【GW特集号:日銀ETF倍増で爆上げはある??】コロナ不況下のマクロ戦略その1【PER急上昇は金融バブル!?】今後の相場とチャンスの市場は?

2020年05月04日

【本当にバブル突入?】ロックダウン解除後の経済と株価!


こんにちは。ケロルです。



今日のブログでは、いつもの相場分析と、ロックダウン解除後の経済について考えたいです。



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1.日経平均分析!


2.ロックダウン解除後の経済
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1.日経平均分析!


先週の相場もかなり底堅かったです。


私は、安値19,000円辺りまでの押しを期待していたのですが、


結局安値は、連休中のCMEで19,060円まででしたね。



その後目標日柄(=3月17日安値から2か月後の5月中旬)に向かって、


20,000円超えを再度トライ、高値更新も十分想定できる環境だったので、短期の買いも少しだけやりました。


雇用統計が週末にあり、通過後上昇での反応を予想していたので、新規の短期売りはちょっとできませんでした・・・



(1)今後の相場分析


いつもの通り、まずは大局観から行きます。



週足です。


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2020年3月の安値から、戻りは5月11日週で9週目です。


そろそろ戻りの重要日柄を迎えます。


この後の展開として、上図の2015年や2018年の展開を参考にしたいです。


日経ボラティリティ指数も見てみます。


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最初のショックが起こった後は、一旦大きくボラティリティが低下しますが、


半年後とか、10か月後に再度大きなボラティリティ上昇局面を迎えています


2回目の方が、下落が長く深いのですが、1回目の下落である程度ポジション調整が済んでいることもあり、


ボラティリティは2回目の方が小さくなるのが普通です。


つまり、2回目の下落は1回目よりゆっくりだが、長い下落になりやすいという事です。




さて今年です。


この後予想されるメインシナリオですが、基本的には変わっていません。


重要日柄である「35~45営業日」の戻りで、上昇トレンドは終了し、レンジ調整にシフトする可能性が高いと考えています。

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年後半には、下落第2波が起こる可能性が高いと考えています。



私の予想イメージとしては、2011年の東日本大震災後や、2018年の米中ショック相場が近いです。


2011年相場の流れ
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2018年 の流れ
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(2)注意したい点:需給指標


ここ数年の個人投資家はとても賢い方が増えましたね。


Twitterではたまに一般個人投資家の方の投稿を見るようにしていますが(普段はリストのみです)、


以下のような意見がとても多くなってきました。



「ポジションが悲観に傾いているので踏み上げでガンガン上がる!」


「裁定買い残が過去最低。爆上げ、バブル!!買うしかない!」



・・・という事は、高値での買いも増えつつある気はしますが・・・


ショートポジションが比較的多いため、下がりづらいというのは、正しい判断です。


でもここからすぐに「バブル」を論じるのは少し飛躍しすぎ、感情的に語りすぎな気がします。。。



ただいずれにせよ、そろそろ上昇が一服すると考えている私にとっては、ポジションは注意すべき点ですので、考えないといけないですね。。




① 恐怖と強欲指数 ⇒市場は中立。

上げも下げもありうる。

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② IG証券顧客ポジション ⇒ S&P500 ショート 62%

割と悲観ポジション。下げ渋りやすい。


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③ IG証券顧客ポジション ⇒ 日経225  ショート 63%

こちらも割と悲観ポジション。下げ渋りやすい。

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確かにこの辺りの指標は「下げにくい」ことを示しています。


ただ、強烈なバブルは、実体経済の循環も良い時に起こります。



逆に、2007年のサブプライムショック以降は、ポジションが悲観に傾きながらも、下げが続きました。



現在も当時と同様、200週移動平均よりも下で株価が推移しており、長期的な低迷も十分ありうる状況ですから、


今までと同じ感覚で「買い目線一辺倒」では辛いかと思います。



リーマンショック以降、明らかなクレジット拡大サイクルだったので、


これくらいの悲観ポジションでは「すかさず買い」という判断でしたが、



もし実体経済の悪化が続くのであれば、ポジションだけをみて「どんどん上がり続ける」と判断するのは危険です。



もう一つ、実体経済の底打ちを判断する指数としてコモディティ指数も見ておきます。


今回は株価が9週間上昇したのに対して、



コモディティ指数の上昇が伴っていません。




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本格的な底入れ後は、株とコモディティは同時に上がります。


今回の株は、本格的に実体経済回復を織り込む上昇ではなく、「テクニカルな戻り」という色合いが強いと分析しています。


私がチャートから、20,000円台までの戻りがあると反発初期から予測できた通り、


この水準までの戻りは自律的に発生するものです。


もちろん、株価などの「紙の資産」は、お金を刷るだけで上がりやすいのですが、


実体経済への回復見通しが立たないうちは、


ガンガン上がるというよりは、再度下落を警戒する方が良いのかな?と思いますよ。




株価の分析にあたっては、まずはチャートパターンを優先して考えたいです。


そのうえで、目先は需給要因で「下げ渋りやすい」「予想以上の上昇もあり得る」


「すぐに暴落は期待しない」
というスタンスでいくつもりです。



後は個人投資家の皆さまが最近注目している裁定残高です。


本当に皆さま知識がすごいですね、銀行のディーラーでもこんなの知りませんよ。



④ 裁定需給(先々週分まで)⇒2018年から減少し続ける

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こちらも前回のブログで書いた通りです。


日銀がETF買いを増やしてから、明らかに「裁定売り残」が長期的に蓄積していき、株価上昇を阻むような動きになっています。


「裁定売り残」が解消して大幅上昇する展開が起こるとすれば、


やはりファンダメンタルズの改善を期待できる場面か、大幅下落した後でないと、難しいのかな?と思います。




(3)アメリカにも注目したいです。


日経平均はそろそろ戻り一巡が近いと分析している旨、お話ししました。


では仮に思惑と違って、今後予想以上にここから大きく上昇するシナリオになる場合、どこで判断すればよいのでしょうか?


今回私はアメリカのS&P500に注目したいです。


日足200MAの上で推移するのか、下で推移するのかが注目です。


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2019年の様に、あっさり200MAを上抜いて、逆に200MAを下値サポートにした場合、


仮に今後また下落するにしても、その前に戻り上昇がとても長くなる可能性があります。


ただし、やはりメインシナリオは当初から、日経平均と同様に5月中旬までの戻しと予想していました。


水準は2900~3000ポイントまで、と見ていましたが今後どうでしょうか??


私は2019年初の安値はかなり強気で買い進んでいましたが、2020年はかなり警戒しています。



(4)今週の戦略です。


需給的にはもう一段ショートカバーで持ち上げられるかもしれません。


しかし、やはりそろそろ上昇一巡だと分析しています。


先ほどお話しした目標日柄、目標値幅(メインは20200~20700でした)にほぼ到達していることに加え、


以下、上げどまりのサインが複数出てきています。



TOPIXと日経平均のダイバージェンス↓

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株価とオシレーターのダイバージェンス
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また、ゴールドマンサックスが再び先物で売り手口を取ってきた事、等を見ると、新規で高値を追って買うのはやりづらいですね。


買いはやるなら損切りをタイトにしてデイトレにとどめたいです。


売りも怖いのですが、20,000円で保有しているショートに加え、


20500円どころがあれば、少しショートを追加するかもしれません。


こちらは枚数少なめ、仕込みも利食いも大きな時間軸で戦う「相場師」スタイルです。



(5)先週のトレード


1.日経CFD

① 買 19100円 ⇒ 19250円(+150)

18900も指していましたが指さらず・・・


② 買 19500円 ⇒ 19700円(+200) 

余りに強かったので衝動買いです


③ 買 20080円 ⇒ 20180円(+100)

雇用統計がどう転んでも上がる気がしたので買いました。 


予想以上に強かったので、短期の売りは怖くてできず・・・たまたま結果オーライです




2.自動売買(リピートIF DONE)


(1)GMOクリック証券CFD(0.1枚単位の小口。元手250万円)

先週は+4万円ほど利確しています。


ポジションは全体的に、少しだけネットショートになっています。


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①日経225 

買300円仕掛け、300円利食い
売400円仕掛け、300円利食い


②SP500

買40pt仕掛け、40pt利食い
売50pt 仕掛け、40pt利食い
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CFD自動売買の基本的な考え方は以下リンク先の通りですが、

今年は「仕掛け&利食いの間隔」を大きく広げ、売り設定も追加する作戦です


 


0.1枚単位の小口で私と同じ設定をやるなら、DMM.com証券のCFDもおすすめです。
(こちらの方が使いやすいかも。)


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DMM CFD 





(2)マネースクエア 完全オートリピートIFDONE
(mini 1枚単位、元手300万円)

先週は+9万円利確しました。


こちらはmini 1枚単位とやや大口ですが、両建てだと建証拠金不要のため、資金効率が良いです。

ポジションは少しネットショートになっています。

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設定:ミニ1枚単位(GMO証券の10倍)
①日経225 

売 400円刻みで仕掛、300円利食い

買 400円刻みで仕掛、
300円利食い
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ひまわり証券様でもリピートIF DONEの完全自動機能がついています。

ただ最大仕掛け幅が300円なのは今の相場だと少しリスクが高いですが・・・


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くりっく株365 






2.ロックダウン解除後の経済


私はカエルながら金融機関経験も長いのですが、銀行・証券系のトレーダーは、四半期ごとの上下を気にするので、


中長期の経済・ファンダメンタルズの千里眼を持っているアナリストは正直居ません。


(支離滅裂な「終末論者」や「万年強気論者」はなぜか居ますが、毎回外れます。



今回は私が個人的な興味で、経済の見通しについて、色々な先見の明がある方々に聞いた話です。


まあ、「大恐慌」とか騒いでいるのはマスコミの煽りが入っているので、割り引いて考える必要がありますが、


数々の経済危機を経験した長老相場師たちでも、ここから数年間の経済にとても慎重でした。。


もちろん、私たちの主戦場である株式市場は、「実体経済」と「需給」で決まり、国策(金融緩和)によって株価は支えられやすいです。


とはいえ、企業収益というファンダメンタルズを全く無視して動くこともできませんから、経済を考えるのも重要です。


何か暗い話ばかり聞いたので辛いですが、簡単にまとめます。


あ、だからと言ってガンガンむやみに株をショートしろという事ではないですよ。。


株式戦略は上記のように別で慎重に考えていますから。




①経済活動はロックダウン解除でも回復しづらい


日本:

どうやら、日本人はコロナウイルスに感染しづらいみたいですね。


もし感染第2波が来ても、アメリカと違って日本は厳しいロックダウンはしないかもしれません。


5月中は非常事態宣言が延長されましたが、東京でももう、多くのお店(レストラン、酒場)が自粛に耐えきれず、営業再開しています。


非常事態宣言解除直後は、小売りがバーゲンセールをしたりで、一時的に街は賑やかになり、完全復活した気になるでしょう・・・


しかし、お店もバーゲンセールで需要を先食いした後は、厳しいでしょう。


インバウンドは戻り期待が薄く、レストランや美容院も密を避けて人は以前より減ると思います。


大人数の飲み会、旅行ツアー、コンサート、スポーツイベントも厳しいし、オンライン化に遅れた業態は厳しい時間が長く続きそうです。


倒産、失業、減給が消費減少につながり、すべての業種に伝播する「負のスパイラル」は、しばらく続く可能性が高いと見ています。


また、今まで過熱していたマンション不動産投資は、もともと採算性がない上に、不動産価格下落で、さらなる投げ売りが出そうです。


非常事態宣言解除に向けた期待で上がった株価は、解除が進んだら「事実売り」になる可能性が高いのでは?


というところです。



アメリカ:

とにかく失業給付が手厚いです。企業支援もすごい。


今までの給料よりも手当の方が高いので、喜んで多くの人が失業を選びました。


どうせすぐに復職できるだろう、給料も戻るだろう、と考えていたところもあると思います。


ただ仕事復帰すると、コロナ前よりもはるかに給料は減るでしょう。


再雇用も、多くの人がすぐに完全雇用に戻ると考えているようですが、実際には期待ほどは全く進まないと見ています。


アメリカは日本よりも、感染症で命の危険が高いです。


非常事態宣言解除後も、かなり長期間「ソーシャル・ディスタンシング」が継続し、


大規模イベント、レストラン、旅行は厳しいし、消費低迷が色々な業種に伝播するリスクは変わらないと思います。


ましてや感染第2波が来れば、アメリカは命の危険が高い分、またしてもパニックになる可能性も高いです。




②国際交流がブロック化する?


ロックダウン解除後、まずは対中国への非難合戦が予想されます。


先週は中国の輸出が意外に伸びていたためにやや警戒が薄れましたが、


今後は仲のいい国や、感染対策がしっかりしている国とだけ人や物の流通が正常化する、という事になると見ています。


いずれにせよ国際交流、特に人の移動は減少傾向が顕著になると思われます。


これまで中国に頼ったサプライチェーンも、日本国内に引き戻す動きが出始めています。


その過程では、新しいビジネスモデルが確立されるまで、既存のビジネスモデルが縮小することで経済下押し圧力になりそうです。


この点は、貿易依存度が小さいアメリカの方が優位ですね。




③金融危機リスクは無きしもあらず


金融危機のリスクは3段階で起こり得ます。


1.途上国の財政リスク(ギリシア危機的なやつ)


2.日本の中小金融機関の破綻リスク


3.先進国の財政リスク



2.までは普通にあり得ます。大手金融機関は資本バッファがとても厚いのですが、


中小金融は、貸し倒れが増えるとすぐに赤字になるような財務構造です。


流石に「先進国の財政リスク」までは今は考えすぎかな?とは思うものの、


私は最近流行りの「無限の赤字国債発行が正しい」とか、


「日本は自国通貨を発行できるから絶対に財政破綻しない」論は、間違っていると考えています。


その辺は詳しくは機会があれば書きます。




本日の内容は以上です。


いつもお読みいただきありがとうございます。


株式投資は楽観も悲観も、バイアスを持ちすぎないようにしたいです。


ただし、今後私たちの生活防衛という点では「最悪シナリオ」も頭に入れたうえで保守的に考えていきたいですね。


今週も前向きに頑張っていきましょう。






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keroinvestment at 23:27│Comments(0)日経平均分析 | マクロ経済

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