第112回【強気相場はいつ終わる??】第114回 日経平均年間値幅と季節需給!

2021年04月17日

第113回 (平川さん話まとめ)ファンダメンタルズ特集


こんにちは。ケロルです。


Twitterでは、よく平川さん(現 東海東京証券アナリスト)から聞いた話を呟いていますが、


まとめた情報が欲しいという意見が多かったので、今日は平川さんの話に私の意見も付け加えて、ファンダメンタルズ分析をまとめますね。



先に本日の要点:


1.今年はバブルの終盤か。年末に向けて更なる高値がありそう。


2.4-6月期には中銀の流動性供給、バリュエーションの観点から調整がはいりやすいと見る。


3.金利は株価の大天井から半年程度遅れてピークを付ける。米国10年金利は2022年に2.5%もありうる。




だいたい私と同じ意見ですね。


ちなみに平川さんの予想は、2021年の日経平均のレンジ 27,000円弱~35,000円とのこと。



今年の全体相場がさらに上昇するとみる要因


まず、アメリカの巨額の景気対策が続いています。


リーマンショック時はGDP対比9.6%でしたが、今回はなんと29.3%!です。

アメリカ経済対策



そのうち、給付金のおかげで小売りやレジャーの活動が活発になっていますが、貯蓄に回っている分もたくさんあるようです。


貯蓄に回った分は、将来の消費下支え効果につながると考えられ、景気回復の期間が長くなる要因になりえます。

給付金


また、企業収益(1株当たり利益)の上方修正もまだ継続しています。

業績予想修正



そして、2000年のITバブルと比較した場合の相関性で考えると、現在は下記図の紫四角の部分、バブル相場の最後の半年~1年くらいに似ています。


2000年のITバブル相場:
ITバブル



現在:
KIMG1994



この点についても、当ブログで申し上げてきた、景気循環のリズムと平仄があっていますね。


ちょうど日本やアメリカの景気先行指数が好況期に入ったところですので、


あと半年~1年くらいが強気相場、そのあと大きく崩れるという私のメインシナリオにもあっています。


1





一方で、平川さんは4-6月期に一時的にしっかりとした調整が入ると予想していますね。


その根拠としては、主に「中央銀行の流動性供給ペース原則」や「すでに市場が強気になっていること」を挙げています。


この点については私も異存はありませんね。


中央銀行の流動性供給ペース


FRBは引き続きマネタリーベースを増加させています。


財政出動で米国債が大量発行されているため、FRBが大量に米国債を買い続けないと、急激な金利上昇に見舞われてしまうからでしょう。


アメリカマネタリーベース



ただし、中国の流動性供給はすでにピークアウトしているようです。

中国資金調達額


中国のCaixin社が公表しているPMIもピークアウトしていますが、これはアメリカのISM製造業指数にも2,3か月先行するため、


今後中国の流動性供給低下や、指標の伸び悩みを受け、遅れてほかの国の先行指標や株価が頭打ちになる可能性は高いです。



今度は日銀に目を移すと、日銀の総資産3か月前対比はほぼ0、・・・つまり日銀は資産買い入れペースを大幅に落としているわけです。


日経平均がS&P500よりもパフォーマンスが優れない理由はここにもあるようです。

日銀総資産と株価



その結果、中国・日本・欧州・アメリカの4つの中央銀行総資産は頭打ちになっています。


世界の中央銀行総資産



それをうけ、世界12か国マネーサプライについても、頭打ち状態。

マネーサプライ



さらに以下に示す通り、市場センチメントはすでに強気に傾いています。


調整なしにさらにポジションが積みあがる余地は小さいかもしれませんね。



日本の投資家が日本株を「オーバーウェイト」しているという回答が多くなりました。


日経平均ブルベアレシオ



アメリカについても、個人投資家を筆頭にかなり強気に傾いています。


米国投資家センチメント




バリュエーションについても、かなり割高ですね・・・


S&P500の12か月先予想PERは22.5~23倍と、ITバブル時以来の水準です。


また債券利回りー株式利回り の「イールドスプレッド」についても、株式がリーマンショック前以来の割高水準になっています。


予想PERとイールドスプレッド



PERが割高であっても、予想EPS(一株利益)が上方修正されることで、株価の上昇余地はあるのでしょうが、、


いずれにせよ2000年のITバブル時と似ており、バブルの最終局面に近いのではないかと思われます。


下図の紫の四角部分です。

ITバブルその2




最後に金利です。


部金利に先行するCRB基礎素材指数はまだピークアウトしていません。


アメリカの10年債利回りはしばらくは落ち着いているでしょうが、まだ上昇余地があると思われます。

CRB基礎素材価格と10年利回り



銅先物価格の水準との相関性を考えると、アメリカ10年債利回りは2.5%くらいまで今回サイクルで上昇する可能性がありそうです。


銅先物価格と金利


なお、金利は株価に6か月~10か月程度おくれてピークを付けます。


仮に2022年1-3月期に株価が大天井を迎えたとしても、金利やドル円が本格的に下落するのはそのさらに半年後程度あとになる可能性が高いです。


長期債券については、株価の崩壊が始まってから買い始めても十分そうですね。



さて、みなさまどうでしたか??


総じて、今回の「平川さんまとめ」は当ブログの見解とかなり近いものがありました。


一方で、当ブログと違う意見であっても、しっかりとした根拠のあるものであれば、どんどん紹介していきますよ。


ただし、相場のファンダメンタルズ分析と、実際の投資戦略は別です


この点は私自身が投資家、トレーダーの立場から自身のリスクのもとで考えたいと思います。



本日の内容は以上です。



いつもお読みいただき、本当にありがとうございます。


今週も感謝を忘れず、人生を楽しみましょう~





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keroinvestment at 15:22│Comments(0)

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