2020年07月

2020年07月23日

【金融相場とその後⁉】長期的なリターンを追求する方法!


こんにちは。ケロルです。



先週末は忙しくて記事をアップデートできず申し訳ありません。


今週もカエルのポジトークです。


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1.注目点は先週と同じ!


2.長期的にリターンを積み上げるには?
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1.(注目点は同じ!)株式指数投資で抑えておくこと!


私が以下の要素を一貫して重要視していることは、皆さまご存じだと思います。



①景気先行指数の循環

⓶金融政策、財政政策

③ポジション、チャート




先週のブログで詳しく書いているので、まだご覧でない方は是非お読みください。




【先週のブログ】株価は2002年型か2009年型か?↓






今週もおさらいしておきますね。




(1)景気循環の考え方


日本の景気先行指数は2020年6月に回復期に入りました。


先週もお出しした通り、2009年リーマンショック後の金融緩和相場と似た展開をイメージしています。


リーマン時と今回の景気循環の比較が以下です。


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その前、2000年~2002年にかけても、リセッションを伴う大きな調整がありました。


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2000年以降の株価の推移も見てみましょう。


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景気先行指数の「後退期」「低迷期」の調整期間としても、同じくらいですね。



(2)実体経済と相場は分けて考える


今はコロナ第2波が懸念されている状況です。


したがって、積極的な金融政策・財政政策による「テコ入れ」が期待できます。


何度も申し上げますが、今回のコロナ危機後の「実体経済」回復にはとても時間がかかると見ています。


ただし


「金融市場」は政府・中央銀行の増刷や直接介入により、ある程度支えることができてしまいます。。


もちろん長期的には「慢性的な金融緩和」は実体経済にとって「毒」です。


しかし、私たち投資家はあくまで「金融市場のプレーヤー」として振る舞う必要があるわけです。


「実業」とはある程度考えを別にして行きましょう。




(3)次の危機は何か?


では、次に注意すべき大きな点は何でしょうか??


2009年以降の相場を見るとヒントがあります。



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そう、財政リスクです。


これだけお金を「ばらまいて」いるわけですから、反動が怖い訳です。


リーマンショック後、中国やアメリカ、欧州もお金をばらまきましたが・・・



1.ギリシアに端を発し、 2010年には欧州の周辺国のソブリン債(国家債務)問題が顕在化しました。



2.2011年~2012年には、アメリカの「財政の崖」が問題になり、急激な財政緊縮の懸念で株価は大きく調整しました。


いずれの時も、S&P500は高値から20%程度の調整を強いられました。


今は当時よりもずっとPER(株価収益倍率)が割高なので、財政問題となったときの調整には警戒が必要です。



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(4)更なる追加の財政は?


ただし、まだ財政緊縮を懸念する場面ではないようです。


アメリカでは2兆ドルの追加財政が検討され、


EUでも7,500億ユーロの復興基金がほぼ成立しています。


最終的に、資金調達のために発行された債券はFRBやECBが買い取ることにより、


マネタリーベースは更に拡大します。



というか、金利上昇させないために、中央銀行は債券を「買わざるを得ない」です。


逆に債券が発行されないうちは、長期金利を過度に下げないために「マネタリーベースを拡大できない」です。



今回も、リーマン後と同様、3段階くらいのQEはありそうですね。。。

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なお、日本も国債を増発しているので、穏やかながらマネタリーベースは増加するでしょう。。


また他国のマネタリーベースが増え、巨大投資家(年金基金など)の資金が増えれば、


一定割合は日本株に振り分けないといけないため、日本株も底堅い展開になりやすいです。


問題は「いつ債券が発行され」、「どれくらいの速さ」で中央銀行が買い取るかです。



実体経済を考えればすでに株価はとても割高なので、


アメリカの予算議会が紛糾したりすれば、短期的な急落(5~10%程度)はあり得そうです。




なお日本は財政に対してはここからは慎重になると私は考えており、他国の株に劣後する可能性が高いです。


やはり20000~24000前後のレンジはまだしばらく続く可能性が高そうです。
(最終的には上抜けると思いますが。)


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(5)ここまでのまとめ(ファンダメンタルズ)


・景気先行指数は回復期に入っている


・今は政策相場真っただ中で株価は底堅くなりやすい


・アメリカ予算議会紛糾などで短期的な 5~10%程度の調整はありうる


・半年~1年後くらいに財政問題が顕在化すれば20%程度の大幅調整がありそう





2.リピートIF DONE で長期的なリターンを得るためには


私は国内金融機関のディーリング部門にいたこともありますが、


巨額の運用資金を持つ機関投資家と違って、個人投資家は「時間」がアドバンテージです。



長期的なリターンを追求する方法として、私はS&P500とゴールドの積み立てもずっと行っていますが・・・


私は以前から、GMOクリック証券の小口CFDを使った、


株のリピートIF DONE
をおススメしてきました。



(参考記事)リピートIF DONE やり方考え方




通常相場であれば、100万円を証拠金にして、長期的には年間50%程度のリターンが誰でも見込める手法です。


ただし、今回のコロナショックのように、10年に1度のボラティリティの前では、


証拠金不足で強制ロスカット等発生しやすくなりますね。。。



私もかなり積極的な買い戦略を年始の時点で取っていたため、2月に大ロスカットしました。



もちろん、証拠金を最初から500万円とか1,000万円とか積んで、


欲張らないポジション設定で、かつ含み損にたえる精神力もあればよいのですが、


人間そうもいきません。



だから、長期的に小さいドローダウン(含み損)で運用継続するには、


何らかのポジション調整ルールを「シンプルに」作った方が良いです。


「シンプルに」というのが大切です。


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上の図に、25日線を出してみました。


一目均衡表の基準線と転換線など、なんても良いです。


あくまで1例なのですが、自分なりにルールを作ってみると良いです。



ルール例)
1.25日線の上では、100円刻みで買リピートする

2.25日線より下では、買いリピートを200円刻みにする

3.25日線より下では、売りリピートも200円刻みでやる

4.25日線を下から上に超えたときは、1枚追加する



売りの踏み上げは怖いと思えば、買いのリピート幅を調整するだけでもOKです。


通常の相場でも、年間5,000円前後の動きがありますから、


下げトレンドでは保守的にポジションを調整した方が最終パフォーマンスも向上する可能性があります。


長期の運用で最重要なのは、秩序をもって行うことです。


欲張ってポジションを大きくしすぎない、ルール通りやる。


謙虚、謙虚に。一歩一歩進むのが大切です。



というか、これ全部自戒ですね。欲にまみれた汚いカエルで申し訳ありません。。。


今年の経験も糧にして謙虚に進みたいです。




今回の内容は以上です。


いつもお読みいただき、本当にありがとうございます。


今週も無理せず人生を楽しんで行きましょう~。




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keroinvestment at 16:30|PermalinkComments(0)日経平均分析 | マクロ経済

2020年07月12日

【景気循環は回復期?】株価は2002年型か2009年型か?


こんにちは。ケロルです。



今週は以下3点から、株式相場全体を分析していきます。


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1.景気循環を見直そう!


2.FRBの金融政策と日米経済政策


3.需給やイベント、テクニカルパターン

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1.景気循環は一応回復期


(1)2009年型の調整と同じ?


久々に景気先行指数をお出しします。


2020年6月時点で、リーマン級の落ち込みから、回復期に入っています。


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今回は2018年2月から調整に入っており、


グラフ左半分の2.後退期、3.低迷期 に合計28か月滞在しました。


グラフの左半分では株価が軟調、


右側4.回復期、1.好況期で株価上昇基調となるのが普通です。



また、2007年~2009年のリーマンショックを含む大不況時では、


グラフ左半分に26か月滞在しました。



そう考えると、今回もリーマンショック後2009年4月以降の相場に近い環境なのかもしれません。


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リーマンショック後、景気先行指数はグラフの右半分「回復期&好況期」に21か月滞在しました。


今回もうまくいけば、ここから2年弱くらい、途中で深い押し目を付けながら、上昇する展開はあり得ます。



アメリカの中央銀行がお金を刷りまくっている状況も、当時と同じですね。

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したがって2009年型を中期的なメインシナリオとします。


なお今回「リーマンショック時は1年半も株価は下げたが、コロナショックでは3か月しか下げていない!」


という声が上がっていますが、実際に景気循環の観点からは、


リーマン危機時の景気調整は2007年1月~2009年3月まで


今回は2018年2月~2020年5月まで、



ほぼ同程度の期間、調整していると言えます。




(2)2003年型の調整もありうる??


一方、ITバブル後の調整との比較もしてみましょう。


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こちらも、グラフの左半分「後退期&低迷期」で推移した期間としては同じくらいです。



2000年5月以降2年弱の「後退期&低迷期」のあと、「回復期」に入っていきます。


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ただしITバブル崩壊後の時は、


「回復期」に入ってから戻り高値から▲30%の深い2番底調整となっています。


この理由は2点、「バリュエーションPERが高水準だった事」と、


「中央銀行の緩和が2009年や現代ほど大きくなかったこと」です。




(3)ここまでまとめ


ここまでまとめますね。


今後の中長期のパターンとしては、2009年型と、2002年型が考えられます。


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確かにリーマン危機後よりもPERはかなり高く、「割高さ」で言えば2002年型に近いのですが・・・


中央銀行の強烈な緩和が継続することと、


日・米・欧 先進国の財政出動余地もまだあると考えられるため、


2009年の様な相場になっていくのがメインシナリオと見ておきます。


もし金融政策・財政政策に限界が見えてきた場合は、2002年型の動きになるかもしれませんが、


まだしばらくは政策の限界が意識される可能性は低いと見ています。





2.FRBの金融政策と日米経済政策


マネタリーベースと株価


ここでは速報性の高いアメリカのマネタリーベースを基軸に話をしていきます。


アメリカのマネタリーベースとS&P500株価の相関性はとても高くなっており、


S&P500と日経平均の方向性は目先的には同じになると見ているため、


日本の株価を見るうえでチェックしています。


直近4週間はアメリカのマネタリーベースは減少しています。

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これはFRBのレポ残高や、中央銀行あてのドル供給量が減少したためです。


これらはこれ以上減少余地が小さいです。


また、MBSや米国債の買い入れは継続しているため、今後は横ばいから少しずつ増加方向に転じる可能性が高いです。


ただし、以前から繰り返し申し上げている通り、


FRBは長期金利(10年利回り)を0.5%~1.0%程度に誘導したいと考えているようです。


金利が下がると、民間企業はお金を借りやすくなる半面、


銀行収益が圧迫され、お金の流れが悪くなる可能性もあるからです。



現在かなり米国10年債利回りは0.5%に近い水準となっているため、


これ以上米国債をFRBが買い入れることは難しくなってきています。


レポ等も流動性逼迫(ドル不足)が深刻にならない限り、復活は難しいです。


したがって、新規で米国債が発行されない限り、マネタリーベースはしばらくほぼ横ばいに近くなると見ています。


次に追加の1兆ドルの追加財政出動による米国債発行を控えているようですが、


これが実現する時期について、注目しておくべきです。



逆に、財政出動と国債発行がすべて終了した時、それ以上FRBは金融緩和を行えなくなってしまいます。


将来的にそうなってしまい、景気の回復も思ったより進まないとなると、株価は再び大幅下落に見舞われる可能性が高いです。


政策が今は一番重要ですね。




3.需給やチャートパターンからは?


イマイチ最近、上昇時の出来高が増えませんね。


やや下落時の方が出来高が大きい事も考えると、やはり調整局面中なのだと思います。


また、ショートポジションが増えているか、というとそうでもなさそうです。


だからショートカバーが入ってもなかなか続きません。



という事で23,300円をすぐに上抜けるには、ワクチンが承認されるとか、よほどの材料が必要ですが、ちょっと期待できないです。


またマネタリーベースがこの時期しばらく横ばいになりやすい事や、


コロナ感染者がかなり国内外で増えていることも、調整を助長しやすいです。



参考に、先ほど挙げた 2009年の日足を見ておきますね。


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2009年3月にボトムを打った後、6月~7月に1か月で▲10%調整、


9月~11月にかけて、2か月間で▲18%調整をしています。



今回も、1か月、2か月の日柄を基軸に見ていくと、


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一応、6月前半に約9%調整はしたのですが、、


最大2か月間、レンジ調整をした後、一旦下に抜ける可能性は高いかな?と見ています。


その調整が1か月で10%程度の調整なのか、


2か月で▲20%の調整なのか、というくらいはリスクを覚悟しておいた方が良いかと思います。


▲20%くらい調整するとなると、買い場になる可能性が高いです。


スローストキャスティクスを使うと良いですね。



一方、先ほど2002年のパターンもありうるとお話しましたが、



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そうなる場合は、おそらく政策の限界論が台頭してきたときだと思います。


そうなりそうな時はまたこのブログで分析します。




今回の内容は以上です。


いつもお読みいただき、本当にありがとうございます。


今週も無理せず人生を楽しんで行きましょう~。




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keroinvestment at 18:57|PermalinkComments(0)日経平均分析 | マクロ経済

2020年07月04日

【動きそうだが焦り禁物!】今後の相場展望と作戦!


こんにちは。ケロルです。🐸


本日もスマホアプリからの投稿です。


先週の記事でも述べた通り、日経平均は調整中ですが、下げません。

Screenshot_20200705-160201

先週の作戦では、売りヘッジを持ちながら下がれば買い、でしたが・・・


大型指数は月次積み立てと自動売買以外は買えていません。😓



ただ先週推奨していたマザーズのショートはとれました。


Screenshot_20200705-135846



この数ヶ月でまだまだ下がる気もしますが、一旦は木曜日に利食いました。



さて肝心の日経平均やアメリカ大型株の動向と作戦です。



結論から申し上げると、目先どちらに動くか分かりません。😓


ただ作戦は考えておきたいです。



私としては、


1. 日米株式長期の買ポジションは少額なので継続。

積み立てや、かなり間隔を空けた自動売買を活用し、相場を気にしないことにします。



2.   マザーズは戻りを見つつ、再びダレてきたら、ショートを狙います。



3.  スイングは先週の作戦継続です。

日経平均は、高値から22、23営業日、7月9日前後で安値をつけに行くようであれば、
   

売りヘッジを持ちながら少し逆張り買い


+9日線回復後に順張り追随といった感じで見ています。



このあと小文字cに向かうかどうか、ですね。🐸


Screenshot_20200627-205214~2



先週の記事でチャートやシナリオ分析をしているので、ぜひ参照ください。





4.   その他個別株は9日線をメインにした順張りで短期トレード継続です。


私は7936 アシックスがメインです。


日経平均などの指数は逆張り中心なので、個別株の順張りは戦力分散にもなっています。





さて、今週も指標やチャートをもう少しみていきます。




日米の経済指標の予想対比での強弱に差がでてきました。




日本のサプライズ指数は、4月にピークアウトし、大きく下げ続けています。😓


Effect_20200705_143319



これはアナリスト予想に対して、更に悪い経済指標の結果が出ていることを示しています。


日本株の場合、サプライズ指数は株価の2か月~3か月程度先行します。


値や勢いはそれほど重要ではなく、転換時期が重要です。


サプライズ指数は4月10日にピークアウトし、株価も2か月後の6月9日にピークアウトしています。



またサプライズ指数は反転上昇していないので、


日本株は、更に2か月くらいは最低でも何らかの調整となる可能性が高いということを示しています。🐸



一方アメリカです。


アメリカのエコノミック・サプライズ指数は過去最高。


アナリスト予想より、実際の経済指標が大幅に上回っています。


Effect_20200705_143639



アメリカの場合、サプライズ指数は株価より少し先行するか、一致に近いです。


まだサプライズ指数が下げに転じていないので、サプライズ指数が反転するまでは米国株の方は堅調なのか?

という分析はできます。


まあ、今回はアメリカの経済指標のブレが大きいことも織り込み済なので、


経済指標が予想を上回っただけでは、株価が更にガンガン上昇する理由にはならないと思います。



大きく株価上昇に寄与するとすれば、Fedの金融政策や、大統領選に向けた財政政策を注視すべきです。


大統領選の半年~3か月前の株価は選挙結果に大きく影響します。


トランプ陣営は、さらに株価対策に出てくる可能性があります。


もしかしたら、経済指標も操作しているかも・・・・考えたくも無いですが。。



マネタリーベースは結構減っていますね、これが今後再び増加に転じるかどうかです。


Screenshot_20200705-151152



材料をまとめると、、


結局のところ、日本はすでに【国内の】良い材料を織り込み切っている可能性が高いです。


そのため日本株はアメリカ株に再びパフォーマンスが劣後する可能性が高いです。



ただ、アメリカが大幅に崩れない限り、日本株も大暴落は起こりにくいと見ておきます。


アメリカは選挙対策で下げさせないように需給や情報操作をしているかもしれません。






ではそれを踏まえて中期のシナリオを考えたいです。



今のところ、リーマン破綻後の回復相場に似ています。


Screenshot_20200705-151601


また、私が旧ブログから何年間も申し上げているとおり、


週足のスローストキャスティクスを使うと、日経平均の買場を察知しやすいです。


20以下を逆張りで買っても良いですし、安値を付けた後のゴールデンクロスで買っても良いですね



2009年3月のボトム後、日経平均は7月に10%程度調整し、


11月に18%程度の大幅調整をしてストキャスティクスの安値を付けました。



上記の分析を踏まえると、今回も似たようなスケジュール感をイメージしています。


7月~夏場の調整は、もう少し深くなるかもしれませんが、21,000円~22,000円程度の浅め。


その後スローストキャスティクスが安値を示すような大幅調整は秋~年末?となる可能性を意識したいです。


あるいは来年1-3月期まで暴落はないという事も、可能性は低いながら否定できません。



いずれにせよ現段階ではわからないため、上記のような作戦にならざるを得ないわけです。




今回はすでに10%弱の調整はした一方、まだストキャスティクスは高値圏なので、大きいポジション構築は難しいですね。


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今は積極的に動くべき時ではありません。


こういう時に休んでポジションの傾きを小さくしておくのは大切ですね。🐸


7月末に期限を迎える各種アメリカのばらまき政策の延長有無を注視しつつ、見ていきます。






本日の内容は以上です。


いつもお読みいただき本当にありがとうございます。


今週も是非焦らずに行きましょう。🐸



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keroinvestment at 12:14|PermalinkComments(0)