2020年04月11日
【日経平均はどこまで戻る?】株価の日柄リズムから考える!
こんにちは。ケロルです。

今週も相場分析と私のポジショントークです


(1)日本株はどこまで上がるの?日足戦略
(2)日本株の今年の値動きシナリオ
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(1)日本株はどこまで上がるの?
先週の日経平均は、ブログでの予想通り、反転上昇しました。

国内機関投資家の約半数が在宅勤務になってトレードしづらくなることもあり、
国内の先物買戻しを中心に、相場が急上昇しました。

4月のSQがあったことも影響していそうです。
もちろん今後、コロナウイルスのニュースが市場では注目されると思いますが、
それ以前に、チャートを使って相場の潜在的なリズムを知ることで、今後の戦略をいくつか考えていきたいです。

今日は日足から見ていきます。
どこまで日経平均は上がるのか?
本日は日柄の観点を中心に見ていきます。

過去のパターンを見ていきましょう。

大暴落の後は、だいたい、同じくらいの日柄で戻りを試すのが普通です。

大暴落の後は、ポジションの巻き戻しにも相応の時間がかかるという事ですね。

これを今回の日足に当てはめて考えたいです。

高値1月17日 ☆ から3月17日まで、今回は2か月のとても重要な日柄で下げたわけですが、
逆に最終的な戻りも、2か月くらいになることが多いと考えておきたいです。

したがって、戻り波動は5月中旬くらいをまずは想定しておきたいです。

ただし

大暴落の開始点 2月20日♡から、大底 3月17日まで18営業日。
そこから週末の4月10日♡までで既に18営業日戻しており、
値幅的にも暴落の半値戻しをほぼ達成していますから、
ここから先は、もみ合ったり、一旦さがったりしながら、上値が重いけど下げづらい相場になるかと見ています。

4月13日以降の戦略です

短期的にはテクニカルが改善しており、上にも行きやすい形に見えます。
ただし、出来高や材料を伴っていない上げであることや、外人の先物買戻し手口も見えていません。

外人投資家は6月限月の先物の買いポジションを縮小しつつ、
9月限月の先物を結構売りに傾けています。

また、中期的な戻り目途である 半値戻し20,000円手前のラインや、
200週移動平均 20,700円などが上に行けば意識される展開ですし、
20,000円以上は去年まで長く続いたレンジなので、戻り売りがとても出やすいです。

強気で買っていくにはいい位置ではありません。

19,000円くらいまで押し目があれば短期で買ってみようかな?と考えていますが、
更に上に行けば、むしろ中期的には売り上がりを始めても良い位置です。

逆張りの売り上がりに関してはCFD自動売買を継続しますが、
20,000円超えがあれば、アウトライトでもざっくり売りポジションを持ちたいです。


先週のトレード
先週のブログの方針通り、デイトレ売り、スウィング買いを狙いました。

1.日経CFD
(1)デイトレ
2時間足のレジスタンスで構えて、小幅に利確して終了したため、何とか全勝できました。

(2)スウィング
買いで+300円利確を2回出来ました。

2.自動売買(リピートIF DONE)
(1)GMOクリック証券CFD
※mini 0.1枚単位=10口 の小口のリピートIF DONEです。

先週は+12万円ほど利確しています。

ただSP500は売り玉の含み損が増えてきたので、逆指値の買いも少しずつ入れつつ、

少しずつ全体の改善を図っています。

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①日経225
買400円仕掛け、400円利食い
売400円仕掛け、400円利食い
②SP500
買40pt仕掛け、40pt利食い
売50pt仕掛け、40pt利食い
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CFD自動売買の基本的な考え方は以下リンク先の通りですが、
今年は「仕掛け&利食いの間隔」を大きく広げ、売り設定も追加する作戦です

0.1枚単位の小口で私と同じ設定をやるなら、DMM.com証券のCFDもおすすめです。
DMM証券の口座開設は下記バナーから↓
(2)マネースクエア 完全オートリピートIFDONE
先週は+36万円利確しました。

こちらはmini 1枚単位とやや大口ですが、両建てだと建証拠金不要のため、資金効率が良いです。
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設定:ミニ1枚単位(GMO証券の10倍)
①日経225
売 400円刻みで仕掛、300円利食い
買 400円刻みで仕掛、300円利食い
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マネースクエア様とはCFDの広告提携できていないのですが、
ひまわり証券様でもリピートIF DONEの完全自動機能がついています。
ただ最大仕掛け幅が300円なのは今の相場だと少しリスクが高いですが・・・
ひまわり証券の口座開設はこちらからお願いします↓
(2)日本株の今年の値動きシナリオ
日本株は、2018年から中期的な調整に入っていて、月足ではC波動を形成している最中と考えています。


私はコロナ問題が無ければ、アメリカにつられて日本ももう1年程度上昇サイクルが続くと考えていましたが、
今回のコロナ問題を機に、日経平均はダウンサイクルに入っていると考えています。

相場自身も、2年間のコアレンジ20,000円~24,000円や、週足200週移動平均をした抜けたことで、
相場は中期的なベアトレンドに入っていることを示唆しています。

月足A波動、B波動がそれぞれ1年間でしたので、C波動も同程度の長さとなる可能性が高いと、今の所は考えています。
ここからが今週のメインテーマです。
週足のレンジイメージも今の所変わっていませんが、もう少し動きのパターンを見ていきましょう。

まずは【シナリオ1】です。
今の所、このようなイメージが私の中では強いです。


2018年の様に、戻り高値を付けた後再び急落して、年後半に安値を付けに行くシナリオです。

上記で見た通り、目先の戻りは5月と見ていますが、その後夏は中程度の下げにとどまり、秋にもう一度大きめに戻る場面を経た後、
更に大幅下落が起こる可能性を考えたシナリオです。

なお、予想波動カウントは今の所以下のとおり考えています。

多くの方が、コロナウイルスは夏場には終息し、急速に経済活動が戻って株価が大幅に回復するシナリオをもっていると思います。
ただ以下のような点から、今相場が織り込み切っていない、二次的な景気悪化の可能性が高いと見ています。

日本の場合ですよ、アメリカはまた別の機会に書きます。

1.日本は経済対策が十分でないために失業者の再雇用が遅れる。

2.中国人の不動産投げ売りや、過熱したマンション投資の逆回転が発生しやすい。

3.そもそも消費増税後に個人消費が超低迷しており、コロナが去っても企業が完全復活しづらい。
⇒緊急融資を受けても返済できない。
4.コロナ対策で銀行が中企業へ無償融資を強いられて不良債権を抱えやすい。
⇒最悪日本は金融危機に陥る可能性も無くはない。
5.ベンチャーキャピタルとか、金余りによって盲目的に行われた投資は株価下落を機に倒産しやすい。

次に、【シナリオ2】です。
こちらも十分にあり得るシナリオですね。


夏場に2番底を試し、上昇トレンドに回帰するパターンです。
2019年に近いですね。

目先5月までの戻りの後、深い2番底を付けに行けば、逆に調整一巡感が出て来ます。

ただし、信用サイクルが逆転しているような状況で、個人消費、不動産、雇用のすべてが簡単に回復しづらい傷を負っている以上、
仮に年末高となったとしても、すぐに高値奪還を目指すのはかなり難しい気がします。

最後に、マネックス証券の推奨シナリオです。
28,000円まで一気にあがるらしい・・・・流石に無責任すぎます



さて、来週は週前半にもう1本記事を書こうと思っています。
内容は皆さまからのご要望にお答えして、以下の予定です。
1.日経と違う?アメリカ株の投資戦略
2.巨額の財政赤字と中央銀行の債務不履行はなぜ問題か?
twitter「投資家ケロル」のファロウもよろしくお願いしますね。

本日の内容は以上です。
いつもお読みいただきありがとうございます。

今週も謙虚に、自分や身近な人を大切に生きていきましょう。

私も読者の皆さまの成功と幸せをいつも願っています。
