【動きそうだが焦り禁物!】今後の相場展望と作戦!【金融相場とその後⁉】長期的なリターンを追求する方法!

2020年07月12日

【景気循環は回復期?】株価は2002年型か2009年型か?


こんにちは。ケロルです。



今週は以下3点から、株式相場全体を分析していきます。


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1.景気循環を見直そう!


2.FRBの金融政策と日米経済政策


3.需給やイベント、テクニカルパターン

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1.景気循環は一応回復期


(1)2009年型の調整と同じ?


久々に景気先行指数をお出しします。


2020年6月時点で、リーマン級の落ち込みから、回復期に入っています。


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今回は2018年2月から調整に入っており、


グラフ左半分の2.後退期、3.低迷期 に合計28か月滞在しました。


グラフの左半分では株価が軟調、


右側4.回復期、1.好況期で株価上昇基調となるのが普通です。



また、2007年~2009年のリーマンショックを含む大不況時では、


グラフ左半分に26か月滞在しました。



そう考えると、今回もリーマンショック後2009年4月以降の相場に近い環境なのかもしれません。


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リーマンショック後、景気先行指数はグラフの右半分「回復期&好況期」に21か月滞在しました。


今回もうまくいけば、ここから2年弱くらい、途中で深い押し目を付けながら、上昇する展開はあり得ます。



アメリカの中央銀行がお金を刷りまくっている状況も、当時と同じですね。

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したがって2009年型を中期的なメインシナリオとします。


なお今回「リーマンショック時は1年半も株価は下げたが、コロナショックでは3か月しか下げていない!」


という声が上がっていますが、実際に景気循環の観点からは、


リーマン危機時の景気調整は2007年1月~2009年3月まで


今回は2018年2月~2020年5月まで、



ほぼ同程度の期間、調整していると言えます。




(2)2003年型の調整もありうる??


一方、ITバブル後の調整との比較もしてみましょう。


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こちらも、グラフの左半分「後退期&低迷期」で推移した期間としては同じくらいです。



2000年5月以降2年弱の「後退期&低迷期」のあと、「回復期」に入っていきます。


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ただしITバブル崩壊後の時は、


「回復期」に入ってから戻り高値から▲30%の深い2番底調整となっています。


この理由は2点、「バリュエーションPERが高水準だった事」と、


「中央銀行の緩和が2009年や現代ほど大きくなかったこと」です。




(3)ここまでまとめ


ここまでまとめますね。


今後の中長期のパターンとしては、2009年型と、2002年型が考えられます。


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確かにリーマン危機後よりもPERはかなり高く、「割高さ」で言えば2002年型に近いのですが・・・


中央銀行の強烈な緩和が継続することと、


日・米・欧 先進国の財政出動余地もまだあると考えられるため、


2009年の様な相場になっていくのがメインシナリオと見ておきます。


もし金融政策・財政政策に限界が見えてきた場合は、2002年型の動きになるかもしれませんが、


まだしばらくは政策の限界が意識される可能性は低いと見ています。





2.FRBの金融政策と日米経済政策


マネタリーベースと株価


ここでは速報性の高いアメリカのマネタリーベースを基軸に話をしていきます。


アメリカのマネタリーベースとS&P500株価の相関性はとても高くなっており、


S&P500と日経平均の方向性は目先的には同じになると見ているため、


日本の株価を見るうえでチェックしています。


直近4週間はアメリカのマネタリーベースは減少しています。

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これはFRBのレポ残高や、中央銀行あてのドル供給量が減少したためです。


これらはこれ以上減少余地が小さいです。


また、MBSや米国債の買い入れは継続しているため、今後は横ばいから少しずつ増加方向に転じる可能性が高いです。


ただし、以前から繰り返し申し上げている通り、


FRBは長期金利(10年利回り)を0.5%~1.0%程度に誘導したいと考えているようです。


金利が下がると、民間企業はお金を借りやすくなる半面、


銀行収益が圧迫され、お金の流れが悪くなる可能性もあるからです。



現在かなり米国10年債利回りは0.5%に近い水準となっているため、


これ以上米国債をFRBが買い入れることは難しくなってきています。


レポ等も流動性逼迫(ドル不足)が深刻にならない限り、復活は難しいです。


したがって、新規で米国債が発行されない限り、マネタリーベースはしばらくほぼ横ばいに近くなると見ています。


次に追加の1兆ドルの追加財政出動による米国債発行を控えているようですが、


これが実現する時期について、注目しておくべきです。



逆に、財政出動と国債発行がすべて終了した時、それ以上FRBは金融緩和を行えなくなってしまいます。


将来的にそうなってしまい、景気の回復も思ったより進まないとなると、株価は再び大幅下落に見舞われる可能性が高いです。


政策が今は一番重要ですね。




3.需給やチャートパターンからは?


イマイチ最近、上昇時の出来高が増えませんね。


やや下落時の方が出来高が大きい事も考えると、やはり調整局面中なのだと思います。


また、ショートポジションが増えているか、というとそうでもなさそうです。


だからショートカバーが入ってもなかなか続きません。



という事で23,300円をすぐに上抜けるには、ワクチンが承認されるとか、よほどの材料が必要ですが、ちょっと期待できないです。


またマネタリーベースがこの時期しばらく横ばいになりやすい事や、


コロナ感染者がかなり国内外で増えていることも、調整を助長しやすいです。



参考に、先ほど挙げた 2009年の日足を見ておきますね。


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2009年3月にボトムを打った後、6月~7月に1か月で▲10%調整、


9月~11月にかけて、2か月間で▲18%調整をしています。



今回も、1か月、2か月の日柄を基軸に見ていくと、


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一応、6月前半に約9%調整はしたのですが、、


最大2か月間、レンジ調整をした後、一旦下に抜ける可能性は高いかな?と見ています。


その調整が1か月で10%程度の調整なのか、


2か月で▲20%の調整なのか、というくらいはリスクを覚悟しておいた方が良いかと思います。


▲20%くらい調整するとなると、買い場になる可能性が高いです。


スローストキャスティクスを使うと良いですね。



一方、先ほど2002年のパターンもありうるとお話しましたが、



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そうなる場合は、おそらく政策の限界論が台頭してきたときだと思います。


そうなりそうな時はまたこのブログで分析します。




今回の内容は以上です。


いつもお読みいただき、本当にありがとうございます。


今週も無理せず人生を楽しんで行きましょう~。




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keroinvestment at 18:57│Comments(0)日経平均分析 | マクロ経済

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