第106回【実質金利とPER】テイパー・タントラム再来はあるの?第108回【3月調整は本当に終了なの?】今後の株式戦略を考える!

2021年02月27日

第107回【調整局面継続か?】ゴールドと株価の調整を攻略する


こんにちは。ケロルです。


株価指数やゴールドは金利上昇を嫌気して下落しました。


だいたいは以前から本ブログで想定していた展開ではありますが、今後も油断せずに望みたいですね。


今週もどうぞよろしくお願いいたします。



実質金利上昇が継続


先週も書いた通り、実質金利の上昇を嫌気して、ゴールドや株価が下落しています。

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2013年5月のような急激な実質金利上昇に対する警戒が多少あるのかもしれません。


ただ前回の記事でも申し上げた通り、まだ実質金利の上昇幅は大きくはないですし、金利はテーパリングを現実的に織り込んでいる水準でもないと考えています。


下げ止まった後のリバウンドといった感じです。


その割には結構株価もゴールドも大きめに反応したな、といった印象です。

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実質金利の動き以上に、ゴールドの値下がり幅が目立ちます。


やはり現在のゴールドや株価の動きは、ファンダメンタルズ要因以外に、ポジション要因によるところも大きいと考えています。



ゴールドに関しては高値圏で結構な「煽り」が目立ったので、経験則上、少し警戒はしていました。。。


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もちろん天底はだれにもわからないのが前提ですから、「煽り」が増えたことだけを理由に天井を図ることもできません。


ただ「実質金利の下げ幅が限定的だという事」などの状況証拠と合わせ技で、本ブログをご覧の方々は、「注意する」ことはできたと思います。


ちなみに、目先は煽りが消沈し、さらに「金利上昇がやばい」という声がかなり強くなってきたので、ゴールドの調整もいいところまできた気がしています。



今後のゴールドは?


目先的には、金利に対してFRB関係者の「口先介入」が入る可能性が高いと考えていますし、実質金利は政策でコントロールできるものなので、


ポジション調整が済めば、また大きめのリバウンドが起こる可能性は高いと考えています。

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ただその後、年後半あたりに株価がさらに上昇したり、経済指標の回復が顕著になってきたタイミングでは、やはりテーパリングの憶測が強くなると思います。


したがって、いったんリバウンドした後の再度のゴールド下落には注意をしたいと考えています。


このあたりは先週の予想からおおよそ変わっていません。


中期的には、FRBは失業率やコアPCEデフレーターを見ながら、長期間にわたって実質金利(10年ゾーン)を0%以下に抑えると私は見ているため、


実質金利とゴールド価格との相関性を考えるに、年後半に実質金利が0%近辺まで上昇し、ゴールドが大幅下落した場合でも、1オンス=1,500ドルくらいまでは覚悟をしておけば良いかと思います。


さらに長期的に言えば、ゴールド価格はやはりマネタリーベースの拡大と相関性が高いようです。

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もちろんマネタリーベース拡大で「実質金利が下がったからゴールドが上がった」という事もできるのでしょうが、


長期的には新たなマネーが供給され続け、インフレを政策的に作り出す以上、実質金利の水準が変わらなくとも、ゴールド価格の水準は徐々に切りあがっていくのではないかと考えています。


途中実質金利が急上昇する局面では値下がりはすると思いますが、長期的にポートフォリオの一部として保有する分には良いと思います。


ただし保管コスト等もかかるため、私もゴールドの長期ポートフォリオは株式よりも抑えています。


現在私のポートは預貯金が50%、債券が0%、株式20%、コモディティ5%、デリバティブ証拠金25%くらいです。)



下落が怖い時は・・・


目先的にはかなりゴールドはいいところまで調整したと考えています。


ただ、もしCFDなどでゴールドを積極的に売買していて下落が怖い場合、株価指数と同様、基準線を使ったヘッジ戦略をとっても良いと思います。

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基準線の下側では短期的にショート・ヘッジを行いつつ、下がったところではコツコツと積み立て投資やホールド玉を買っていく戦略です。


全体的なポジションは買い優勢とし、基準線を上回ってきた場合は、買いの利益と相殺する形でヘッジを縮小していきます。


最初から下がっても怖くない金額でコツコツ買い集めていくのが良いかと思いますが、トレーディングが好きな方は一考の価値ありですよ。



株価は大幅調整の入り口?



気になる株価指数ですが、このところ動きが荒いですね。



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ただS&P500先物や、日経先物は基準線で止まっています。


この後一旦反発を挟むかもしれませんが、私は近いうちにもっと深い調整に入るのではないか、と注意しています。


現在のバリュエーション(予想PER)や過去のパターンから見て、▲15%くらいの大幅調整があっても大丈夫なように、作戦を立てています。


基準線を終値ベースで割った場合は、ショートヘッジを入れていきます。


こちらも作戦としては先週から変わっていません。



くだらないことですが念のため・・・


よくアメリカ株の長期チャートをみて、「この10年は上昇が加速しすぎておかしい!バブルだ!」と言われるのですが・・・・↓

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確かにこれを見るとこの10年はものすごい勢いで上がっていますね。


では対数表示で見てみましょう。

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1975年~2000年までの上昇スピードと、2009年~2021年の上昇スピードは、上昇率でみるとあまり変わりません。


指数の絶対値が大きくなっているので、「上昇幅」は大きくなっていますが、「上昇率」で言えば同じようなペースだという事です。


とはいえ予想PERベースではすでに2000年の高値近辺に株式はあります。


この後は業績改善を足掛かりにして、中期的に指数はまだ上昇する余地はあるのですが、やはり次のサイクル悪化局面(2022年?)では大幅調整に警戒をすべきと考えています。



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本日の内容は以上です。


いつもお読みいただき、本当にありがとうございます。


今週も感謝を忘れず、人生を楽しみましょう~





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keroinvestment at 21:42│Comments(0)

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