2020年04月25日
【もう10年に1度の買い場は終わったの??】底堅い株価の今後は?
こんにちは。ケロルです。

今週も相場分析と私のポジショントークです


(1)買い場は終わったの?日本株の中期的な相場分析
(2)4月27日週の見通しと戦略
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(1)買い場は終わったの?中期的な相場分析
底堅い相場が今の所続いていますね。もう買い場は行ってしまったのでしょうか?
今年のざっくりとしたイメージ
ざっくりしたイメージは先週から変わっていません。

大震災のあった2011年や、2018年の様な年間リズムを今の所、第1シナリオとして予想しています。
株価は今の所堅調ですし、夏場は一度ロックダウン解除されて景気回復への期待が高まるでしょうから、
暫くは上げ下げしながら相場は持ちこたえる気がしています。

ただし、私は年終盤には景気回復が進まないことを嫌気して、また相場が荒れる場面があるのではないか?と見ているのです。

暫く大きくは下がりにくいからと言って、「買い場を逃した」と考えて焦るのは逆に危険な気がします。

待てばまだ安い場面はある、と今の所は考えているわけです。

波動分析の観点からも、以下のようなイメージが、有力な一案です。

波動カウント(将来の予想含む)

因みに、2011年の被害日本大震災の後も、同じような波動を形成しました。

2011年の大震災は「外部要因(自然災害)」という点や、発生季節、背景の経済環境なども類似性が高く、今年のリズム感にとても合います。

有効なシナリオの一つとして、イメージトレーニングしておきたいです。

私は、まだ市場に織り込まれていない、コロナウイルスの「感染第2波」が秋頃に来る可能性が高いと思っていますし、
そうでなくても、以下の理由から景気回復(特に日本)は多くの人々の期待よりも進まない可能性が高いと考えています。

1.消費行動が変化して需要回復には時間がかかる
2.中小企業の倒産、事業縮小を食い止められていない
雇用は直ぐに回復しない。
3.リーマン時よりも日本の地域金融機関は利鞘がとても小さく危ない!
⇒中小企業デフォルトは6か月後くらいがピーク、
個人住宅ローンのデフォルトは1年後くらいがピーク
中小銀行の経営危機は1~2年後に一気にくる可能性が高い。
4.やっぱり円高?

なお、2011年の大震災から奇跡の大復興を遂げたと称された日本ですが、
大震災の翌年2012年いっぱい、景気先行指標は大きく調整しました。


大震災も半年くらいで余震は収まったし、
コロナウイルスも、それ自体は一時的な事象なのかもしれません。

ただし、企業倒産、復興増税や円高を通じて日本経済の復活にはとても時間がかかる可能性があるという事です。
(2)4月27日週の見通しと戦略
日柄・値幅!
日経平均は、毎年 30~50営業日くらいの大きな上昇が年2回あるのが普通です。
値幅はだいたい1ショット 2,000~4,000円、年間値幅は20%強(5,000円前後)が多いです。

「アベノミクス開始」や「コロナショック」など8,000円くらい一気に動くときも5,6年に1回くらいはあります。
現在は 30営業日上昇して、値幅は3,500円~4,000円(約+25%)の上昇。

通常の年間値幅や日柄を考えると、一旦良い所に近づきつつあります。

ボトム 3月17日から、3月・4月・5月と「3か月またぎ」になる5月頭や、
ボトムから2か月(約45営業日前後)の5月中旬が日柄的には戻り目途です。

もちろんこの後高横ばいが続いて調整するパターンもありますが、
オプション手口が強いこともあり、もう一段の戻りはあり得ると見ておきます。
大震災後も、底値から34営業日、3月安値から「3か月またぎ」の5月頭まで、
+25%上昇で一旦戻り高値を付けました。


今回も似たような日柄、上昇率で動いていますね、今の所。
手口!
先週気になったのは、オプション手口が、結構強気でした。
先物は連日売り買い逆転して方向感でなかったですが・・。
19750円のコール、20000円のコールが結構買われており、
19000円、18750円のプットが売られていました。
上方向へのオプション仕掛けのようにも見えるため、短期的には注意しています。
需給は何を示す?
4月なのに外人が今年は現物を買い越していませんね。

世界中がロックダウン中だからというのもありますが、
上記の通り、ファンダメンタルズを考えると、海外勢が日本株現物を買う優先度は低いのも確かです。

また裁定残高は、かつて見たことない程、スカスカになっています。


裁定売り残が2.3兆円、買い残が5,000億円・・・
特に売り残はほぼ過去最高水準。
これはもちろん、「ショートに傾いている」「短期的に買戻し余地が大きい」という見方はできます。
ただし一方で、2018年以降、これだけ裁定需給が最低水準を更新し続けているという事は、
中長期的に「日本株はファンダメンタルズ面でとても嫌われている」のも事実です。

ポジションだけでは、大上昇にすぐに入るという事は言えません。
金融政策やポジション状況だけでPERが15倍、20倍とか、
日本の株価だけがファンダメンタルズを無視して上昇するとは思えません。

やはり大上昇トレンドに入っていくためには、ファンダメンタルズの改善が予想される「きっかけ」が必要だと考えます。
ショートを狙っている人からすると反発が怖いのですが、需給だけでどんどん上がっていくと判断するのは拙速だと思います。

今週の戦略です!
4時間足。踏みとどまっているように見えます。


日柄的にもう少し戻りがあってもおかしくないし、
オプション手口は強い、需給的にも買戻し余地はすごく大きい、と考えると
一旦短期で19300円辺りで押し目買いを狙ってみて、

直近高値19800円台から20,000円台にかけては、
中期的な売り玉を少しずつ売り上がるつもりで、持ってみていいかな?と考えています。

一方、先に下抜けした場合でも、すぐに数千円下がるとは思っていないため、
自動売買で捕捉し、追撃ショートは避けようと今の所考えています。

先週のトレード!
先週のブログの方針通り、19,300円で押し目買いから入りました。
途中19000円割れがありましたが、今週は我慢して19020円で追加買いしました。
途中「やっぱり売りかな?」と思う場面があったのですが、売りはできず・・・

1.日経CFD
①買 19,300円 ⇒ 19,320円(+20)
②買 19,020円 ⇒ 19,320円(+300)

2.自動売買(リピートIF DONE)
(1)GMOクリック証券CFD(0.1枚単位の小口。元手250万円)
先週は+5万円ほど利確しています。

SP500は新規の売りは2800から再開しています。
先週はちょっと弱ってきたか?と考え、買いを少し利食って、わずかにネットショートになっています。

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①日経225
買300円仕掛け、300円利食い
売400円仕掛け、300円利食い
②SP500
買40pt仕掛け、40pt利食い
売50pt 仕掛け、40pt利食い
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CFD自動売買の基本的な考え方は以下リンク先の通りですが、
今年は「仕掛け&利食いの間隔」を大きく広げ、売り設定も追加する作戦です

0.1枚単位の小口で私と同じ設定をやるなら、DMM.com証券のCFDもおすすめです。
(こちらの方が使いやすいかも。)
これから始めたい方は下記バナーから口座お申込みください!↓
(2)マネースクエア 完全オートリピートIFDONE
(mini 1枚単位、元手300万円)
先週は+6万円利確しました。

こちらはmini 1枚単位とやや大口ですが、両建てだと建証拠金不要のため、資金効率が良いです。
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設定:ミニ1枚単位(GMO証券の10倍)
①日経225
売 400円刻みで仕掛、300円利食い
買 400円刻みで仕掛、300円利食い
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ひまわり証券様でもリピートIF DONEの完全自動機能がついています。
ただ最大仕掛け幅が300円なのは今の相場だと少しリスクが高いですが・・・
ひまわり証券の口座開設はこちらからお願いします↓
本日の内容は以上です。
いつもお読みいただきありがとうございます。

辛い経済環境が続くかもしれません。
ご自身やご家族の健康・生活をまずは大切に。助け合って生きていきましょう。