2021年06月

2021年06月13日

118回目 株価の周期と調整幅を考える


こんにちは。ケロルです。


今週は少し長期的な目線で株式相場を見ていきます。



先に本日の要点:


1.周期的にはやはり2022年1-3月期に株価がピークをつけやすい。


2.「バブル+利上げ」が同時に起こると長期的な下落相場になりやすいが、2022年にこの条件がそろうかは微妙。メインシナリオは2014年以上、2016年以下の調整。


3.まだ日経平均は2021年の年間値幅を使い果たしていない。好況期なので基本的には秋から年末にかけて高値更新を期待する。




株式相場の中期的な周期を考える。


日本やアメリカの景気先行指数は引き続き好況期にあります。


今日はいつもと違ったグラフです。

景気先行指数の相対値を推移グラフにしました。

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3-4年周期の在庫循環で景気先行指数が動いており、これは株価とも連動しています。


また10年に1回は大きなリセッションが起きていますね。

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同期間の株価です。景気先行指数とリズム的には連動しているのですが、調整の深さはまちまちですね。


大きく値幅調整するときもあれば、月足レベルではほぼ横ばい調整で終わることもあります。


ここで重要なのは、2001年のITバブル崩壊、2008年のリーマンショックのように、長期的に下落するような相場になる前というのは、「バブル」と「利上げ」が同時に起こっています。


あとは、2016年、2018年は全然バブルではなかったですが、調整幅が大きくなったのは、利上げがあったためです。


次に日本です。

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景気先行指数の上下は、アメリカよりもはっきりしていますね。


日本は製造業の占める割合が大きいので、より在庫循環に左右されやすい経済と言えます。


株価の上下もはっきりしていますね。上級者向けと言えます。


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かなりアメリカの政策に依存しますが、特に2012年は政府・日銀の政策が緩和的ではなかったので、株価は低迷しました。


では、2021年ここからの相場はどうなるでしょうか??


まず周期的には、現在の強気相場は2022年1-3月期にピークをつける可能性が高いと考えています。

この点は以前から同じですね。


では一旦ピークアウト後の調整幅はどうなるのか??ですが、


バブルが発生しているか?という点は、難しいです。


アメリカのS&P500予想PERは、予想EPS(一株利益)が上方修正されることで、若干ピークよりも落ち着きを見せ始めています。


とはいえ、コロナ前のPER 18倍台から見れば、現在は21~23倍程度であり、相対的には割高、ただしITバブル時ほどは割高ではないという状況です。


したがって、バブルを抑制するためにすぐにFRB利上げを進める政策には少なくともならないと考えています。


また、現在懸念されているアメリカの物価指数についても、先週述べた通り、少なくともFRBが急進的に利上げを始めるという事は無く、ゆっくりと流動性供給を引き下げていくものと思われます。


つまり、2022年以降の相場として、ITバブル崩壊時やサブプライム住宅ローンバブル崩壊時のような酷いマーケットになるリスクはかなり小さいと思います。


ただし、景気先行指数の悪化局面に入れば、それなりにバリュエーション調整は起こるでしょうね。。


個人的なイメージですが、株価は2014年の景気減速局面よりは調整が大きくなり、2016年ほどは大きな調整とはならない、というくらいのイメージです。


日経平均株価の場合、15~20%くらいの調整局面が2022年にあると考えておきたいです。


まあその前に、2021年の日経平均相場は、まだ年間の値幅(期初価格の 25%程度)を使い果たしていません!

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基本的には好況期のため、秋~年末にかけて上値更新を期待するほうがよさそうです。


もし27000円水準が今年の安値なのであれば、高値34000円くらいが見込めるわけですが・・・そんなに行くかな?


もしかしたら夏から初秋にかけて27000円を割り込むような少し深めの調整があるかもしれませんね。



本日の内容は以上です。



いつもお読みいただき、本当にありがとうございます。


今週も感謝を忘れず、人生を楽しみましょう~





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keroinvestment at 15:16|PermalinkComments(0)

2021年06月06日

117回目 アメリカインフレは本当に心配?


こんにちは。ケロルです。


勤め先の銀行の仕事が忙しく、2週間ブログをお休みいただいてました。


今週は今市場のテーマになっているアメリカインフレについて考えます。



先に本日の要点:


1.景気循環はバリバリの好況期、まだすぐには折れないと思われる。


2.アメリカインフレは心配し過ぎない。実質金利をみて政策の方向性と深度を考えよう。


3.個人投資家は難しい情報にとらわれず、チャートでシンプルに投資しよう。




バリバリの好況期・・まだ調子は良さそう。


日本やアメリカの景気先行指数は引き続き好況期にあります。


株価以外の先行指数も伸び傾向で、まだ折れる気配はありません。

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世界経済に先行する中国の指数もまだ伸びているので、当初予想通り、来年の1-3月期くらいまで好況期が継続する可能性が高いと私は考えています。


景気循環が好況期にある限り、株価が長期間暴落する懸念はありません。


逆に急落がチャンスになることが多いです。


アメリカのインフレは心配すべき?


アメリカのインフレが心配されているようですね。


なぜ心配かというと、インフレになった場合、中央銀行が量的緩和を縮小したり、利上げをしてインフレを抑制しようとするからです。


テイパリングや利上げはお金の量を減らすことであり、株式市場や商品市場にとってはマイナスです。


ただし、データを見ると直近、実はそれほど心配はいらないのかもしれません。


中央銀行の政策は、実質金利を見ながら名目金利を操作することです。

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目先は、実質金利は低水準に抑制されています。


つまり景気回復傾向は鮮明になりつつあるけれど、中央銀行は決して急激な政策を打つのではなく、少しずつ実質金利を切り上げさせようとしていると思われます。


期待インフレの水準も、過去10年の上限に近づきつつありますが、まだ極端な水準を見ているわけではありません。

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したがって、2013年のテイパータントラムのような極端な金利反応を示す可能性は低いと考えています。


とはいえ、方向性としては、景気回復に合わせてFRBも少しずつ実質金利を引き上げていくでしょうから、特にコモディティには注意です。


ゴールドは、短期的(1,2年スパン)では実質金利との相関性が非常に高いため、いったん大きめの下落があってもおかしくないとの見方に変わりはありません。

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私は、今回のゴールド上昇で、少しずつゴールドのポジションを利益確定しています。


とはいえ、超長期的にマネタリーベースが拡大していく傾向にも変わりないと思いますので、長期投資としてのゴールド保有は一定の分があります。

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株価に関しては、特にアメリカ株に関してはテイパリング観測が良い押し目になる可能性もあり、テイパリング議論で悲観的になり過ぎないようにしたいです。


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先ほど述べた通り、景気循環が悪化しないうちは、株価は底堅いです。



機関投資家の知識は個人投資家の役に立つ?


ここからは読者さまからの質問にお答えするコーナーです。


Q:機関投資家の知識は個人投資家がトレードするときも必要ですか?


A:要りません。



確かに、景気循環の考え方や金融政策についての考え方、大手証券会社の手口分析など、機関投資家としての経験が個人投資家としてのキャリアに役立つ面もあります。


しかし機関投資家の持っている情報など、個人投資家は無くても良いのです。


月間や四半期ごとにプラスの成果を求められる機関投資家と違い、個人投資家は年単位でお金を増やせればよいのです。


1回1回完結するトレードでプラスを積み上げるというよりは、「ゆったりお金に稼いでもらう」考え方の方が再現性が高いです。


具体的には、

・株式インデックスの買いをメインに投資する。

・ファンダメンタルズではなくチャートをメインに投資判断する。

・ドローダウン(途中の凹み)を許容できるリスク量で投資する。

・大きな下落時のドローダウンを少しでも軽減するヘッジ戦略を取り入れる。

・戦略はできるだけシンプルにする。

・長い時間軸で投資する。



これらを踏まえ、私はリピートIF DONEの修正版をお勧めしてきました。

前回ブログでも書いています。




おススメの戦略は、基準線の上か下かによって2パターンを使い分けるというシンプルなものです。


私は現在4パターンを使い分ける戦略も試しでやっていますが、2パターンよりもドローダウンが軽減することがわかりました。


ただ、シンプルさを優先するのであれば、2パターンで十分ですよ。


年間+20%くらいを目指して、まったり行きましょう。




とにかく油断せず着実にやっていきましょう。



本日の内容は以上です。



いつもお読みいただき、本当にありがとうございます。


今週も感謝を忘れず、人生を楽しみましょう~





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