第111回【景気循環とNT倍率】ファンダメンタルズから見る相場第113回 (平川さん話まとめ)ファンダメンタルズ特集

2021年04月10日

第112回【強気相場はいつ終わる??】


こんにちは。ケロルです。


先週末は勤め先の銀行で大型システムリリースの監督をしていたのでブログが書けませんでした。。



幸い無事に終わりましたので、一安心です。


今週も相場分析という名のポジショントークをしていきますので、よろしくお願いします



強気相場はいつ終わるの??


株式市場は相変わらず堅調ですね。


次のテーマとして、「この強気相場はいつ終わるの??」と気にされている方も多いと思います。


そこで今週は、強気相場終盤で気を付けておく点について考えたいです。



強い指標にポジティブに反応する相場


3月のアメリカ雇用統計が先週発表されましたが、予想対比強い結果でしたね。


雇用の回復ペースが上昇しています。

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また、株価とも相関性の高いISM製造業景気指数もかなりよいですね。

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ただ重要なのは、これに対して株式市場は上昇で反応している点です。



これは景気先行指数が好循環にある時の特徴ですね。


まだアメリカの景気先行指数は2月分までしか発表されていませんが、そろそろ「好況期」に来ているはずです。

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日本はすでに「好況期」に入っています。

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またS&P500のVIXがコロナショック後初めて20を割り込んできました。


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チャートを見ても、S&P500は非常に堅調な動きとなっていますね・・・。


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したがって、「いつかは強気相場が終わる」のは当たり前なのですが、今から逆張りでショートを積み上げるようなことは避けたいです。



では強気相場の終焉をどう見るの?


強気相場の終盤に近付くと、少しずつその兆しが見えてきます。


(1)まずは、良い経済指標が発表されたり、金利が上昇した際に、株価がネガティブな反応を示すことです。


景気が良くなれば、「量的緩和が縮小するかも」、「利上げするかも」という懸念は当然なのですが、


このような心配で株価がネガティブな反応を示すようであれば、株式の買いポジションがかなり溜まってきた証拠でもあり、


暴落のエネルギーが溜まってきたという事も言えるのだと思います。



(2)もっとわかりやすいのは、株価のフラッシュクラッシュです。


最近ですと、2015年8月や2018年2月がありましたね。


2015年8月

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2018年2月

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株価のフラッシュクラッシュは景気先行指数の「好況期」から「後退期」に入るタイミングであり、私たち投資家は頭を切り替えないといけません。


ただし、注意したいのは・・・実体経済の指標はこの時まだ良いのです。


また、金利はフラッシュクラッシュ時にあまり下がりません。


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株価は景気の先行指数であり、金利は一致指数です。


2018年の場合、8か月株価が金利に先行しました。


ちなみにフラッシュクラッシュが発生したときは、


「景気は悪くないから大丈夫だ」「ただのテクニカルな下落だ」「アルゴリズムのせいで暴落になっただけで経済は問題ない」


とか言われますが、フラッシュクラッシュが起こった際は、「景気は大丈夫」ではなくて、「景気に先行して株価が崩れ始めた」と認識しておきたいです。




(3)時間軸としては、好況期は6か月~1年くらいになることが多いです。


日本の景気先行指数は2021年2月に「好況期」に入りましたが、来年の1-3月期には「後退期」に入り、大きく崩れるというのが私のメインシナリオです。


ただし、それまでに需給の弱い時期、今年の7-9月期あたりにも注意を払いたいところです。



後退期が始まったときの対処の仕方


フラッシュ・クラッシュのような激しい下落が起こって「好況期」から「後退期」にシフトした場合の対処はどうしたらよいでしょうか?


みなさまだいたいお分かりだと思いますが、当ブログで常に申し上げている通りです。


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基準線を終値で割り込んできたタイミングでは、ヘッジの売りを行います。


需給が弱くなる7-9月期や、来年1-3月期では、基準線割れで攻めのショートを仕掛けてみても良いでしょうね。


基準線割れが発生した時点ではどこまで下がるかはわかりません。


すぐに基準線を回復した場合はヘッジが無駄になるわけですが、スウィングの場合はそこで買いなおせば多少の損切で済みますし、


リピートIF DONEではかなり回転が効くのでトータルでは利益になります。


また、もしフラッシュクラッシュが起こった場合、あまりにも動きが速いため、途中で売買するのは結構難しいと思います。


慌てて途中でショートしたりするのではなく、突っ込んだところはむしろリバウンド狙い買ったほうが早いです。


25日線乖離率が▲5%を超えたら、500刻みで1枚ずつ買い下がってみよう、とかあらかじめ自分の予算にあった控えめな計画を立てておくとよいですね。


フラッシュクラッシュは下落相場の入り口ですから、AーB-C波動のA波動となることがほとんどです。


だいたいA波動は1-2か月、そのあとB波動の上昇が来ることが多いです。


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ここで油断して、より大きなC波動の存在を忘れてはいけませんね。



ただ今のお話はまだ先のことになるので、まだしばらくは上昇が継続することをメインシナリオと考えて戦略を立てたほうがよさそうですね。



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2016年2月~2018年2月のように、2年間の好循環期中、ずっとS&P500が上昇し続けるような相場もあり得ます。


そのあと、突然前触れもなくフラッシュクラッシュが起こるわけですから、最低限の買い玉をホールドすることで上昇トレンドの恩恵を受けつつ、


やはり今年の7-9月期や、来年の1-3月期は突然のクラッシュに備えて、高値で慌てて新規買いをしない、基準線割れでヘッジは行う、という事を意識したいです。


スウィングで買いを追加するのは、基準線を割った後再び戻した時に限定です。



さて、ここでまとめておきますね。


(1)目先は上昇トレンドが続いているので、下手な逆張りショートは行わない。

買い玉を最低限ホールドし、上昇トレンドの恩恵を受けられるようにしたい。



(2)需給の弱い7-9月期や、来年の1-3月期は大きな転換期になりやすいので注意する



(3)基準線割れではヘッジを怠らない。需給の弱い時期と重なる場合は攻めのショートもよさそう。



(4)フラッシュクラッシュが起こったら転換点だとみるべき!下手に途中から動くよりも突っ込んだところを指値で買い下がったほうが早い。



(5)上昇が続いたとしても、慌てて高値を追って買わないこと!

新規のスウィング買いは基準線を下から上に回復したタイミングでおこなう。






本日の内容は以上です。


いつもお読みいただき、本当にありがとうございます。


今週も感謝を忘れず、人生を楽しみましょう~





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keroinvestment at 20:39│Comments(0)

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