117回目 アメリカインフレは本当に心配?第119回目 日本株の調整はどこまで?

2021年06月13日

118回目 株価の周期と調整幅を考える


こんにちは。ケロルです。


今週は少し長期的な目線で株式相場を見ていきます。



先に本日の要点:


1.周期的にはやはり2022年1-3月期に株価がピークをつけやすい。


2.「バブル+利上げ」が同時に起こると長期的な下落相場になりやすいが、2022年にこの条件がそろうかは微妙。メインシナリオは2014年以上、2016年以下の調整。


3.まだ日経平均は2021年の年間値幅を使い果たしていない。好況期なので基本的には秋から年末にかけて高値更新を期待する。




株式相場の中期的な周期を考える。


日本やアメリカの景気先行指数は引き続き好況期にあります。


今日はいつもと違ったグラフです。

景気先行指数の相対値を推移グラフにしました。

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3-4年周期の在庫循環で景気先行指数が動いており、これは株価とも連動しています。


また10年に1回は大きなリセッションが起きていますね。

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同期間の株価です。景気先行指数とリズム的には連動しているのですが、調整の深さはまちまちですね。


大きく値幅調整するときもあれば、月足レベルではほぼ横ばい調整で終わることもあります。


ここで重要なのは、2001年のITバブル崩壊、2008年のリーマンショックのように、長期的に下落するような相場になる前というのは、「バブル」と「利上げ」が同時に起こっています。


あとは、2016年、2018年は全然バブルではなかったですが、調整幅が大きくなったのは、利上げがあったためです。


次に日本です。

3

景気先行指数の上下は、アメリカよりもはっきりしていますね。


日本は製造業の占める割合が大きいので、より在庫循環に左右されやすい経済と言えます。


株価の上下もはっきりしていますね。上級者向けと言えます。


4


かなりアメリカの政策に依存しますが、特に2012年は政府・日銀の政策が緩和的ではなかったので、株価は低迷しました。


では、2021年ここからの相場はどうなるでしょうか??


まず周期的には、現在の強気相場は2022年1-3月期にピークをつける可能性が高いと考えています。

この点は以前から同じですね。


では一旦ピークアウト後の調整幅はどうなるのか??ですが、


バブルが発生しているか?という点は、難しいです。


アメリカのS&P500予想PERは、予想EPS(一株利益)が上方修正されることで、若干ピークよりも落ち着きを見せ始めています。


とはいえ、コロナ前のPER 18倍台から見れば、現在は21~23倍程度であり、相対的には割高、ただしITバブル時ほどは割高ではないという状況です。


したがって、バブルを抑制するためにすぐにFRB利上げを進める政策には少なくともならないと考えています。


また、現在懸念されているアメリカの物価指数についても、先週述べた通り、少なくともFRBが急進的に利上げを始めるという事は無く、ゆっくりと流動性供給を引き下げていくものと思われます。


つまり、2022年以降の相場として、ITバブル崩壊時やサブプライム住宅ローンバブル崩壊時のような酷いマーケットになるリスクはかなり小さいと思います。


ただし、景気先行指数の悪化局面に入れば、それなりにバリュエーション調整は起こるでしょうね。。


個人的なイメージですが、株価は2014年の景気減速局面よりは調整が大きくなり、2016年ほどは大きな調整とはならない、というくらいのイメージです。


日経平均株価の場合、15~20%くらいの調整局面が2022年にあると考えておきたいです。


まあその前に、2021年の日経平均相場は、まだ年間の値幅(期初価格の 25%程度)を使い果たしていません!

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基本的には好況期のため、秋~年末にかけて上値更新を期待するほうがよさそうです。


もし27000円水準が今年の安値なのであれば、高値34000円くらいが見込めるわけですが・・・そんなに行くかな?


もしかしたら夏から初秋にかけて27000円を割り込むような少し深めの調整があるかもしれませんね。



本日の内容は以上です。



いつもお読みいただき、本当にありがとうございます。


今週も感謝を忘れず、人生を楽しみましょう~





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keroinvestment at 15:16│Comments(0)

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