに対する私の見方を書いていますので、ご参照ください。


私はポジションをまだたくさん持っているので、上がったところは淡々と利食いを入れていこうと思います。


★先週のトレード★

①USDJPY 買い 107.50
⇒107.70(+20pips)
⇒108.10(+60pips)
⇒残りは中期玉でホールド

②USDJPY 売り 108.10
⇒107.90(+20pips)
⇒108.10(+0)
デイトレで利食ってよかった・・

③USDJPY 買い 107.00円
⇒107.20(+20pips)
⇒107.60(+60pips)
⇒残りは中期玉でホールド

④GBPJPY 買い 136.75
決済するのを忘れました。持ち越しです。



【米国株】

方針は変えていません。買い玉を引っ張り、深い押し目があれば買っていきます。

アメリカが次にリセッションに陥るのは、バブルが発生し、崩壊した後だと考えています。

アメリカは現在、財政・金融両方で経済にアクセルを踏んでいます。
リセッションよりも、先にバブルに発展する可能性が高いと見ています。


★先週のトレード★

①SP500 CFD 買い 2920⇒ホールド

②リピートIF DONE ダウCFD を淡々と継続
⇒先週は10回ほど利確しました。




本日の内容は以上です。いつもお読みいただきありがとうございます。

今週も謙虚で心穏やかに、自己研鑽に励みましょう~。





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keroinvestment at 16:30|PermalinkComments(0)日経平均分析 | マクロ経済

2019年06月23日

【重要日柄近づく!】次の大きな動きに備える


【 日本株上抜けできず・・・】


日本株について、先週のブログでは、方向感が分かりづらいものの、レンジを意識し上限での売り戦略を考えていました。

結果的にはそれで良かったのですが・・・


ECB理事会やFOMCでのハト派姿勢、米中首脳会談への期待等で週半ばには上抜けトライする場面もあり、私も「上かな?」と思ってしまいました。


先週のサブシナリオはこうでした↓

23-5



でもやはりどうも違うようです。今週はレンジ内横ばいになりそうです。

その後大きくどちらかに流れが出ると見ています。


24-4

材料に対してあまり予断を持たないほうがいいですね。


私は短期の売買も「負けづらい場面」では補完的にやりますが、

そもそも私の考える株式投資は、ある程度はランダムの側面もある、と認めたうえで、リスク管理を徹底することでリスクの対局にあるリターンを長期的な視点で取りに行くものです。


バリュエーションが安く、市場が怖がっているときにこそ、リスクにみあうリターンが得られるのが株式投資の基本です。


しかし短期的な振れに翻弄されて「損切名人」になるのでは元も子もありません。

分からないところは安全第一にいきましょう。





【今週の日本株戦略です】

上は21,400円台~21,500円ところ、下は20,800円前後がレジスタンス、サポートになっています。

G20通過後に上に抜けるのか?それとも景気不安やイランとの地政学リスクを懸念して下に抜けるのか?

今週は正直、もみ合いになりやすいため、短期売買をやるなら上下逆張りですが、私は自動売買のみにしようと思います。

24-4



★先週のトレード★

①TOPIXダブルETF 売 1526⇒1545(▲18)

下で売ってしまいました。久々に損切です。
日経換算で▲350くらいのダメージ。


②日経CFD 買 21,380⇒21,550 (+170)
利食えてよかった~


③リピートIF DONE の自動売買は淡々と継続

⇒先週は売り買い合わせて15回利確しました。



【6月末から7月初の重要日柄】


6月末から7月初が重要日柄です。

そのあたりで大きく動く可能性が高いです。

私は今のところ、以下の展開を想定しています。

(1)重要日柄前後で急落し、安値を付けてその後反発するか、

(2)G20通過後に上にそのまま上に向かう


重要日柄以降、そのままガンガン下がって行くと思えない理由は以下にもあります。


外国人が保有していた日本株の現物は、1年半も売られ続けています。

保有口数はアベノミクス開始前くらいまで減少しています。

24-5

だいたいの周期として片道1年~1年半の周期で株のポジションは動くことが多いです。

また、株式は景気指標が良いときに売られ始め、景気指標が実際に悪くなったときはすでに織り込み済みで、底を打っていることが多いです。


日本経済は財政緊縮や人口減少問題を抱えていますし、最近景気指標も冴えません。

しかし、「金融危機」のような特殊な事情が無い限り、
バリュエーション調整、ポジション調整は1年半かけてほぼ終了していると見ています。

したがって、私は調整一巡のタイミングを見計らっているわけです。


ただし、調整一巡には、最後にやや過激な動きとなることが多いため、目先慎重に見ているわけです。



24-1



【ドル円が・・!】

FOMCは予想以上のハト派(緩和的)なスタンスでした。

何と

17人のボードメンバーのうち、7人が年内2回の利下げを予想したのです。

そして米国金利は、7月の利下げを100%、9月を90%、12月を80%と、

年内3回の利下げをほぼ完全に織り込む水準となっています。



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金利市場はリセッション入りをすでに織り込んでいると言えます。


しかし、現状は何回も利下げを織り込むほど景気は悪化していません。

先々週のブログにも書きましたが、アメリカのリセッション前に見られてきた「バブル崩壊」や「急激なインフレ」は全く起こっていません。


昨年12月の利上げを修正する意味で1回の利下げは納得ですが・・・さすがに3回織り込み済みとなると、もし景気指標が回復してきたときの巻き戻しは強烈になりそうです。


もちろん、確率は極めて低いながら、リセッションに入るような兆しがあれば、改めて当ブログでも検証したいと思います。


【注目のデータ】

ドル円の理論価格は 107.15円です。

これは金利差によるものです。アメリカの金利低下はすでに行き過ぎというのが上記の通りの分析です。

もちろん短期的にはファンダメンタルズを無視して相場は「行き過ぎる」ことが多いため、買いをするには資金管理に注意を要します。

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また、短期筋のCME通貨先物のポジションですが、先週火曜日時点で円売りポジションは112円時の▲10万枚から急減し、▲1.6万枚の円売りとなっています。

FOMC通過後に更にポジションは減少し、現在は円ポジションは0くらいだと見ています。

2017年3月の105円の時は、短期筋ポジションが0になったところでドル円は下げ止まりました。


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アメリカがリセッションに入り、ゼロ金利に再び向かうようなことが無ければ、ポジション的にも良い所まで来ています。




【今週の戦略ですが・・・】

先週はFOMCが意外なハト派だったので、108.10レベルでいったん追加で玉を落としました。

また、短期勝負で昨年12月以来のショートして、1日で買い戻しています。
衝動的にショートしたくなるというのは、だいたい相場の末期ですね。


因みに、、

年末年始はフラッシュクラッシュでショート大儲け、

更に長い下ひげで奇跡の買い指値が次々刺さり、その後の上昇でも大儲けだったのですが、正直私の場合単なる運ですね。。。

短期の売買は抑えてやります。




また後案の定、私のスワップポイント込みの中期玉の持ち値(107円台後半)を割り込みました。

私はレバレッジ3倍までで長期運用しているため、外貨預金に毛が生えた程度のリスクと言えばそうなのですが・・・金額が金額なので、正直嫌な感じですねぇ。


今週も慎重にいきます。思わぬ下値が出ることもあり得るので、資金管理は徹底します。

値段を決めて、50pipsずつ、中期玉を買い下がって行きます。



★先週のトレード★

USD
①108.10で中期玉を少し売却。微益。

②売り 108.10⇒107.50(+60)

③買い 107.50⇒107.70(+20)
⇒ビビりすぎました。残りは中期玉ホールド

④リピートIF DONE 自動売買を淡々と継続



【米国株】

やはり現状の材料に鑑みると、2001年や2007年のパターンではなく、1998年のAパターンに近くなると見ざるを得ません。

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作戦は変えていません。中長期の買い玉はホールドし、深い押し目があれば買いを検討します。


★先週のトレード★

①ダウCFD
26600ドルで少し中期玉を売却(結構な利益)

②リピートIF DONE ダウCFDで淡々と継続
⇒先週は20回ほど利確しました。




本日の内容は以上です。いつもお読みいただきありがとうございます。

今週も気持ちを整えて、前向きにいきましょう。




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keroinvestment at 12:21|PermalinkComments(0)ドル円分析 | 日経平均分析

2019年06月15日

【FOMCとG20が争点!】ドル円、日本株は今月が重要か


【今のところ想定通りですが・・・】


先週の日本株は、前回ブログの想定通りの動きになりました。

6月3日のボトムから5~9日目で21,300円台が戻り目途と申し上げましたが、実際に7日目の21,330円でいったんの戻り高値を付けています。


ここからが問題です。正直、短期的には方向感わかりません。


私は米国株の中長期運用や、日経平均の暴落時底値買いが主戦略なので、日本株の短期トレードは毎週やる必要はないのですが、スキルアップのために、いつも必死に勉強・研究しています。


みなさまも一緒に本ブログで「お勉強」にお付き合いいただければ大変励みになります。


まずは週足に戻って、大局的な視点から見ましょう。


正直、6月28日、29日のG20での米中首脳会談次第なところはありますが、

6月3日の安値が下図「2番」の「絶好の買い場」だったかというとやはり微妙です。


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上には抵抗帯が多く、時間的なバランス的にも、もう一度下値を試す「可能性が高い」とチャート分析の観点からは言えます。


もちろん、中長期的には買いを狙いたいですし、長期日柄やバリュエーション、海外投資家ポジションから見ても調整一巡は近いとは思います。

長期の積み立て投資や自動売買は淡々と続けてよいでしょう。


ただし目先はまだ注意が必要な時間帯と見ています。


日柄やチャートの観点から、少し詳しく見ていきますね。



【日本株の調整日柄?】


日本株の典型的な動きをおさらいします。

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日本株の調整局面は「1か月調整」「2か月調整」「3か月調整」と、比較的わかりやすい日柄で動きます。特に近年この傾向は強いですね。


今回5月初からの調整は、今のところ「2か月調整」になる可能性が高いと私は考えています。


今月のG20で米中首脳会談は実現するのか?、対中輸入関税が追加実施されるのか?

私にもわかりませんし、前後の動きもまだ見えていません。


ただし、だいたいの典型的な動きパターンを学び、事前に何通りか想定しておくことで、実際に相場が動いたときに適切な投資行動がとりやすくなります。


順に見ていきます。あまり先入観を持たないようにしたいです。


(1)2か月調整パターン

パターンとしては可能性が高い気がします。

5月初から2か月調整となり、重要日柄の7月3日前後にかけて安値を狙うパターンです。

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材料(ヘッドライン)はほとんどの場合、後講釈なのであまり気にしすぎないようにしていますが・・・

米中首脳会談が開催されず、または進展なく、追加関税の発動が発表された場合には、7月初に瞬間的に安値を付ける可能性が高いです。


しかし大きく売り込まれた場合は、週足の「2番」、中期的な買い場になると考えています。


関税は長期化すれば経済に悪影響はありますが、一旦決裂しても米中交渉は続きます。すぐに経済が崩壊していくとの予想は余りにも早計です。

最悪シナリオを株価を織り込んだ後は、買戻しが優勢になるのが株価の性質です。


前回のブログでも現在の経済環境についての私の見方を書いています。



(2)すでに調整一巡している場合?

すでに6月3日で調整が一巡している可能性ももちろんあります。


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この後米中首脳会談の実現が見え、実際に会談で両首脳が握手し、追加関税発動が見送られた場合は、一旦上値を試すでしょう。


G20通過後に高値を試した場合、今度は経済指標、ファンダメンタルズに注目が移ると思います。

米国株が上値を試したとしても、日本株は消費増税への警戒もあり、しばらくは4月高値くらいで抑えられやすいと見ています。

夏場は4月高値まで戻ったとしても、1,000円幅レンジで膠着しやすいです。



(3)3か月調整になる場合

昨年の10月~12月のパターンの縮小版に近い動きをイメージしています。

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ここまで調整が長引くシナリオはあまり想定していないのですが、頭の片隅に置いておきたいです。



【今週の日本株戦略です】

とりあえず、方向性の見えない相場のため、いったんは21,300~21,400があれば逆張りで売りをやってみようと思います。

買いに関してはリピートIF DONEの自動注文に任せます。

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一方で20,800円ところは軽いサポートになっているので、このレンジがどちらにどうブレイクしていくかに注目しています。



★先週のトレード★

先週のブログとおりのトレードを実行しただけでした。チキン(臆病)利食いでしたね。。

ただ結果的には早め利食いで正解でした。


①日経ダブルETF 空売り 21,220円⇒21,060円(+160)

②日経CFD 売 21,300円
⇒21,200円(+100)
⇒21,100円(+200)

枚数少ないためこれにて全玉終了

③リピートIF DONE 淡々と継続

⇒先週は10回利確しました。



【ドル円です】

先週末はドル高になりました。

アメリカの小売売上高コアやミシガン大学消費者信頼感指数は予想対比はやや下振れでしたが、絶対水準は良好で、アメリカのリセッションを織り込む市場にとっては巻き戻し方向に反応しました。


アメリカの実質金利が上昇し、ドル円の理論価格は109.40円(前週比+1.70円)となりました。

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中長期的な見方は前回ブログ同様で、変わっていません。

アメリカのリセッション期待が徐々に剥がれていき、米国金利と日本の期待インフレ率の回復により、ドル円は再び上昇に向かうと見ています。


ただし、株と同様に、短期的(この1,2か月)にはまだ下振れリスクが残るため、保守的なポジション運営をしたいわけです。



【6月19日のFOMCは?】

近いうちに、FRBは25bpの利下げをやる可能性が高いです。

powel


すでに市場では年内に2回とか3回の利下げを行うことを織り込んでいます。

今のアメリカの経済環境から言えば、さすがにこれは過剰だと思いますが、「昨年12月の利上げが間違いだったので正す。」という大義名分のようです。

そういわれれば、昨年12月の利上げは私も間違いだったと思っているので納得です。


また、年内1回の利下げはほぼ100%織り込んでいるため、FRBとしても裏切って市場を混乱させたくありません。


今回の6月FOMCですが、利下げはせずに、近いうちに利下げをすることを示唆する声明を出すと私は見ています。


6月に利下げをするには、まだFRBからのメッセージが足りていません。
利下げ敢行は早くて7月と見ています。



【利下げ後の相場?】

過去のパターンから、「利下げは景気後退のサインだ!」と言う方が非常に多いです。

しかし、前回のブログにも書きましたが、私は今回はそのパターンではないと考えています。

図をご覧ください。

23-9

Aはアジア通貨危機、ロシア危機が起こった後、FRBが緊急利下げを行ったところです。

アメリカは海外要因でリセッションになった事は過去にありません。

貿易赤字国なので、海外要因で輸出が傷む影響が小さく、一方安く海外製品を輸入できるためです。


リセッションになる環境でないのに、FRBが利下げしたことで、その後2000年にかけて、株価は大幅上昇し、ITバブルを引き起こしました。

今回も、これに近い結末を迎えると考えています。


財政政策でも刺激し、金融政策も刺激、となるとアメリカの景気を抑制するものがありません。

おのずと資産価格やドルが上昇せざるを得なくなります。


その後Bのように、バブル(この時はITバブル)が形成され崩壊することで、アメリカは典型的なリセッション入りとなるわけです。


今はバブルは発生していません。

短期的には米中問題や利下げ思惑でドル円が軟調になると思いますが、長期的には回復する可能性が高いです。



【ドル円戦略です】

今月や来月あたりが正念場になる可能性が高いと見ているため、確実に乗り切れる保守的な運用を心がけたいところです。

今週は108円以下では少し買ってもいいと思うのですが、

リピートIF DONEの自動売買中心に、無理なポジションは取らない予定です。


逆に109円台に戻す場面があれば、もう少し中期ポジションを利食って減らす予定です。

スワップポイントが数年分たまっているので、利食えるポジションはまだたくさんあります。


★先週のトレード★

USDJPY
①108.25⇒ 108.45(+20pps)

②リピートIF DONE 自動売買を淡々と継続



【米国株です】

私の運用の最も中核にあるのが米国株インデックスなのですが、最近ブログには書けていませんね、すみません。

最も長く研究している市場なので、いずれ特集号を出そうかと考えています。


なお、中期的な戦略は変えていません。

米中協議まとまらず急落があったとしても、狼狽売りは避け、リスク管理を徹底しながら押し目買いに徹するスタンスで臨みます。

・・・


今回の内容は以上です。
いつもお読みいただきありがとうございます。


今週も焦らず、謙虚で前向きにいきましょう~



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keroinvestment at 19:19|PermalinkComments(0)日経平均分析 | ドル円分析

2019年06月08日

【米債利回り更に低下!】本当に米国リセッションの予兆なの?


【株価は切り返す!】


前回前々回のブログでは、日経平均の下値目標を20,200円台~19,600円前後としていました。

また、6月3日は重要日柄であるため、その前後で安値を付けやすいと申し上げました。


正直なところ、最後に大きく下に突っ込み19,600円くらいを付けることを期待していたのですが・・・

結果はご周知の通り6月3日重要日柄で目標値上限の20,200円台で反転しました。



リピートIF DONEの買い設定を継続していたので上昇で利益にはなりましたが、裁量の買いはできませんでした。



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ただし、ここでもう週足調整波動2番を達成し、上昇3波動に入るのかというと、微妙です。


中期的には買いを狙っているのですが、まだ少し時間調整が不足している気がします。


週足のスローストキャスティクスも20を下回っていません。テクニカル的にも、上には抵抗帯が多く存在します。


米国株が再び「無双モード」に突入している可能性はありますが、


日本株は為替や金利に敏感ですし、世界経済のリスクヘッジとしてトレードされているので、実体経済への不安心理に「底入れ感」が出てからでないと、なかなか上昇トレンドには入りづらいです。



日足でも見ておきましょう。
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6月3日の重要日柄でちょうど1か月の下落が一旦終了しました。


下落の次の局面となると、まずは1,000円幅くらいのレンジ(20,200~21,300くらい)を想定しておくのがベターです。


もちろん、2か月弱の上昇になる可能性もあり得ますし、さらに下値を試す可能性もあり得るのですが、まずはレンジ想定で日々追っていきたいです。



【今週の日本株トレード戦略です!】

とりあえずは上記の通り、少なくとも一旦は1,000円幅レンジを想定した動きをしたいです。

レンジ相場の場合、片道5日~9日の日柄になりやすいです。


リピートIF DONEの自動売買は買い100円刻みで継続し、売りは21,000円以上のレベルから再び200円刻みで稼働再開します。


アウトライトでは21,200円台があれば、一旦戻り売りを狙ってみます。
それでダメなら切り替えます。



★先週のトレード★

①先々週の日経ダブルETF空売り20,800円⇒20,400円(+400)
6月3日の重要日柄を警戒し、買戻しました。

②日経CFD 
先々週の売20,530円、売20,650円 逆指値で同値撤退(+0)

③リピートIF DONE 買い100円刻み
⇒売方向は停止。買い方向で10回以上利確しました。




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【問題のドル円です】


米国金利がどこまで下がるんだて感じですよね。
債券に資金が殺到しています。


アメリカの実質金利はさらに低下し、ドル円の理論価格は107.70円まで低下しています。

22-2



再度、以下のファンダメンタルズ要因を検証します。


ここからドル円がさらに大幅下落するには、


A「アメリカの景気後退で、利下げサイクルに入ることや、

B「
日本のデフレ転落を市場が織り込むの要素が必要です。



逆に言えば、すでにある程度これらを市場は織り込んでいるので、裏切られた場合は、ドル円は中期的に反発、上昇余地が大きいわけです。


今のところ私はアメリカのリセッション入り懸念は裏切られ、年後半にかけてドル円も反発していくとの見方を維持しています。


少し詳しく見ていきます。



A.アメリカの景気後退で、利下げサイクルに入る??

(1)米中貿易戦争はアメリカの景気後退を招く?

米中交渉が決裂して中国から全輸入製品に25%の関税が付加された場合でも、アメリカGDPへの影響は▲0.2%~▲0.4%程度と試算しています。


GDP+3%成長国かつ赤字大国のアメリカにとっては、米中交渉は実はリスクは高くないです。

22-7


関税が転嫁されれば消費が減速しそうですが、企業努力である程度値上がりを回避できるのも確かです。


また国内の競合企業が丸儲けになる上に、政府税収が増え、財政拡張を後押しします。


そもそも、トランプ大統領の再選確率が高まっていることもあり、中国側からの妥結提案は近くあると思います。


最悪のシナリオでもアメリカへの経済影響は致命的でないものの、最悪シナリオは回避されると見ているわけです。

G20にも注目したいですね。




(2)そもそも最近の経済指標はリセッションを予兆している?

そもそも米中通商摩擦以前に、米国経済拡大期は終わりだという意見はあります。

ただその多くが、前回のリセッションから10年経ったという理由だけです。


経済指標は確かにバラついていますが、これは3年周期の経済循環の範疇だと私は見ています。


22-8


先週末の雇用統計の結果も、非農業部門雇用者数の伸びは3か月平均で+17.8万人ですし、賃金の伸びも+3.0%を上回っています。


これらの数字でリセッションの予兆とは全く言えないですし、本来利下げが必要な状況ではないと思います。


リセッションが起きる原因として、ITバブル崩壊やサブプライム危機等、リスクが集中しすぎた後、バランスシート圧縮の動きが一気に出ることが挙げられますが、今はリスクの過剰な集中は無いと見ています。


むしろリスクを回避する動きが過剰に先行しています。


金融機関に対するストレステストやレバレッジ規制も非常に厳しいものが遵守されているため、早期のリセッションを起こすのは難しそうです。



(3)FRBの利下げスタンス?

先週のパウエルFRB議長のちょろっとした発言「アメリカ経済の拡大を維持するために、適切に行動する」に、市場は反応しました。


市場は年内利下げをほぼ100%織り込み、年内2回以上の利下げも80%は織り込んでいます。やはり過剰です。


私も先週の段階では今年の利下げは無いと考えていましたが、FRBは市場との対話を重視するため、利下げを1回くらい敢行する可能性はありますね。。。


ただ今の経済環境下、利下げサイクルに入るのではなく、金利水準を25bp下げたうえで様子を見る「予防的利下げ」になりそうです。



B.日本のデフレ転落を市場が織り込む??

消費増税は事前にわかっていたことなので、日本株はすでに2018年初から1年半かけて大幅なバリュエーション調整をやっています。


5年期待インフレ率もすでに0%と、ほぼインフレ期待は消失済みです。


日本の景気悪化は既にほとんど織り込み済み、というのが私の認識ですが、日経平均やTOPIXが昨年末の安値を割り込むような状況になれば、見方を変更する必要があるかもしれません。

頭の片隅にはおいておきたいです。



【金利の反発は近いか??】

利下げ期待が過剰だという分析は上記の通りです。

ではいつ米国金利は反転するのか?


きっかけはわかりませんが、私の分析通り、3年周期の景気循環による下振れであれば、おおよそ金利の下げ止まりは近いと思います。


22-3


2016年のように、株価は景気に先行して下げ、先行して大底を打ちます。


金利はその半年後、Brexit危機後に株価が2番底を付けて反転した約2週間後に大底を打っています。



2019年も今のところおおむねその流れになっています。

ダウが2番底をすでに付けたのであれば、金利も近いうちに反転しやすいです。

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【ドル円の戦略です】

正直今は怖い時期です 

私の中期玉の損益分岐点である107円の後半を先週何度か試しました。


いったん止まってますが、いつも相場は私を「試し」てくるものなので、持ち値を割り込む場面がある気がします。


21-4


相場観としてドル円は調整一巡が近いか?と思いますが、

すでに今年期間収益を相応に上げていますし、安値で狼狽売りしないよう、ポジションコントロールを抑えることを最優先します。


大き目の戻りがあればもう少し玉を減らします。


★先週のトレード★

ドル円
①週初の買い108.00⇒ 108.20(+20pps)
 ⇒108.40 (+40pps)
 ⇒108.60 (+40pps)

②先々週の買い 108.50⇒108.60(+10pps)
ビビりすぎました。

③108.40、108.60で中期的買いを少しだけ売却
⇒相場観ではなく精神コントロールのためです。

④リピートIF DONE 自動売買は淡々と継続
⇒小ロットなので気にしないのが一番です。



【米国株です】

ファンダメンタルズの認識は上記の通りです。

「どうせ崩れるだろう」説がかなり強いですね。ただこのような時ほど、「無双モード」に突入している可能性も否定できません。


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戦略としては、高値は買いませんが、押したところは資金管理を徹底の上、押し目買いを引き続き狙いたいです。

中期玉の再投資も下がれば追加します。


★先週のトレード★

ダウCFD
①先々週積立て 25,000ドル⇒26,000ドル(+1,000)
 25,500ドル⇒26,000ドル(+500)
⇒さすがに一部利食いました。残りホールドします。


②リピートIF DONE 自動売買を淡々と継続
⇒先週はハイペースでした。30回以上利確しています。





今回の内容は以上です。いつもお読みいただきありがとうございます。

投資に焦りは禁物です。今週も謙虚で前向きに、心清らかにいきましょう~。








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keroinvestment at 18:19|PermalinkComments(0)ドル円分析 | 日経平均分析

2019年06月02日

【更なる急落は買い場か!?】日米株・ドル円はチャンスを待つ


【日本株は短期的に更なる急落も、買い場近いか?】


日本株は先週の記事で書いた通り下落しました。

年始の見通しでもお示しした通り、現在は週足レベルでの調整サイクルにあり、経済循環の悪化局面を織り込む最終局面に近いと考えています。

下値目途は 20,200円~19,600円水準と見ていますが、約3年周期の景気悪化局面で「あく抜け」するには、やや劇的な動きとなることが多いです。

やはり短期的には20,000円を割れ、19,600円水準は覚悟しておきたいです。


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ただし上図の週足オシレータをご覧ください。

今週上昇しない限り、終値でオシレータが20を割れてきます。


これはバブル崩壊や金融危機などの特殊事情がない限り、中期的な買い場の有効シグナルになります。

日本の経済指標は悪化していますが、バブルが崩壊したわけではありません。


金融業界では非常に厳しい自己資本規制が遵守されていますし、投資家のリスク回避行動がすでに大幅に進行しています。

すくなくとも日米では長期の経済悪化や金融危機に発展するリスクはほとんど抱えていないと考えています。



【日本株の今週の戦略です!】


週末を挟むといったん市場が冷静になることも多いのですが、やはり短期勢からすると、いきなりメキシコ関税の材料も出てきて、買い材料が無くなってしまった感もあります。

短期勢の投げ売りも出やすい状況で、突っ込みには警戒したいです。


私は既にショートポジションを先週ある程度取っているので、利食えるようであれば、適当に利食います。


逆に25日線乖離率▲7%、19,900円くらいからはやや積極的に買い下がり開始です。



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次に日柄です。

6月3日(月)が4月24日の東京時間高値から数えて23営業日目、つまり1か月の重要日柄です。

今週月曜日~水曜日くらいに安値を狙う展開というのは、非常に典型的な動きとして想定しておきたいです。


また、いったん急落後の安値を付けた後は、6月中は上下をしながら値固めし、さらに1か月後の重要日柄である6月末から7月初頭から反騰していくというのが、典型的な日本株の相場リズムです。


一方、月曜日から市場がやはり冷静になり、大き目に戻りを試すようであれば、それはそれで戻り売りのタイミングを図るということにします。



★先週のトレード★

やはり先週のブログの戦略通りでよかったと思います。

①日経ダブルETF 空売り 20970⇒20880(+90)
下がらないなあと思って一旦買い戻してしまいました。

②日経ダブルETF空売り 20800⇒持ち越し
もう1回売りなおしました。

③日経CFD
売 20800⇒20700(+100)
売 20730⇒20630(+100)
売 20600⇒20500(+100)
売 20650⇒ホールド
売 20530⇒ホールド

CFDは正確には1円刻みの値段ですが、大体しか覚えていません。。

④リピートIF DONEは淡々と継続

先週は売りも100円刻みでやりました。売り買い合計15回ほど利確してます。
今週下に突っ込んだ場合は、売りはやめて、買い設定のみ継続します。



【ドル円です】

正直、週末は想像以上に下げました。

私は6月の突っ込みを警戒していたので、中期玉は109.60~109.90で割と多めに落としていたのですが、それでも何か嫌ですね・・・。


今週の戦略ですが、短期的には株と米国金利との連動性が高くなっているため、株が突っ込んで買い下がってよい場面では、ドル円も買い場だと考えています。


21-4


まだ水準はわからないのですが、1月3日のフラッシュクラッシュ後の日足終値107.65水準は一つの目安になると思います。

私は中期玉をまだそれなりに保有中のため、慎重な玉数、値段設定で指値を置いておくか、もしくは自動売買だけ稼働するか、と今のところ考えています。









★先週のトレード★

USDJPY
①109.60で中期玉を一部利食い
②109.90で中期玉を一部利食い
③108.50買い⇒中期玉として少額保有
④リピートIF DONE 淡々と継続



ドル円の現在の理論価格は109.30円です。


この後、半年以内に1ドル100円とか、90円とか行くという予言者の方が多数出てきたので、今日は少し詳しく検証していきましょう。


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現在の経済において、ドル円の最大のファンダメンタルは「日米実質金利差」です。

今はほぼ資本フローの影響でドル円が動いています。


日本円と米ドルのどちらで価値を保有したほうが、実質的に利益になるか、が中長期的に見て最重要になるわけです。


端的に言えば、今のドル円価格は以下の条件が前提となっています。
しかし、私は下記①②はどちらも裏切られると考えています。


逆に言えば、これからドル円が100円に向けてさらに大きな下落トレンドを継続するとはやはり考えづらいです。


前提①:アメリカで今年1回の利下げ確率は75%、2回の利下げ確率は50%くらい。

⇒これは難しいのですが、FRBは今年利下げはやらないと見てます。

実際に市場参加者が利下げを予想しているというより、消去法的に余剰資金が債券に殺到し、このような確率試算になったと見ています。

あまり今は市場が冷静ではなく、債券は買いが買いを呼んでいる状況だと思います。

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FRBの政策についてですが、、

アメリカ1-3月期GDP成長率は+3.1%で、米中問題が少なくとも今年、来年というスパンでは実体経済に及ぼす影響はかなり限定的と私は試算しています。

この環境で利下げ判断はさすがに難しいと思います。

最悪事態として、生活品への対中関税が実施されて、かつ何年間も長引くと、実体経済にとってかなり辛いです。
が、少なくとも何らかのディールは大統領選挙までにはあると見ています。



前提②:日本が5年先ほぼゼロインフレ。

⇒こちらは数年レベルの話です。
失われた20年間のような絶不況によるデフレがないことと、金融緩和による雇用の下支えが前提ですが、

日本企業はすでにコストを価格転嫁せざるを得ない状況に来ています。

「不正会計」、「下請法違反」、「無償残業」、「建築法違反」等の不正行為でコストを下げ、対顧客価格を維持するモデルは持続不可能です。

昔から行われていた悪い企業慣習が、ここ数年で次々と暴かれて淘汰され始めています。
本来当たり前のことですが・・・。



【米国株】

ダウで24,000ドル水準が下値目途と見ています。

昨年末からの上昇に対する50%押し= 24,200ドル
高値からの10%調整=24,025ドル水準です。


値段を決めて、ゆっくり淡々と中期的な再投資は実行したいです。



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★先週のトレード★

ダウCFD
①先々週の買い25,500⇒25,650(+150)
⇒半玉利食って残りは積み立てています。

②買 25,000 ⇒ 25,130(+130)
⇒半玉利食って残りは積み立てています。

③リピートIF DONE 淡々と継続



今週の内容は以上です。いつもお読みいただきありがとうございます。

今週もとにかく冷静に、謙虚さを忘れず安全重視でいきましょう。




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keroinvestment at 14:23|PermalinkComments(0)日経平均分析 | ドル円分析