【コラム】金余り相場!金融緩和を続けて社会は良くなる?【超絶バブルは続く?】金融相場の想定パターン!

2020年05月30日

【強すぎる日経!】大反転か?バブルか?


こんにちは。ケロルです。



先週は一気に日経平均先物や金融・鉄鋼セクターの買戻しで相場は上昇しました。


株価の大幅上昇要因と、今後の展開について考えています。


今週もどうぞお付き合いください。



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1.強すぎる日経平均!今後のシナリオ


2.財テクバブル再来はあるのか?

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1.強すぎる日経平均!今後のシナリオ


(1)強烈な上昇!


日経平均は日足「上昇ウェッジ」(Rising Wedge)を上に離れ、急上昇しました。


現物+先物 合計で 14週間連続 売り越していた外人投資家がこの2週間、大きく買戻したようです。


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安値から2か月で、既に6,000円以上の上昇・・・


「10年に1度のクレイジーなボラティリティなので、戻りもクレイジーになると思いますよ。」


と3月に申し上げていましたが、ここまでクレイジーな上昇は想定できていませんでした。



では、この22,000円近辺の水準や、チャートパターンをどう見るか。


シナリオごとに考えていきます。




(2)現在の上昇が戻り相場の場合(いちおうメイン)


2点、重要な考察ができます。


まずはチャートの形から。


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三角持合いを上に抜けてショートカバーが急速に入った後、大きな下げに転換することが多いです。


今回は、「上昇ウェッジ」という一種の三角持合い相場を上抜けましたが、


この後数日~数週間の間に戻り高値を付け、トレンドが転換する可能性は高いとみています。



次に、フィボナッチから見ます。


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大暴落の後、4分の3くらい戻す場面は、実は結構多いです。


フィボナッチは50%、61.8%が大きな節目ですが、76.4%もあります。



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ただ私は、8,300円下落に対する4分の3も、2か月で戻せるとは思っていなかったので、


戻り目途のメインは20,200円~20,700円だと見ていました。


50%戻しの20,000円や、61.8% 21,110円くらいがせいぜいだと見ていたわけです。


ただ今回、22,000円まで来てしまいました。。


まだ短期的には上昇トレンドが崩れていませんから、更に一段高になる可能性もありますが・・・・


いったん高値を付けるような日足の形になった場合、トレンド転換には注意した方が良いです。


9日線を陰線終値で割ってくるとか、そういう形には注意したいです。




(3)メインシナリオを裏付けるデータ


そのほかにも、メインシナリオを補強する重要なデータがいくつかあります。



今はアメリカ市場と、日本市場が連動して動いているので、アメリカ市場のデータで検証しますね。



コールオプションの売買高は過去最高になっています。

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つまり、上方向への備えがかなりできているという事です。


これだけだと単なる上昇相場かもしれないので、もうすこし見ておきます。



プット/コールレシオで見ても、コールオプションの比率が過去のピークに達したあと、ここ2日ほど、反転し始めています。


今回の暴落相場でも、株価の大底よりも数日早く、プット/コールレシオが反転し始めました。


EXu1BLLWoAE1G-Q

(データはMacro Charts 様より)



あと上の表では、Breadth Thrust(ブレズ・スラスト) も見ています。


Breads Thrust は、(上昇銘柄数 ÷ 全銘柄数)の10日指数移動平均が、40%未満から、10営業日以内に61%を超えたときに成立します。


プット/コール レシオの過熱と、Breadth Thrust が同時に起こると、


大きな上昇サイクルの初動
を示します。



逆に、プット/コールレシオが過熱圏に入っても、Breadth Thrustが発生せずに、レシオが押し戻されてくると、


とても高い確率で、大きな調整に入っています。


今回はBreadth Thrust が発生していないため、反落パターンをメインに考えているわけです。




(4)今週の戦略


上記の通り、やはり戻り相場をメインシナリオと考えたうえで、戦いたいです。


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日足を見て考えましょう。



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似たような場面として、2018年9月末と、2018年1月を見てみます。


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三角持合いを上抜けて、急激なショートカバーが入った後、


9日線を陰線終値で割ったところから新規の売りを狙うというのは良いと思います。


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高値でもみ合いを形成した後に下がるのか、もう一段上に走った後にピークアウトするのか、


分かりませんが、とりあえず9日線割れから新規で仕掛ければ、比較的安全です。



(5)サブシナリオとして、以下のような強気の展開も考えておきます。



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しかしこの場合でも、今週の戦略としては同じです。


とりあえず、9日線を陰線終値で割り込むまでは、デイトレ買いでついていき、


割り込めばドテンショートに転じ、その後どこまで下がるかで、


次の中期の動きを探ればよい事です。


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S&P500も、日経が9日線割れをするまで、超短期では買いで良いと思います。


ただし大反転には警戒です。

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2.日本の80年代「財テク・バブル」の再来はあるの?



現在のS&P500 の1年先(21年3月末)予想PERは、2000年のドットコムバブル頂点近辺です。


既に大バブル状態なわけです。


1年半後の2021年12月末の予想EPS(1株利益)では、ゴールドマンサックスは強気の170ドル。


2021年末には過去最高益の予想ですね。。



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そこまで織り込むと、現在SP500の 3,050ポイントはPER 18.5倍程度です。


それでも十分割高ですが。笑


今後、金余り相場で更に大きな相場となる可能性についても、一応考えておきます。




強気の人と弱気の人?


現在は、バリュエーションやファンダメンタルズを気にしている投資家は、株を買っていません。


世界最大のヘッジファンド、「ブリッジウォーター」のレイ・ダリオ氏や、


ジョージソロスの「クウォンタム・ファンド」後継者のドラッケンミラー氏など、株に対してはかなり悲観的です。



私はジョージ・ソロス氏や後継者のドラッケンミラー氏、


竹田和平氏など、世界経済の激動を生き抜いてきた投資家の本を読んで育った世代です。


だから私も彼らと同様、株価を考えるにあたっては、


過去の歴史やマクロな経済循環、バリュエーションを考えて分析しています。



マクロ経済の観点からは、今は株に強気になりづらいのですが、


この史上最大の金融緩和や財政出動の影響が株価にいかに現れるのか、


マクロ系ファンドマネージャーも苦労しているのだろうと思います。




さて一方、ゴールドマンサックスやブラックロックは、


空前絶後の財政・金融政策を根拠に、割と強気な見通しを出していますね。


まあ富裕層に資産を預けてもらい、固定報酬がほしい手前、悪いことは言えないとおもいますが・・・


あとはムヌーシン財務長官もゴールドマン出身だし、ある意味運用会社が政府を誘導している感はあります。。




個人が鬼買い!


アメリカ、日本の個人投資家が、めちゃくちゃ株を買っているみたいです。

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アメリカ個人は、失業状態でヒマです。


でも給料以上の補償をアメリカ政府からもらえるので、今のところ、お金はあります。


お店は空いていないのでショッピングもできない。


そういうこともあり、手数料無料の証券会社でトレードが盛んです。


因みに、アメリカの4月個人消費は前年比 ▲13%と、歴史上最大の落ち込みでした。


一方、4月「個人所得」は、前年比+10% !!(笑)


最も大きいのは、政府が全員一律で1,200ドル給付したことですね。


これは一時給付ですが、失業手当は毎月もらえます。


失業者の多くがもともと低賃金だったため、


政府の失業保険や手当の方が、はるかにもらえるお金が多い状態です。


なお、政府の「3兆ドルばらまき」は、6月前半に使い切る予定です。


更に追加の「3兆ドルばらまき」が予定されています。



先週も書きましたが、アメリカの民間に流通しているお金は、


政府のばらまきのおかげで極端に増えています。


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更に、FRBが社債購入枠を大幅に増やしたことから、社債を新規に発行してお金を調達する会社も増えました。


そのため、政府のばらまき以上に、民間部門のお金の量は増えています。


余剰資金は、たんまりとあるわけです。


したがって、これから実体経済を全く無視して、


ずるずると、バブルが大きくなる可能性だってあるわけです。



日本も個人の買いが闊達で、マザーズは暴騰しています。


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このような上昇後は、マザーズも日経平均も一旦大きく調整していますが、


大きな相場サイクルの初動になっていることも多いので、注意してみていきたいです。




(4)空前の増刷で財テクバブルは起こるのか?


日本では1980年代、財テクバブルが発生しました。


金融緩和と経済成長による金余りで不動産に買いが殺到し、


会社、特に銀行がお互いの株を「持合い」、株式を買い上げていきました。


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株価が値上がったら洗い替え(帳簿上売却して、買い戻す)して、企業の利益として計上していました。



ただ今の日本は、いくらお金が余っていても、それだけではバブルにならないと思います。


既にバカみたいな量の内部留保が企業や金融機関に溜まっているのに、お金が動かない。


また、金融機関の持ち株規制も強く、人口が減っていく以上、不動産価値にも期待できません。





ただ、アメリカはどうでしょうか・・・?


金余りで、「自社株買いバブル」が今後加速すると、超株高もあり得ない話ではないと思います。


アメリカでは、FRBがジャンク債も大量に購入してくれるので、


格付けの低い会社でも低い金利で社債を発行してお金を調達できます。


金融機関も、最終的にFRBが買い取ってくれると思えば、ガンガン社債を買っていきます。


中央銀行と政府が全部リスクを引き受けるとか、もはや資本主義ではないですが・・・



で、調達したお金で自社株を買えば、取締役のストックオプションの価値は上がるし、株主も嬉しいので反対しません。


更にアメリカ企業は、他社の上場株式もたくさん持っています。


上場株式の評価増減を、利益に計上する会計基準を取っているのが普通です。


株が上がれば、利益に計上されます。


株数が減って、保有株式の上昇で利益が増えると、PERは割安に見えるため、更に買われやすくなります。


こういうわけで、株価が上がっているうちは、色々な会社がお互いに自社株買いで株価上昇のスパイラルが起こり、


アメリカ株は金融緩和の影響で大きく上がってきました。


もし株価が大きく下がったり、企業の本業が壊滅的な打撃を受ければ、


自社株買いをするために借りた借金が重くのしかかります。


株価下落と業績悪化がスパイラル的に起こるわけです。


だからアメリカは必至で政策をうち、企業の借金を助けているのですね。





(3)先週のトレード


1.デイトレ

①SP500 

②日経225 


もう「鬼買い」でした。回数が多くなったので省略。。



2.スウィング、ホールド系


①Nasdaq 100 は今週利食い予定。
 

②日経225
 
うねり取りの玉ですが、20000円と20500円のショートは21,000円手前で鬼損切りしました。


久々に吐きそうです。


その後、21000円、21,500円、22000円のショートと、


ヘッジで21,000円、21300円のロングを入れました。


更に上がっていくようだと、早めにヘッジ買い追加を入れつつ、徐々に弱りを見ながら、


ヘッジを抜き、次の下落を取れるように淡々と狙っています。


私が尊敬する日本の「相場師」たちは、みな逆張りです。


最近は「逆張りはバカだ」という風潮がありますが、とんでもない!!


的確な「買い下がり」「売り上がり」は最強の武器です。


逆張りで仕込み、大きな相場で利益を出すには数か月かけるのが普通ですし、


途中ヘッジ玉を抜き差ししたりするので、とても鮮やかな手法には見えません。


しかし、このような「泥臭い」「忍耐強い」日本古来の手法こそが、


私は本当に究極の手法だと思っています。


私が最終的に目指しているスタイルは、究極の「相場師」です。





3.自動売買(リピートIF DONE)


(1)GMOクリック証券CFD(0.1枚単位の小口。元手250万円)

先週は+10万円ほど利確しています。


自動売買と言いながら、手動で買いを入れました。

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①日経225 

買200円仕掛け、200円利食い
売300円仕掛け、300円利食い


②SP500

買20pt仕掛け、30pt利食い
売40pt 仕掛け、40pt利食い
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CFD自動売買の基本的な考え方は以下リンク先の通りですが、

今年は「仕掛け&利食いの間隔」を大きく広げ、売り設定も追加する作戦です


 





(2)マネースクエア 完全オートリピートIFDONE
(mini 1枚単位、元手300万円)

先週は買いを利食わず、利益0にしました。


ポジションは売りは利食えず、買いは貯めているので、実現益は出していません。

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設定:ミニ1枚単位(GMO証券の10倍)
①日経225 

売 400円刻みで仕掛、300円利食い

買 300円刻みで仕掛、
300円利食い
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本日の内容は以上です。



いつもお読みいただきありがとうございます。


今週も他人に惑わされず、信念をもっていきましょう。




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keroinvestment at 13:28│Comments(0)日経平均分析 | マクロ経済

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