マクロ経済

2020年07月12日

【景気循環は回復期?】株価は2002年型か2009年型か?


こんにちは。ケロルです。



今週は以下3点から、株式相場全体を分析していきます。


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1.景気循環を見直そう!


2.FRBの金融政策と日米経済政策


3.需給やイベント、テクニカルパターン

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1.景気循環は一応回復期


(1)2009年型の調整と同じ?


久々に景気先行指数をお出しします。


2020年6月時点で、リーマン級の落ち込みから、回復期に入っています。


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今回は2018年2月から調整に入っており、


グラフ左半分の2.後退期、3.低迷期 に合計28か月滞在しました。


グラフの左半分では株価が軟調、


右側4.回復期、1.好況期で株価上昇基調となるのが普通です。



また、2007年~2009年のリーマンショックを含む大不況時では、


グラフ左半分に26か月滞在しました。



そう考えると、今回もリーマンショック後2009年4月以降の相場に近い環境なのかもしれません。


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リーマンショック後、景気先行指数はグラフの右半分「回復期&好況期」に21か月滞在しました。


今回もうまくいけば、ここから2年弱くらい、途中で深い押し目を付けながら、上昇する展開はあり得ます。



アメリカの中央銀行がお金を刷りまくっている状況も、当時と同じですね。

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したがって2009年型を中期的なメインシナリオとします。


なお今回「リーマンショック時は1年半も株価は下げたが、コロナショックでは3か月しか下げていない!」


という声が上がっていますが、実際に景気循環の観点からは、


リーマン危機時の景気調整は2007年1月~2009年3月まで


今回は2018年2月~2020年5月まで、



ほぼ同程度の期間、調整していると言えます。




(2)2003年型の調整もありうる??


一方、ITバブル後の調整との比較もしてみましょう。


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こちらも、グラフの左半分「後退期&低迷期」で推移した期間としては同じくらいです。



2000年5月以降2年弱の「後退期&低迷期」のあと、「回復期」に入っていきます。


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ただしITバブル崩壊後の時は、


「回復期」に入ってから戻り高値から▲30%の深い2番底調整となっています。


この理由は2点、「バリュエーションPERが高水準だった事」と、


「中央銀行の緩和が2009年や現代ほど大きくなかったこと」です。




(3)ここまでまとめ


ここまでまとめますね。


今後の中長期のパターンとしては、2009年型と、2002年型が考えられます。


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確かにリーマン危機後よりもPERはかなり高く、「割高さ」で言えば2002年型に近いのですが・・・


中央銀行の強烈な緩和が継続することと、


日・米・欧 先進国の財政出動余地もまだあると考えられるため、


2009年の様な相場になっていくのがメインシナリオと見ておきます。


もし金融政策・財政政策に限界が見えてきた場合は、2002年型の動きになるかもしれませんが、


まだしばらくは政策の限界が意識される可能性は低いと見ています。





2.FRBの金融政策と日米経済政策


マネタリーベースと株価


ここでは速報性の高いアメリカのマネタリーベースを基軸に話をしていきます。


アメリカのマネタリーベースとS&P500株価の相関性はとても高くなっており、


S&P500と日経平均の方向性は目先的には同じになると見ているため、


日本の株価を見るうえでチェックしています。


直近4週間はアメリカのマネタリーベースは減少しています。

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これはFRBのレポ残高や、中央銀行あてのドル供給量が減少したためです。


これらはこれ以上減少余地が小さいです。


また、MBSや米国債の買い入れは継続しているため、今後は横ばいから少しずつ増加方向に転じる可能性が高いです。


ただし、以前から繰り返し申し上げている通り、


FRBは長期金利(10年利回り)を0.5%~1.0%程度に誘導したいと考えているようです。


金利が下がると、民間企業はお金を借りやすくなる半面、


銀行収益が圧迫され、お金の流れが悪くなる可能性もあるからです。



現在かなり米国10年債利回りは0.5%に近い水準となっているため、


これ以上米国債をFRBが買い入れることは難しくなってきています。


レポ等も流動性逼迫(ドル不足)が深刻にならない限り、復活は難しいです。


したがって、新規で米国債が発行されない限り、マネタリーベースはしばらくほぼ横ばいに近くなると見ています。


次に追加の1兆ドルの追加財政出動による米国債発行を控えているようですが、


これが実現する時期について、注目しておくべきです。



逆に、財政出動と国債発行がすべて終了した時、それ以上FRBは金融緩和を行えなくなってしまいます。


将来的にそうなってしまい、景気の回復も思ったより進まないとなると、株価は再び大幅下落に見舞われる可能性が高いです。


政策が今は一番重要ですね。




3.需給やチャートパターンからは?


イマイチ最近、上昇時の出来高が増えませんね。


やや下落時の方が出来高が大きい事も考えると、やはり調整局面中なのだと思います。


また、ショートポジションが増えているか、というとそうでもなさそうです。


だからショートカバーが入ってもなかなか続きません。



という事で23,300円をすぐに上抜けるには、ワクチンが承認されるとか、よほどの材料が必要ですが、ちょっと期待できないです。


またマネタリーベースがこの時期しばらく横ばいになりやすい事や、


コロナ感染者がかなり国内外で増えていることも、調整を助長しやすいです。



参考に、先ほど挙げた 2009年の日足を見ておきますね。


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2009年3月にボトムを打った後、6月~7月に1か月で▲10%調整、


9月~11月にかけて、2か月間で▲18%調整をしています。



今回も、1か月、2か月の日柄を基軸に見ていくと、


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一応、6月前半に約9%調整はしたのですが、、


最大2か月間、レンジ調整をした後、一旦下に抜ける可能性は高いかな?と見ています。


その調整が1か月で10%程度の調整なのか、


2か月で▲20%の調整なのか、というくらいはリスクを覚悟しておいた方が良いかと思います。


▲20%くらい調整するとなると、買い場になる可能性が高いです。


スローストキャスティクスを使うと良いですね。



一方、先ほど2002年のパターンもありうるとお話しましたが、



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そうなる場合は、おそらく政策の限界論が台頭してきたときだと思います。


そうなりそうな時はまたこのブログで分析します。




今回の内容は以上です。


いつもお読みいただき、本当にありがとうございます。


今週も無理せず人生を楽しんで行きましょう~。




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keroinvestment at 18:57|PermalinkComments(0)

2020年06月20日

【再び波乱はくるか?】株価調整はどこまで?

こんにちは。ケロルです。🐸  


本日はスマホアプリからのアップです。



米国株価は月曜日寄りのSQ算出に向けてさげました。


Screenshot_20200620-212339

5日線や20日線を割り込んでいます。


MACDもまだ下げ傾向です。🐸


コロナ第二波懸念というのは後付けで、実際にはSQ絡みの無意味な上下動と見ていました。



ただ私は6月9日までの上昇から、現在は調整局面に入っていると考えています。


3か月弱の上昇に対して、同期間くらいはレンジや下降調整しやすいです。


週末米国株の下げが一時的かどうかは分かりませんが、


上は6月9日高値が意識され、


下は直近安値やボリンジャーバンド-2σが意識的されると思います。🐸


もうひとつ重要な観点。



Fedのマネタリーベースは、少し減ってる?😓


Screenshot_20200620-201245

これに株価が反応した可能性は高いです。😓


リーマンショック後、FedはQE1、2、3と、


約5年かけて合計3兆ドル以上マネタリーベースを拡大しました。



Screenshot_20200620-203006


またそれにあわせて株価は上昇してきました。



Screenshot_20200620-202959

かなり相関性が高いです。


なお、QE1が終わってマネタリーベースが頭打ちになった2010年には、株価は-15%調整しました。



QE2が終わった2011年には、株価は-20%調整しました。


いずれも欧州の財前リスク等で下げたと言われていますが、


やはりマネタリーベースが頭打ちになった要因が大きいと思います。


さて、今回3か月弱でFedは2兆ドルのマネタリーベースを増やしました。


空前のペースです。


Screenshot_20200620-201245


したがって空前のペースでの株価上昇となったわけです。


Screenshot_20200620-221937

さて今後ですが、このあとの調整局面では過去QE1、2が終わった後のパターンから、


高値から-15%とか-20%くらいの調整は可能性があると見ておきたいです。


ただしアメリカが追加の財政を可決し、米国債の追加発行をした場合には、Fedの米国債買い余力が増えます。


パウエル議長は長短金利差の縮小を恐れているため、


米国債の追加発行がない限り、追加で大幅な買い入れをしないつもりの様です。🐸


今後は米国債追加発行が早期に決まるかどうかが鍵になりそうです。


逆に、予算審議で揉めやすいこの時期が、やはり株価も調整しやすい時期と言えそうです。😓


一方、ダウンサイドのリスクとしては、やはり実体経済との乖離ですね。


QE1、2の時は、SP500の12か月先予想PERは14とか16倍でした。 


一方、まだ直近はグラフ反映してませんが、直近は予想PERが22倍くらいです。


perpbr_per_sp500_202003
ファンダメンタルズに回帰するのであれば、更に大きな調整もあり得ることになります。


さて今週の日経平均ですが、
直近はアメリカと同じ動きをしているため、アメリカを参考にします。


レンジか下落調整かわからないため、
ヘッジ売りはしっかりキープしつつ、


直近安値近辺から下はゆっくり買いを入れていき、反発では手堅く利確することにします。


日銀の1日1000億買いも効いてきます。


Screenshot_20200620-224124

レバレッジはかけず、自動売買的なやり方でゆったり安値買い&ヘッジ売りをやります。


長期的には、今後ファンダメンタルズへの回帰で深く長い調整に入るのか、


金融緩和が力業で支え、浅い調整で終わるのかまだ分かりませんが・・・


Screenshot_20200621-105957

Fedによる追加の米国債買い入れが行われるまでに、


やはり高値から-15%とか-20%の調整は覚悟しておきたいです。


日経平均の場合、高値から-15%だと上昇の半値押し19500円あたり、


-20%だと61.8%押しの18700円くらいです。


もちろんすぐには行かないと思いますが、調整局面では売りヘッジを確保しつつ、


ゆったり次の買場を待ちたいところです。🐸




おまけ、順張り集です。


指数は逆張り的なトレードが必要な場面は多いですし、


時間軸が長いトレーダーは特に逆張りは有効です。


私も指数は逆張りが多いです。 


一方、順張りが効きやすいのはマザーズ指数や個別銘柄です。


大型指数より変動が遅く、値幅は大きいです。


Screenshot_20200621-111954

マザーズの現物チャート。 


皆さまどうトレードしますか?


私は9日線を陽線引けで超えたら新規買い、


9日線を陰線で割れたら新規売り、


持ち合いを察知したらやらない。  


を基本にしています。


例えば今回の上昇、私は635円のときにマザーズETFを9日線超えで買い、


途中5日線割れで一旦手仕舞ったあと、再び上抜けを買い、結局1000円強まで持ちました。


直近は9日線割れを売って踏まされましたが、
水曜日にドテン買をして週末引けで手仕舞いました。


他にも私は7936アシックスを長年順張りトレードしています。


Screenshot_20200621-133708

9日線や5日線、ロウソクの線組をメインに、
自分なりにトレードロジックを作るとよいですね。


ただし決算前は避けたいです。



本日の内容は以上です。


いつもお読みいただき本当にありがとうございます。


欲張らず、少しずつ落ち着いていきましょう。🐸




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keroinvestment at 21:55|PermalinkComments(0)

2020年06月14日

【相場反転か?押し目か?】株式相場今後の展開を考える!


こんにちは。ケロルです。



今週もボヤキにお付き合いください。


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1.急落後の展開は?


2.今週以降の株式戦略!

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1.急落後の展開は?


(1)株価は急落!


先週のブログでは、様々なポジション指標やヘッジファンドの手口からも、


23,000円近辺で天井が近い事をお伝えしました。



また、9日線を日中終値で割り込んだ後は急落を警戒すべき事も、数週間前のブログから申し上げてきました。


では今後の展開を考えます。


まずはチャートパターンから。


200日線や20日線でいったんは下げ止まっています。


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ただし、チャートパターンからは更なる急落もあり得ます。


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三角持合いを上抜けた後、反落が始まると暴落するパターンは良くあります。


ましてや、現在は予想PERで言えば明らかな「超割高」なため、このような調整は十分可能性としてあります。


その後2013年の様にボリュームゾーンで下げ止まることもあれば、


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一旦ボリュームゾーンで下げ渋った後、更に暴落することもあります。

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FEDのマネタリーベースが最大の要因?


ただし、今回も同じパターンになるとは限りません。


現在はマネタリーベースを極端に増やしている状況だからです


2008年のリーマンショック以降、マネタリーベースと株価との相関性は非常に高いです。


今回は金融危機ではなく、お金を刷っただけでは実体経済は根本的には救われません。


ただし、金融市場の需給関係はいったんは実体経済とは独立して考えていく必要があります。

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もう少し詳しく見てみましょう。


直近数週間はFEDのマネタリーベース増加幅がほぼフラット化しています。


株価の下落は、FOMCをきっかけに市場がその点を気にしたからかもしれません。



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なぜこのところ、FEDのバランスシート拡大幅がフラット化しているのでしょうか?


景気回復が始まっているからと言われていますが、


最も重要な理由は、FEDが債券を買い入れすぎて、米国債市場の流動性低下をパウエル議長は気にしているためです。


日銀は既に発行済み国債の50%を取得していますが、国債流動性が著しく低下したうえに、


長期金利が下がりすぎて銀行収益が逼迫しているため、


日銀は昨年度の国債購入額を2013年当初の年間80兆円から、現在20兆円にまで絞っています。


なお今年は国債を大幅増刷することから、50兆円くらいまで増やすかもしれません。




一方、米国債は、各国の外貨準備や、アメリカ投資家の保有ニーズも非常に高いので、


市場全体の50%もFEDは買入できないと思います。


なお、今後財政第二弾がアメリカで発表される見通しです。


更に3兆ドルの米国債が発行されれば、FEDはそれを買い取る余力が生まれるため、


FEDはまたマネタリーベースを増加させていくかもしれません。



ただしパウエル議長は「トランプ大統領の言いなり」とはいえ、高名な学者です。


FOMC後の会見では「資産価格の上昇を気にしない」と言っていましたが、


実際は明らかにバブルを警戒しています。


今後は、FEDの米国債買い入れ余力が増えたとしても、


平常時はマネタリーベースを大きくは増やさず、金融市場が荒れれば米国債買い入れを増やす、といった慎重な調整をしていくと思います。


今後は金融政策をつぶさに見ていきたいです。




2.今週以降の株式戦略!


それを踏まえた今後の展開です


やはり「最悪の実体経済」VS「最強の金融緩和」でどちらが勝つのかわかりません。


シナリオを立てたうえで、チャートを使って戦うしかありません。


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シナリオ①


現在の位置で株価が下げ止まり、9日線を再び大証終値で超えてくるようであれば、また買っていきます。


ただしダブルトップを付けに行くかもしれないので、慎重に。


もしくはSP500が現在の200日線近辺で止まると考えるのであれば、ストップロスを置いたうえで、


SP500や日経の200日線近辺で逆張りで打診買いはありです。




シナリオ②(これが可能性高いかな?)


夏場は季節的な需給は弱く、大幅調整やレンジになることも多いです。


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夏場は材料に乏しくレンジになるのがシナリオ②です。


私はこの可能性が高いと見ています。


注意すべきは、ボラティリティが2018年や2019年の2倍、2017年の3倍くらいあることです。


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単純に例年夏場の持合いと言えば1,000円程度の上下を想像しますが、


今年はレンジが2,000円以上あってもおかしくはありません。


週足の重要な節目は21,000円近辺にありますので、


20,000円~21,000円を下値に狙いに行く展開は十分にあります。


材料的には、悪材料は山ほどあるのですが、上記の通り、アメリカの追加財政の交渉が難航するというのがあり得ます。


暴落に狼狽して、議会が追加予算を通し、FEDが買入を拡大すれば、株価は回復する可能性が高いです。


私は20,000円~21,000円程度までの一時的な下げを期待しつつ、自動売買で買い下がりを淡々と実行するつもりです。


自動売買に売りヘッジも入っています。



シナリオ③


ここから3か月で大暴落シナリオです。


再度お出ししますが、大暴落シナリオが実現した場合です。

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2018年は利上げ期間だったので、現在とは大分違います。


まあ今は「実体経済が最悪」なので何とも言えませんが、、、


このシナリオとなるのは、FEDが支えきれず債券需給が悪化し金利が上昇してしまう、


あるいは予想外の大型企業の倒産、連鎖倒産等が起こった場合でしょう。


あるいは更なる新興国デフォルトも起こるかもしれません。


(イタリア、スペイン、韓国のデフォルトはもう少し先だと思います。)



しかしFEDが買入を任意でできる以上、債券需給が悪化するとは思えないですし、


現時点で、今月にも大規模倒産が発生するシナリオも可能性は低いと考えているので、


一旦は20,000円~21,000円くらいは下値として固いのではないかと見ています。



問題は秋以降、財政&金融の限界や、大規模倒産、欧州や韓国のデフォルト等が出てくるかどうか、ですね。


波動的には年末にかけてもう一度下げると美しいのですが、、、



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今回の内容は以上です。


いつもお読みいただき、本当にありがとうございます。


今週も無理せず人生を楽しんで行きましょう~。




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keroinvestment at 15:27|PermalinkComments(0)

2020年06月07日

【超絶バブルは続く?】金融相場の想定パターン!


こんにちは。ケロルです。



過去の常識が通用しないバブル相場が続いています。



今週もボヤキにお付き合いください。


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1.ポジションから考える株価の今後!


2.今週以降の株式戦略!

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1.ポジションから考える株価の今後!


(1)今年の取引は散々です・・・


日経平均はウェッジを抜けてから、途方もなく上がっています。


私は、仕方なく逆指値で短期玉を猛烈に買いあがっていきました。


で、スウィングで売り上がっていた玉と相殺し、


結局先々週の鬼損切りと合計▲1M程度の損失でした。


もう情けなくて辛いです。



今年前半の失敗を順番に見ていきます。


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損益はざっくりの概算です。


1月:

24,000円近辺の高値ショート、これは良かったです。(+1.0M)


米国株も一部利食いました。(+3.0M)



2月:

22,000円台から買ってしまいました。その後20,000円台で鬼損切り(▲3.0M)&ショート(+3.0M)


米国株も押し目買いしてしまい、鬼損切りしました。(▲3.0M)


自動売買は高値で超強気買い設定だったため、(▲2.5M)の損切りしました。



3月:

何とかショートを利食い、補填しました。(+3.0M)


買いは自動売買以外できていません。


ダウETFは1枚ですが、奇跡の安値18,000ドル台で投げ売ってしまいました。(▲0.5M)


残り9枚は持ち越せました。



4月:

レンジで自動売買が結構利益になりました。



5月:

20,000円から売り上がり始めました。61.8%戻し 21,110円がMAXと考えていました。


が、抜けたので慌てて逆指値で次々買っていき、売りは大損切。(▲1.5M)



6月:


買っています。売りは完全に損切りしました。(▲4.5M)


アウトライトの買いは利確しました。(+5.0M)


3月以降の自動売買は売り超になっていた時期が結構あり、


実現益(+4.0M)に対し、含み損(▲5.0M)とかなり痛手となっています。



毎日夜中にレートが気になって苦しくなる割りに、



合計ジリ貧でしょうか・・・。



こんなに毎日が辛いのは久しぶりです。



泥沼にはまりそうなので、今後は取引を大幅に減らして休みます。。


その分、しばらくサラリーマンと筋トレ頑張ります。



トレードはいくらベテランでも、お金が減り始め悪循環に陥ると、どんどん減ることがあります。


そういう時は、休むことが一番大事です。



唯一利益なのがSP500 と ゴールドの積み立てのみです。。。少額ですが。。





(2)という事は・・・


もう一度今の現状を苦しいですが見てみます。↓


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5月に中途半端に入った売り上がりを鬼損切りした上に、


高値でロングして、23,000円で決済しています。


3月ボトム近辺と逆のことをやっています



3月は逆に買いを損切りした上に、


20,000円台以下で順次ショートをして、16,000円台で買い戻しました。


3月はそこがボトムになりました。



今回は、高値でロングし、23,000円で利食いましたので、この辺りが天井になる可能性が高いです。



つまり、トレーダーの追い込まれたポジションが無くなったところが、ピークだという事です。



因みに、私のポジションは、たいてい裁量系(機械でない)のヘッジファンドと似ています



案の定、5月後半から、ヘッジファンドの買いポジションが一気に増えています。


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今年はヘッジファンドの成績が全般的にかなり悪いです。


私が今ヘッジファンド・マネジャーだったら、今年は解雇されているところです。



Two Sigmaなどの優秀なAIファンドはとても儲かっているようですが。。



もう私のような学歴だけの文系人間(特に法学部とか)は金融業界で価値がありません。


子供のころから数学とプログラムと英語を専攻すべきでした。




(3)シナリオを再度検証


まずはチャートの形から。


月足調整C波動をすでに付けたのかどうかです。


既にC波を付け、強気波動第1に入っているシナリオ


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ただしこの場合、月足のC波動がたった3か月というのが、時間的なバランスが悪いです。




次に、秋以降の感染第二派などで世界的に株価が再調整する場合のシナリオ。


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こちらの方がチャートの時間的なバランスとしては美しいですが、


現在の力強い上昇と、「前代未聞の金融相場」であることを考えると、


もしかしたら既に強気波動第1波に入っているのか?という気もします。




また、前回ブログでお出しした、Breadth Thrust(ブレス・スラスト)が点灯してしまいました。


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これは強気相場の初動のサインになります。


ただし、2010年点灯後に「もみ合い」になったり、2015年には点灯後、2番底を試しました。


いずれにせよ、ここからは上値が限定されそうな材料はたくさんあるため、注意は必要です。




2.今週以降の株式戦略!


(1)調整に警戒しつつも・・・


上記の通り、私自身は自動売買と積み立て以外は控えていこうと思います。


筋トレ戦略です。笑)


今のメンタリティでは動けば動くほど、損失に向かう可能性が高まります。



冗談はさておき、想定パターンをいくつか考えておきますね。




【その1】2015年の様に、Breadth Thrust が発生後、高値圏でもみ合い、その後2番底にむかうシナリオ。

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なお、高値圏に注意すべき理由としては、以下があります。



①まずこの相場は個人投資家のコール買いと、業者のデルタヘッジの先物買い影響が大きい事。


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これも一旦ポジションがいっぱいになると、急激に上昇力が無くなります。



②プット/コールレシオは過去最低水準に肉薄しています。

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③ 今回の上昇では、すでにETFの投信会社のグロースセクターの玉は過去最高水準に達しています。

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④過去最大のショートポジションが溜まっていると言われていましたが、そこまでショートは溜まっていませんでした。

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さらに先週までで、おそらくショートからロングに転換したと思われます。



⑤ヘッジファンドのショートポジション調整は終わりました。

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⑥以前のブログでも申し上げた通り、長期的な金融緩和は、金融市場を助けますが、実体経済は助かりません。


中期的には、再び実体経済を懸念した売りは出る可能性が高いです。


また、実体経済の成長率は今後さらに低下するはずです。(長期的)






まあしたがって、上値が止まる警戒は十分にしておく必要があります。



【その2】既にリーマン後のような回復相場に入っている


じりじりと上げていく相場ですね。


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また、2019年の様に200日線を超えた後、じりじり上がり続けて、


過去最高値を更新してから暴落、というパターンも考えられます。



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結論として、高値警戒感は持ちつつ、米国株は200日線の上にあることから、



SP500は200日線近辺を意識してまずは「押し目買い」から入ってみるのが無難だと思います。


そのうえで、上下のレンジを形成してから2番底へ向かうのか、更に上昇するのかを見極めていく必要があります。



もしくは5日移動平均や9日移動平均を陰線終値で割れたのを見てから、売りで少し入ってみるのも手ですね。



日経平均は、現在SP500 と連動した動きになっているので、



しばらくは、同じタイミングで天底を付けると考えて行動したらよいと思います。




今回の内容は以上です。


いつもお読みいただき、本当にありがとうございます。


追い込まれる前に、先に先に行動しましょう。


休むことも大切です。では。




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keroinvestment at 13:08|PermalinkComments(0)

2020年05月30日

【強すぎる日経!】大反転か?バブルか?


こんにちは。ケロルです。



先週は一気に日経平均先物や金融・鉄鋼セクターの買戻しで相場は上昇しました。


株価の大幅上昇要因と、今後の展開について考えています。


今週もどうぞお付き合いください。



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1.強すぎる日経平均!今後のシナリオ


2.財テクバブル再来はあるのか?

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1.強すぎる日経平均!今後のシナリオ


(1)強烈な上昇!


日経平均は日足「上昇ウェッジ」(Rising Wedge)を上に離れ、急上昇しました。


現物+先物 合計で 14週間連続 売り越していた外人投資家がこの2週間、大きく買戻したようです。


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安値から2か月で、既に6,000円以上の上昇・・・


「10年に1度のクレイジーなボラティリティなので、戻りもクレイジーになると思いますよ。」


と3月に申し上げていましたが、ここまでクレイジーな上昇は想定できていませんでした。



では、この22,000円近辺の水準や、チャートパターンをどう見るか。


シナリオごとに考えていきます。




(2)現在の上昇が戻り相場の場合(いちおうメイン)


2点、重要な考察ができます。


まずはチャートの形から。


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三角持合いを上に抜けてショートカバーが急速に入った後、大きな下げに転換することが多いです。


今回は、「上昇ウェッジ」という一種の三角持合い相場を上抜けましたが、


この後数日~数週間の間に戻り高値を付け、トレンドが転換する可能性は高いとみています。



次に、フィボナッチから見ます。


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大暴落の後、4分の3くらい戻す場面は、実は結構多いです。


フィボナッチは50%、61.8%が大きな節目ですが、76.4%もあります。



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ただ私は、8,300円下落に対する4分の3も、2か月で戻せるとは思っていなかったので、


戻り目途のメインは20,200円~20,700円だと見ていました。


50%戻しの20,000円や、61.8% 21,110円くらいがせいぜいだと見ていたわけです。


ただ今回、22,000円まで来てしまいました。。


まだ短期的には上昇トレンドが崩れていませんから、更に一段高になる可能性もありますが・・・・


いったん高値を付けるような日足の形になった場合、トレンド転換には注意した方が良いです。


9日線を陰線終値で割ってくるとか、そういう形には注意したいです。




(3)メインシナリオを裏付けるデータ


そのほかにも、メインシナリオを補強する重要なデータがいくつかあります。



今はアメリカ市場と、日本市場が連動して動いているので、アメリカ市場のデータで検証しますね。



コールオプションの売買高は過去最高になっています。

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つまり、上方向への備えがかなりできているという事です。


これだけだと単なる上昇相場かもしれないので、もうすこし見ておきます。



プット/コールレシオで見ても、コールオプションの比率が過去のピークに達したあと、ここ2日ほど、反転し始めています。


今回の暴落相場でも、株価の大底よりも数日早く、プット/コールレシオが反転し始めました。


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(データはMacro Charts 様より)



あと上の表では、Breadth Thrust(ブレズ・スラスト) も見ています。


Breads Thrust は、(上昇銘柄数 ÷ 全銘柄数)の10日指数移動平均が、40%未満から、10営業日以内に61%を超えたときに成立します。


プット/コール レシオの過熱と、Breadth Thrust が同時に起こると、


大きな上昇サイクルの初動
を示します。



逆に、プット/コールレシオが過熱圏に入っても、Breadth Thrustが発生せずに、レシオが押し戻されてくると、


とても高い確率で、大きな調整に入っています。


今回はBreadth Thrust が発生していないため、反落パターンをメインに考えているわけです。




(4)今週の戦略


上記の通り、やはり戻り相場をメインシナリオと考えたうえで、戦いたいです。


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日足を見て考えましょう。



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似たような場面として、2018年9月末と、2018年1月を見てみます。


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三角持合いを上抜けて、急激なショートカバーが入った後、


9日線を陰線終値で割ったところから新規の売りを狙うというのは良いと思います。


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高値でもみ合いを形成した後に下がるのか、もう一段上に走った後にピークアウトするのか、


分かりませんが、とりあえず9日線割れから新規で仕掛ければ、比較的安全です。



(5)サブシナリオとして、以下のような強気の展開も考えておきます。



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しかしこの場合でも、今週の戦略としては同じです。


とりあえず、9日線を陰線終値で割り込むまでは、デイトレ買いでついていき、


割り込めばドテンショートに転じ、その後どこまで下がるかで、


次の中期の動きを探ればよい事です。


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S&P500も、日経が9日線割れをするまで、超短期では買いで良いと思います。


ただし大反転には警戒です。

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2.日本の80年代「財テク・バブル」の再来はあるの?



現在のS&P500 の1年先(21年3月末)予想PERは、2000年のドットコムバブル頂点近辺です。


既に大バブル状態なわけです。


1年半後の2021年12月末の予想EPS(1株利益)では、ゴールドマンサックスは強気の170ドル。


2021年末には過去最高益の予想ですね。。



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そこまで織り込むと、現在SP500の 3,050ポイントはPER 18.5倍程度です。


それでも十分割高ですが。笑


今後、金余り相場で更に大きな相場となる可能性についても、一応考えておきます。




強気の人と弱気の人?


現在は、バリュエーションやファンダメンタルズを気にしている投資家は、株を買っていません。


世界最大のヘッジファンド、「ブリッジウォーター」のレイ・ダリオ氏や、


ジョージソロスの「クウォンタム・ファンド」後継者のドラッケンミラー氏など、株に対してはかなり悲観的です。



私はジョージ・ソロス氏や後継者のドラッケンミラー氏、


竹田和平氏など、世界経済の激動を生き抜いてきた投資家の本を読んで育った世代です。


だから私も彼らと同様、株価を考えるにあたっては、


過去の歴史やマクロな経済循環、バリュエーションを考えて分析しています。



マクロ経済の観点からは、今は株に強気になりづらいのですが、


この史上最大の金融緩和や財政出動の影響が株価にいかに現れるのか、


マクロ系ファンドマネージャーも苦労しているのだろうと思います。




さて一方、ゴールドマンサックスやブラックロックは、


空前絶後の財政・金融政策を根拠に、割と強気な見通しを出していますね。


まあ富裕層に資産を預けてもらい、固定報酬がほしい手前、悪いことは言えないとおもいますが・・・


あとはムヌーシン財務長官もゴールドマン出身だし、ある意味運用会社が政府を誘導している感はあります。。




個人が鬼買い!


アメリカ、日本の個人投資家が、めちゃくちゃ株を買っているみたいです。

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アメリカ個人は、失業状態でヒマです。


でも給料以上の補償をアメリカ政府からもらえるので、今のところ、お金はあります。


お店は空いていないのでショッピングもできない。


そういうこともあり、手数料無料の証券会社でトレードが盛んです。


因みに、アメリカの4月個人消費は前年比 ▲13%と、歴史上最大の落ち込みでした。


一方、4月「個人所得」は、前年比+10% !!(笑)


最も大きいのは、政府が全員一律で1,200ドル給付したことですね。


これは一時給付ですが、失業手当は毎月もらえます。


失業者の多くがもともと低賃金だったため、


政府の失業保険や手当の方が、はるかにもらえるお金が多い状態です。


なお、政府の「3兆ドルばらまき」は、6月前半に使い切る予定です。


更に追加の「3兆ドルばらまき」が予定されています。



先週も書きましたが、アメリカの民間に流通しているお金は、


政府のばらまきのおかげで極端に増えています。


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更に、FRBが社債購入枠を大幅に増やしたことから、社債を新規に発行してお金を調達する会社も増えました。


そのため、政府のばらまき以上に、民間部門のお金の量は増えています。


余剰資金は、たんまりとあるわけです。


したがって、これから実体経済を全く無視して、


ずるずると、バブルが大きくなる可能性だってあるわけです。



日本も個人の買いが闊達で、マザーズは暴騰しています。


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このような上昇後は、マザーズも日経平均も一旦大きく調整していますが、


大きな相場サイクルの初動になっていることも多いので、注意してみていきたいです。




(4)空前の増刷で財テクバブルは起こるのか?


日本では1980年代、財テクバブルが発生しました。


金融緩和と経済成長による金余りで不動産に買いが殺到し、


会社、特に銀行がお互いの株を「持合い」、株式を買い上げていきました。


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株価が値上がったら洗い替え(帳簿上売却して、買い戻す)して、企業の利益として計上していました。



ただ今の日本は、いくらお金が余っていても、それだけではバブルにならないと思います。


既にバカみたいな量の内部留保が企業や金融機関に溜まっているのに、お金が動かない。


また、金融機関の持ち株規制も強く、人口が減っていく以上、不動産価値にも期待できません。





ただ、アメリカはどうでしょうか・・・?


金余りで、「自社株買いバブル」が今後加速すると、超株高もあり得ない話ではないと思います。


アメリカでは、FRBがジャンク債も大量に購入してくれるので、


格付けの低い会社でも低い金利で社債を発行してお金を調達できます。


金融機関も、最終的にFRBが買い取ってくれると思えば、ガンガン社債を買っていきます。


中央銀行と政府が全部リスクを引き受けるとか、もはや資本主義ではないですが・・・



で、調達したお金で自社株を買えば、取締役のストックオプションの価値は上がるし、株主も嬉しいので反対しません。


更にアメリカ企業は、他社の上場株式もたくさん持っています。


上場株式の評価増減を、利益に計上する会計基準を取っているのが普通です。


株が上がれば、利益に計上されます。


株数が減って、保有株式の上昇で利益が増えると、PERは割安に見えるため、更に買われやすくなります。


こういうわけで、株価が上がっているうちは、色々な会社がお互いに自社株買いで株価上昇のスパイラルが起こり、


アメリカ株は金融緩和の影響で大きく上がってきました。


もし株価が大きく下がったり、企業の本業が壊滅的な打撃を受ければ、


自社株買いをするために借りた借金が重くのしかかります。


株価下落と業績悪化がスパイラル的に起こるわけです。


だからアメリカは必至で政策をうち、企業の借金を助けているのですね。





(3)先週のトレード


1.デイトレ

①SP500 

②日経225 


もう「鬼買い」でした。回数が多くなったので省略。。



2.スウィング、ホールド系


①Nasdaq 100 は今週利食い予定。
 

②日経225
 
うねり取りの玉ですが、20000円と20500円のショートは21,000円手前で鬼損切りしました。


久々に吐きそうです。


その後、21000円、21,500円、22000円のショートと、


ヘッジで21,000円、21300円のロングを入れました。


更に上がっていくようだと、早めにヘッジ買い追加を入れつつ、徐々に弱りを見ながら、


ヘッジを抜き、次の下落を取れるように淡々と狙っています。


私が尊敬する日本の「相場師」たちは、みな逆張りです。


最近は「逆張りはバカだ」という風潮がありますが、とんでもない!!


的確な「買い下がり」「売り上がり」は最強の武器です。


逆張りで仕込み、大きな相場で利益を出すには数か月かけるのが普通ですし、


途中ヘッジ玉を抜き差ししたりするので、とても鮮やかな手法には見えません。


しかし、このような「泥臭い」「忍耐強い」日本古来の手法こそが、


私は本当に究極の手法だと思っています。


私が最終的に目指しているスタイルは、究極の「相場師」です。





3.自動売買(リピートIF DONE)


(1)GMOクリック証券CFD(0.1枚単位の小口。元手250万円)

先週は+10万円ほど利確しています。


自動売買と言いながら、手動で買いを入れました。

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①日経225 

買200円仕掛け、200円利食い
売300円仕掛け、300円利食い


②SP500

買20pt仕掛け、30pt利食い
売40pt 仕掛け、40pt利食い
=============

CFD自動売買の基本的な考え方は以下リンク先の通りですが、

今年は「仕掛け&利食いの間隔」を大きく広げ、売り設定も追加する作戦です


 





(2)マネースクエア 完全オートリピートIFDONE
(mini 1枚単位、元手300万円)

先週は買いを利食わず、利益0にしました。


ポジションは売りは利食えず、買いは貯めているので、実現益は出していません。

===============
設定:ミニ1枚単位(GMO証券の10倍)
①日経225 

売 400円刻みで仕掛、300円利食い

買 300円刻みで仕掛、
300円利食い
===================



本日の内容は以上です。



いつもお読みいただきありがとうございます。


今週も他人に惑わされず、信念をもっていきましょう。




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keroinvestment at 13:28|PermalinkComments(0)